歴史は人類最大のデータベース

 2026年となりました。この年末年始は長い休みだそうですね。ぼちぼち休みながらも、けどぼちぼち仕事しています。年賀状も初詣も無縁です。しかし、平日の騒がしい喧噪から離れて、研究データの整理や研究室学生さん達の卒業研究の書類を見ていたりすると、楽しいです。ゆとりは大事ですよ。ホントに。

 さて話は変わりますが、歴史は人類最大のデータベースです。歴史を学ぶことにより、どのように人生の進路を取り、どのように生きていけば良いかが分かります。・・・なーんてこと言いながら、学んだことが行かせずに世渡りが下手な私です。けど、何とか生き延びてきてマネージメント世代になったのですから、のんきなことも言ってられません。

 日本の歴史で最も人気があるのは、戦国時代ですよね。個性多彩な戦国大名達が割拠する時代ですね。しかしながら、割とストレートで分かりやすい時代に見えて、歳を取るにつれて興味が薄れてきています。

 私がこのところ魅力を感じて止まないのが、そのちょっと前の時代である室町時代中期です。室町時代と言えば、室町幕府という足利将軍を筆頭にしながらも、大きな力を持つ有力守護大名達の連合政権による時代であり、争いに事欠かなかった時代です。そんな時代を、権謀術数を駆使しながらも世を治めてきたことに大変魅力を感じます。魅力を感じるものというのは、自身に足りないものです。

わりと面白いです。

 さらに遡った鎌倉時代は、一見すると結構エグい権力闘争の時代です。エグいなーと思いながらも、結果として鎌倉時代には全国的な騒乱は見当たりません。全国に波及した霜月騒動も、歴史的に見れば一瞬の出来事ですもんね。エグいながらも、最小限の被害で済ませて世を治めてきた北条執権体制にも魅力を感じます。しかしながら、人生の参考にするにはこのような権力集中体制は違うかなと思います。

 その点、連合政権的な室町時代は勉強になります。三代義満、六代義教、八代義政と、トライした政治は大差ないように思えますが、結果は大きく異なります。明徳の乱応永の乱は権力強化に繋がったのに、嘉吉の乱応仁の乱で大失敗です。この差は何なんだろうと。学び得て政治家になるつもりはありませんが、せめて身の回りの小さな世を治められるようにならないとです。

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