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フィリピンへの旅 (4/4) ~ 帰国へ ~

 4日目3/13(木)は帰路でした。早朝に宿舎を後にして、ニノイ・アキノ国際空港へと向かいました。車社会ですから、早く出ないと渋滞に遭いますので。

広いチェックインロビーです。

 チェックイン時、セブ島から一日おいて出発でしたので、カウンターの方から”Are you working at an airline?”なーんて聞かれました。最初は何を言っているのか??分かりませんでしたが、”No, No, I’m just a passenger.”と答えました。そう見えた・・・のかなぁ?

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第1種放射線取扱主任者講習

 SAGA-LSを終えて3月最後の一週間は、東京で第1種放射線取扱主任者講習です。

 夏に受けた試験合格したやつです。合格率は32.3%だったそうです。ただし、試験合格だけでは第1種放射線取扱主任者にはなれなくて、続くこの法定の資格講習を受けて修了する必要があります。第1種のは以前受けた第3種と違って5日間の長丁場となりますので、なかなか校務との都合が合わず、年度末の東京となりました。

 スケジュールは5日間、座学に実習とびっしり詰まっています。普段の学生さん達の生活と同じです。歳と経験値のせいか慣れた感もありますけど・・・、うーん、さすがに毎日はしんどいかな。

会場の日本アイソトープ協会です。旧理化学研究所の建物で趣があります。
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なごり雪とSAGA-LS

 先週の卒業式では無事卒業生を送り出しました。

 一抹の寂しさの感傷に浸る時間もなく、週が変わって早速新シーズンのスタートです。

 一発目の今週はSAGA-LSで実験です。前回来、佐賀大学のビームライン(BL13)を使用させていただいています。ここ半年間は装置のupgradeのために使用できませんでしたが、それも完了して、そのこけら落としのユーザーとして使用することになりました。来月からは新年度で開講です。我々高専の者達にとってまとまった時間が取れるこの春休みは、実験の稼ぎ時です。開講してしまえば、時間が取れません。

 ただし、目下九州は寒波が来ており、外はなごり雪です。暖かさのとのせめぎ合いで、空からはみぞれです。

なごり雪です。

 ところで、佐賀県はいつもながら攻めていますね。

佐賀は佐賀は~♪
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2024年度卒業式

 3/14(金)は2024年度の卒業式でした。今年度はいつもの校内体育館開催とは異なって、大牟田文化会館で挙行されました。郊外の有明高専と違って、大牟田駅のすぐ近くで交通至便です。大牟田市の市街デザインはちょっと変わっていて、駅目前にメイン国道208号が通っていて、これに沿って市役所、銀行、そしてこの文化会館など主要施設が並んでいます。繁華街(大正町など)は、逆側のJR&西鉄の複々線を越えた西側にあります。街の真ん中を複々線が貫いているんですよね。踏切事故がよく話題となる広島県の者としては不思議でならないところです。

 さて、式は午後からでした。午前中は研究室のエアコン工事で養生と足場構築を監督するために、校内にいました。失礼ながら、業者さんはさすがプロですね。この狭い研究室によく足場を構築されました。

さすがプロの仕事の足場です。

 監督終了後、急いで文化会館へと向かいました。これまでの体育館開催では教職員が総出で準備していたのですが、今回は先方の方達が準備してくださるので、特に事前用務はありませんでした。

メカニクスコースの卒業証書です。
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株式会社旭製作所本社工場見学

 2/20(木)は株式会社旭製作所(AG!)の本社工場を見学に行ってきました。旭製作所はガラス製理化学機器のメーカーです。化学で使用するフラスコや蒸留器などが身近な例です。熊本県荒尾市に本社があり有明高専から遠くない立地ですが、同分野では世界的シェアを有する企業です。

 上記の機器を製作するためのガラス加工は正に職人技で、化学を専攻している学生さん達の中にはその魅力にハマってしまう人も少なくありません。応用化学出身の私には非常に身近な存在であり、学生時代は研究室で必要なガラス加工をしたものです。ま、下手でしたけど。一方で、電気電子工学を学んでいる研究室学生さん達にとっては珍しい存在と思います。

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∩(´∀`∩) 7E 福田 旺土君、有明高専特別賞受賞!! (∩´∀`)∩

 本日2/19(水)は終業式でした。全クラスオンラインで繋いでの全校集会にて、7E 福田 旺土君が有明高専の特別賞を他コース3名と共に受賞したことが公表されました。3年間の研究室生活における学会受賞3回(これこれこれ)の実績が高く評価されましたっ!!

\(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/

 正に不断の努力の賜物です。

我が有明高専の誇りです。
校長先生を交えて研究室全メンバーで記念写真です。
誇らしげです。

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卒業研究と絆

 週明けで後期は終了し、春休みとなります。2024(R6)年度が終わります。目下卒業研究はまとめの時期です。

 この週末まで、7Eは専攻科研究のまとめ、6Eはその中間報告、5Eは卒業研究のまとめ、4Eはそのレポートと各学年大忙しでした。今期の鷹林研究室は全ての学年が揃っているため、日夜大忙しでした。今週末で全ての書類を済ませることがてきまして、ほっと一息のところです。

 高専は大学と違って、通常授業日程と併行して研究活動が進んでいきます。高校&大学で7年間かけて学ぶところを、5年で済ませようとしますからね。仕方がありません。7Eくらいになって、ようやく研究に専念できる時間的余裕ができます。ですから、研究室に皆で集うのは容易ではありません。同じ研究室に所属しておきながら、違う学年、つまり先輩・後輩を知らないというケースも出てきます。

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専門分野ってどうよ?

 自分の専門分野を語れる人はすごいと思います。昔、学会でとある先生が「それで10年メシを食ってから専門と言え!!」と仰っていたのを忘れません。

 さて私ですが、

半導体と言うほど半導体でもなく、

プラズマと言うほどプラズマでもなく、

化学と言うほど化学でもなく、

物理と言うほど物理でもないです。

ついでに品質管理がちょっとあります。

 そんな私の専門分野って何だろう・・・。

 「何研究してますか? 専門分野って何ですか?」に対して、答えられない私です。

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研究室業績(2020/4~2024/12)

 有明高専において、鷹林研究室創設以来の研究業績をまとめてみました。この教員鷹林の部屋ホームページの記載内容と同じですが、PDFに書類としてまとめてみました。

 多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれでしょうが、ぼちぼち頑張っているつもりではあります。

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研究室同窓会と第28回プラズマ・核融合学会 九州・沖縄・山口支部大会

 12/21(土)は、博士後期課程時代の研究室である大阪大学 大学院基礎工学研究科 中戸 義禮研究室の同窓会でした。コロナ前の前々回以来7年ぶりの対面の会となりますので(前回はオンライン)、とても楽しみにしていたんですが、前日19(金)に風邪でダウンとなりました。大阪まで行ける体力もなく、残念至極でした。切符も払い戻ししました。不覚この上なしでした。

 幸いオンラインで参加できましたので、画面を通じて皆様にご挨拶できました。中戸研の同窓会は約3年毎に行ってきており、今回が4回目でした。先代教授の故坪村 宏先生からのメンバーを含みますので、基礎工の第1期生(中戸先生もそう)から始まる幅広い年代で構成されています。

 ただし通常の同窓会と違って、中戸研の同窓会はパーティー形式ではなくて、セミナー形式です。諸先輩方のご講演の後に学食でちょっとしたものはありますけど。登壇される諸先輩方は、無論、この社会で名を上げた大物ばかりです。私もいつかはこの舞台に立てるような実績を上げたいなと思う次第です。登壇のレベルは、私の中では最高峰に位置します。どんな国際会議も相手にはなりません。

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大阪公立大学 呉 準席先生ご来校

 12/10(火)は、今年度第2/2回目のGE講演でした。今回は大阪公立大学呉 準席(お じゅんそく)先生をお招きました。とはいっても、呉先生とは先々月に玉名温泉でご一緒していますので、間を開けずに再度九州までお越し頂きました。

 呉先生は韓国のご出身です。韓国の光雲大学 大学院修士課程を修了後、日本に留学され、京都大学で博士号を取得されました。その後、英国リバプール大学、高知県の高知工科大学、愛知県の名城大学を経て現在、大阪府の大阪公立大学 工学部 電子物理工学科で教授をされています。大阪公立大学は2022年に、大阪市立大学と大阪府立大学が統合されてできた公立大学です。

 呉先生には長年お世話になっており、今回のご無理も快く引き受けてくださいました。感謝感激です。

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2024年度応用物理学会九州支部学術講演会(2/3)

 今回の支部大会ではオプションで、沖縄科学技術大学院大学(Okinawa Institute of Science and Technology, OIST)への見学ツアーが組まれました。OISTは、大学院大学の一つです。大学院大学とは、学部組織を持たず大学院のみで構成され、研究に特化した組織です。同様の組織に石川県の北陸先端科学技術大学院大学(Japan Advanced Institute of Science and Technology, JAIST)と奈良県の奈良先端科学技術大学院大学(Nara Institute of Science and Technology, NAIST)があります。中でもOISTは最も新しく、最も日本政府が力を入れている国際的な機関です。

 OISTは、琉球大学よりもさらに離れた沖縄県国頭郡恩納村にあります。遠くて普段訪れる機会はないので、ツアーに参加してみました。

入口から全体を見渡します。
建物入口です。
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