ISATE2023の旅 (1/3)

 今週は、島根県松江市において開催されるISATE2023 (16th International Symposium on Advances in Technology Education for Engineering Education、第16回国際工学教育研究会)へ参加しました。ただし、今回の会議はいつもの研究関係ではないです。日頃行っている授業教育成果を発表するもので、有明高専代表として行きました。せっかく高専教員やっていますから、この手の会議には一度出てみたかったです。大学では経験できないことです。

 さて、移動です。いつものように新大牟田駅からスタートです。早朝からの移動となりました。新幹線通勤の人達もままいて、日中よりもホームには人が多かったです。向かいのホームに下りのつばめ号が入ってきました。ただし800系ではなくて、日中はさくら・みずほ号に使用されているN700系が使用されていました。忙しい早朝ならではですね。

向かいの下りホームに、N700系バージョンのつばめ号です。

 こちらは間もなく入って来た800系のつばめ号に乗って、あっという間に博多に着きました。博多でみずほ号に乗り換えて、岡山駅を目指します。

博多駅で乗り換えです。

 それでまた、あっという間に岡山駅に着きました。ここで在来線の伯備線(ただし、分岐の倉敷までは山陽本線)に乗り換えです。2番ホームで待っていると、反対側の1番ホームを貨物列車が通過していきました。山陽本線は物流の大動脈ですからね。

反対の1番ホームを貨物列車が通過します。

 逆に向かいの3番ホームには、赤穂線の普通電車がいました。岡山駅は中国地方の一大ジャンクションです。115系電車ですが、短編成化のために中間車を運転台に改造した改造車でした。真っ平らな顔となっています。奥の四国ホーム方面ホームには、高知行特急南風号アンパンマン列車が入ってますね。新幹線しかない広島駅を擁する広島人としては、華やかさが羨ましいです。

向かいの3番ホームには、赤穂線115系改造車です。

 そうこうしていると、ホームに目的の特急やくも号が入ってきました。振り子車381系です。残念ながらパノラマグリーン車のないタイプですね。YouTubeで大夫予習しましたけど。もっとも今回は仕事山積で余裕のない旅ですので、普通車で普通に過ごします。

入線してきました。381系です。

 ホームにはたくさん人が並んでいました。列の先頭にいながら「やくも号人気だなー」と思っていると、その列から実際に乗ったのは私くらいでした。そう、彼らはすぐ次の山陽本線普通電車を待っていたのでした。そりゃそうですよね・・・。

途中の松江駅まで向かいます。

 さて出発して間もなく、分岐の倉敷駅に到着しました。前職の頃は、よくお出かけしていたので見慣れた駅ではありますが、伯備線側からは初めてです。向かいの山陽本線2番ホームに貨物列車が止まっていました。倉敷という都市は、美観地区という観光地区と水島という一大工業コンビナート地区を両方抱えています。両地区の距離はだいぶ離れているとはいえ、ちょっと変わった都市構造です。

向かいの2番ホームに貨物列車です。

 貨物列車の先頭車はディーゼル機関車DD200です。つまりこの列車は、ここから電化されている山陽本線を離れて水島臨海鉄道に乗り入れて、水島方面へ向かいます。

水島臨海鉄道に乗り入れるのですね。

 というわけで倉敷駅を離れると、やがて来る怒濤の仕事ラッシュに備えて、休息しました。さすが381系ですね、カーブでより傾いているのを感じました。公園や遊園地のゆりかご遊具に乗っているような感じでした。

 目が覚めてしばらくすると、中間の新見駅に着きました。新見市は、中国地方山間部の中心都市の一つです。

新見駅での車窓から。

 で、また休んでいると、列車はいつの間にか分水嶺を越えていて、車窓からの川は進行方向の北側へ流れていました。山陽で育ち、太平洋側で人生を送ってきた私としては、山陰日本海側へ来て川の流れが南向きから北向きになっていることに、ものすごく違和感を覚えます。東西は気にしないんですけどね。

 ゴロゴロしてようやく目的の松江駅に着きました。会場の松江テルサは松江駅の目の前でした。

会場の松江テルサです。すぐ奥に松江駅が見えます。

 とりあえず受付を済ませました。出番は翌日です。

がんばります。

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