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保身とは何か?

 「保身」という言葉は、良い意味で使われることはありません。しかしながら、世の中にはそう見えてしまう、ないしそう断言せざるを得ないケースが多々あります。良い意味ではない言葉が何故このように多く使われるのでしょうか?

 それは、「能力もないのにその地位に就いている」ということが根本かなと思います。年功序列とかで。日本の組織ではありがちです。ならば潔く辞すれば良いとなりますが、そう簡単ではありません。それは、その人は能力がないのですから、その地位をなくすと生きていけないかもしれないからです。生存本能ですね。能力に相応しくない肥大化したプライドもあるでしょう。

 保身はベクトルを狂わせます。本来顧客、アカデミックで言えば学生さん&保護者、の方を向いていなければならないベクトルが、我が身と組織内政治に向きます。そうして行くうちに、組織は次第に腐敗していきます。大企業や親方日の丸組織にありがちです。自身の腐敗ごときで大船は沈まないと思うからです。何かをすると目立つし、しんどいから、何もせず黙って定年まで過ごせればOKみたいな。

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九州の新幹線

 ISSS-10では、新大牟田駅から九州新幹線小倉駅へと向かいました。在来線で大牟田駅からも行くことができます。先の門司港駅までの直通列車もあり、快速便もあります。今回は時間が制限されていましたので、新幹線で向かいました。

 しかしながら途中で乗り換えを要しました。久留米駅でさくら号に乗り換えなければなりませんでした。つばめ号は博多駅までしか行きませんから(※早朝夜間の数本を除いて、乗降客の少ない新大牟田駅には各駅停車のつばめ号しか停まりません)。早朝の一本を除いて、「九州」新幹線であるのに小倉まで直通で行けません。小倉は九州で、堂々旧豊前国の中心です。不便です。なお乗り換えは、2面2線でホーム移動の必要ない久留米駅が便利です。

 小倉‒博多間は山陽新幹線で、JR西日本の管轄です。博多駅で必ず乗務員交代があります。しかしこれは運営側の都合上で、乗客にとっては関係ないことです。同じ九州、同じ県内なのに不便です。

陽も落ちてきたISSS-10の帰りの小倉駅新幹線下りホーム。博多行のこだま号に列を成しています。小倉から博多へ向かう乗客は多いです。
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National Border

 さらにGEC2024でのお話です。空いた時間にトロリーに乗って、メキシコとの国境(National Border)に行ってきました。トロリーの南の終点San Ysidro駅が国境地帯手前になっています。島国日本では経験できないことですね。

 トロリーはPetco Parkのあるダウンタウン地域を過ぎると、郊外になります。風景も一変して、ちょっと大丈夫かなぁ((((;゚Д゚))))という感じになってきます。

 しばらく乗り続けて、終点San Ysidroに着きました。降りて少し真っ直ぐ歩いて行くと、メキシコとの国境でした。出稼ぎやちょっとした観光などで国境の行き来は多いようです。通貨両替ができるお店がある一方で、両国の通貨が使えるお店もありました。

San Ysidro駅に着きました。すぐ先がメキシコとの国境です。
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For the Faithful

 時を遡って、GEC2024@サンディエゴのお話の続きです。10/3(木)の会議を終えた夕方に、同行した先生方と一緒にメジャーリーグを見に行きました。ちょっとお高かったので、学生さん達はお留守番ということで。サンディエゴと言えば、パドレスですね。ダルビッシュや松井 裕樹が所属しているチームですね(※本日の試合では出場はありませんでした)。

 今シーズン、パドレスはナショナルリーグ西地区ドジャースに次いで2位で通過し、ポストシーズンのワイルドカードシリーズ出場権を得ました。そしてアトランタ・ブレーブスとの試合を重ねて、この日を勝てばディビジョンシリーズに進んでドジャースと対戦できることになります。

 実はパドレスはワールドシリーズを一度も制覇したことがなく、「For the Faithful」を合い言葉に、今年こそはと盛り上がっていました。パドレ(Padre)という言葉はスペイン語で神父という意味ですので、そのファンを信者(faithful)としているわけです。

 会場であり本拠地であるPetco Parkは、トロリーで行くことができます。Gaslamp Quarter駅もしくは12th & Imperial駅で降りて少し歩くと着きます。交通は至便です。車社会のアメリカでは異色ですね。

本拠地Petco Parkです。
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企業と高専

 何回か投稿しています(これこれ)が、各高専には企業のサポーター集団みたいな組織があります。有明高専では、有明広域産業技術振興会という名称です。会には、地元大牟田・荒尾の企業を中心に100社を超える企業がメンバーとなっています。

 目下、少子高齢化を主要因として、世の中は人手不足が社会問題化しています。各企業においては、人材確保は非常なる死活問題と化しています。「仕事はたくさんあるんだけど人手が足りない!!」という声に満ち満ちています。受注を断らざるを得ない状況だそうです。

 逆の視点から見れば、学生側としては売り手市場です。学生達を預かる学校・教員側としては助かります。

 しかしながら、教員は只々お茶を飲んで佇んでいてはならず、企業とコミュニケーションを常にして、世の中のニーズや動向の情報収集に努めていかなければなりません。そして得た情報を教育活動へとフィードバックしてUpdateに務めていかなければなりません。人材は頭数があれば良いというものではありませんから、どのように学生達を導いていくかという試行錯誤の日々は終わりません。

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バスセンターと駅

 カレーで有名な新潟の万代シテイバスセンターは、信濃川沿いで市内繁華街に近くにあります。万代シテイという複合商業施設の中心にあります。新潟の街頭インタビューでよく出てくる場所ですね。新潟駅から歩いて行けない距離ではないですが、少し離れています。個人的に、大阪の千里中央に雰囲気が似ています。

万代シテイです。千里中央に雰囲気が似ています。

 しかしながらバスセンターは、現在の視点からは狭い感があります。天井も低めです。センター内に全てのバスは入れず、周辺の道路沿いにもバス停が点在しています。

 応物会場の朱鷺メッセへは、新潟駅から万代バスセンターを経由するバス(佐渡汽船線)で行ったのですが、気になる点がありました。それは、バスが右折でセンターに入らなければならない動線です。これでは交通渋滞を引き起こすよなと。広島バスセンターはその点動線が整理されています。歴史は似たようなものですが、違います。

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運転免許更新とJAF20年

 先日、運転免許更新に熊本県運転免許センターへ行ってきました。ずっと無事故無違反のゴールド免許ですので、5年ぶりの更新です。ただし、前回の免許更新は、広島県福山市にある広島県東部運転免許センターで行いました。その前は宮城県仙台市の宮城県運転免許センターででした。さらにその前は広島県広島市の広島県運転免許センターでした。免許更新の度に引っ越すので、常に住所変更の裏書きありの免許です。

運転免許センターという建物は、何故かどこも豪勢ですよね。
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第一種電気工事士と認定電気工事従事者

 今R6(2024)年度から第一種電気工事士試験は、第二種と同じく年2回(上期と下期)行うこととなりました。電気工事士は近年の少子高齢化により不足が懸念されているため、社会的ニーズが高い資格の一つです。かくいう私は以前報告の通り、電気系で教えていることあって受験しまして、上期試験で合格したわけです。ヘルニアのおまけ付きでね。九州地区においては、学科試験の合格率が58.4%、続く学科試験合格者による技能試験の合格率も偶然に同じ58.4%ですから、最終合格率は34.1%の狭き門でした(※電験合格者は学科試験免除ですが、その数は非公開ですので単純計算しました)。

 電気工事はもちろん危険を伴うため、電気工事士法により規制されています。たとえ自宅においても、違法となります。第二種は、電力会社から低圧(600 V以下)で受電する場所の配線や電気使用設備等の一般用電気工作物等の電気工事の作業に従事することができます。その上位資格である第一種は、第二種の範囲に加えて、自家用電気工作物のうち最大電力500 kW未満の需要設備の電気工事に携わることができます。

こちらは第二種です。
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放射線取扱主任者試験

 8/21(水)と22(木)の2日間にかけて、第1種放射線取扱主任者試験を受けてきました。会場は、福岡市内の中村学園大学でした。以前第3種は講習で取っておいたのですが、第1種を取ると毎年の放射線業務従事者講習を受けなくても良いことを知り、受けてみることにしました。

会場入口です。

 SAGA-LSSPring-8などで放射光分光実験をする際には、放射線業務従事者の資格が必要です。放射光分光により発生する放射線は「密封線源」と呼ばれ、放射線源(放射線発生装置)が裸ではないものです。装置はスイッチ入れないと動かないですからね。元素そのままを裸で用いて常時放射線が出ているものは、「非密封線源」と呼ばれています。扱うのは密封線源だけなので第2種で十分なのですが、毎年の放射線業務従事者講習がめんどくさいので、第1種に挑戦することにしました。

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Wireless earphoneとCommunication tool

 最近wireless earphone (無線イヤホン)を買いました。Bluetoothのやつですね。幼いときからイヤホンは耳に良くないと言われて育ってきたので、これまでイヤホンのある生活はほぼ無縁でした。10代の頃だったか、Walkmanをお年玉かなんかで買ったのですが、結局馴染めませんでした。ていうか、音楽をいつも聴く趣味ないし。まあ、メカに対する興味本位のことです。

 とはいえ、コロナ禍のためにオンライン会議が普通になりまして、外で会議に参加したりするときはさすがにイヤホン、というかマイクも付いたヘッドセットが必要となってきましたので、とうとう購入に至ったわけです。でも、まあ使ってみると、イヤホンの進化ってすごいですね。外の声も聞こえるopenear型ながらしっかり必要な会議音声も聞けます。

技術の進化はすごいですね。
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お盆: 草千里ヶ浜~高千穂峡~通潤橋への旅

 怒濤の如く前期が終わりました。5年生は前期末試験が終わっても卒業研究のポスターと設計のレポートが同時に課されていました。共に前期最終日8/7(水)が〆切でしたので、最後まで気が抜けませんでした。

 卒業研究のポスターは毎年恒例のものでしで、棟の階段の壁に沿って各研究室毎に掲示されているものです。我が研究室の5年生は今年度は3名なので、各自一枚ずつ計3枚用意しました。昨年度のものは卒業生達へプレゼントです。

 前期終了後は直ちにお盆休みに入りました。しかしながら、仕事は減るどころか増える一方ですので、普段通りです(ノД`)。それでも8/13(火)は遠路来た一族の者たっての要望で、高千穂峡に行きました。

 まずは草千里ヶ浜に寄りました。どうせ阿蘇を抜けていくからと。私は2回目ですが、お息子さんは初めてでした。

お息子さんにも不思議な光景です。
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