有明高専において、鷹林研究室創設以来の研究業績をまとめてみました。この教員鷹林の部屋ホームページの記載内容と同じですが、PDFに書類としてまとめてみました。
多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれでしょうが、ぼちぼち頑張っているつもりではあります。
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有明高専において、鷹林研究室創設以来の研究業績をまとめてみました。この教員鷹林の部屋ホームページの記載内容と同じですが、PDFに書類としてまとめてみました。
多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれでしょうが、ぼちぼち頑張っているつもりではあります。
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2025年1~7月の学会参加予定です。
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この夏休み8月に実施された第1種放射線取扱主任者試験に合格しましたっ!! 続く法定の資格講習をこなせば、第1種放射線取扱主任者になることができます。この資格は、放射性物質の取り扱いに関する最難関で最上位の資格です。
SPring-8やSAGA-LSなどの放射光実験施設に入るには、放射線業務従事者という資格が必要です。これは毎年法定講習を受けることで取れます。しかしながら毎年毎年めんどくさいので、第1種取れば受けなくても良いことを知り、受けたみたわけです。
・・・が、勉強不足とはいえ、絶対に落ちたと思っていました。
試験からしばらく経った昨日、家に帰ると、簡易書留が来ていました。何これ? 合格証在中?
受かっているではないですか!!
エネルギーコース版です。
というわけで、まあ、頑張っていきます。
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2024年11~12月の学会参加予定です。
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先立つ9/25(水)に福岡国際会議場にて開催された「第15回半導体材料・デバイスフォーラム」において、本研究室7Eの福田 旺土君が、ポスター発表優秀賞をいただきましたっ!!
\(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/
対象発表は、
氏名: 福田 旺土
講演番号・題目: P3-16・光電子制御放電プラズマによるグラフェンの構造制御
共著者: 篠原 正典2, ⾼橋 和敏3, 鷹林 将1
(有明高専1、福岡大学 工学部2、佐賀大学 シンクロトロン光応用研究センター3)
です。
エネルギーコース版です。
福田君は、研究室在室中3回目の受賞となります(1回目と2回目)。研究室最上級生として、後輩達の良いお手本です。
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AVS(旧名 アメリカ真空学会)の学術誌Journal of Vacuum Science & Technology Bに論文を出しました。純有明高専産第1号です。こちらに来て5年目、研究室を立ち上げてようやくです。
R. Tsukazaki et al., J. Vac. Sci. Technol. B 42, 034201 (2024).
です。
タイトルは、「Plasma confinement by an optoelectronic system (光電子システムによるプラズマ閉じ込め)」です。光電子制御プラズマを使うと、プラズマを閉じ込めることができたというお話です。プラズマは電離した気体で、全体として電荷中性の状態のことです。プラズマは漠然と広がったもので、その位置制御は困難でした。非常に大きなスケールにはなりますが、核融合でもプラズマを如何にして閉じ込めるかが課題の一つです。今回、その閉じ込めを光電子制御プラズマで圧力制御をすることにより達成できました。この現象により、新たな気相化学反応場の構築が期待されます。
おまけにEditor’s Picksの一つにも選ばれました。これはマンガ雑誌で言う巻頭カラーのことで、とても名誉なことです。初めてのことです。
第一著者は、卒業生(創造工学科 エネルギーコース 第3期生)の塚嵜 琉太君です。彼の偶然の発見から全てが始まりました。電流‒圧力特性というPaschenの法則宜しく、基本的な実験スキル練習の中で見つけたものでした。これまで10年以上二桁の多くの人達がこの光電子制御プラズマに関わってきましたが、誰も気づきませんでした。正にセレンディピィティーであり、それは実験化学者として最も誇りに思うことです。
塚嵜君の卒業後、第二著者である現6Eの内藤 陽大君が後を継いでまとめ上げてくれました。第三・第四著者の古賀 永君と福田 旺土君(現7E)は塚嵜君の同期として、装置立ち上げに尽力して頂きました。第五・第六著者の田辺工業株式会社 加藤 直樹様と渡辺 貴之様には議論と多大なるサポートをいただきました。
また今回はPI (Principal Investigator、研究主催者)として、初の最終著者となりました。ここまで来られたことを全く不思議に思います。正に皆様のご支援の賜物です。
有明高専公式HPにも報告しました。
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図書館運営室室員やってます。というわけで、「図書館だより」に寄稿しました。
第17号(2024.2/15)・・・ブックハンティングについて寄稿しています。
第16号(2023.10/5)・・・貸出ランキングについて寄稿しています。
第14号(2022.10/11)・・・私のイチオシ(読書感想文)を寄稿しています。
よろしくです。
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日本表面真空学会発行の同学会誌「表面と真空」2024年2月号に下記論文を出しました。同号は「プラズマが誘起する表面反応の制御による膜作製」という特集号で、企画された福岡大学 篠原 正典先生に招待いただきました。
鷹林 将, 高桑 雄二, “光励起プラズマによるダイヤモンドライクカーボンの精密成膜とその応用”, 表面と真空, 67, 59-64 (2024).
東北大学 名誉教授 (多元物質科学研究所)の高桑 雄二先生との共著です。前々職である東北大学 電気通信研究所時代に多元物質科学研究所 高桑研究室と共同で行った仕事です。続く会社員時代においてもその成果を原著論文として出し続けました。今回はそれらのまとめ論文で、有明高専での活動を通じて最近至った考えも新たに織り交ぜています。
よろしくです。
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高専では、学校教育法第10章第119条に基づいて、本科5年の上に修業年限2年の専攻科を設置しています。大学評価・学位授与機構による審査を受けることにより、専攻科の学生さん達に大学と同じ学士号を授与することができます。
さらに有明高専は「特例適用専攻科」に認定されていますので、所属教員は上記機構に個別に評価を得ることにより、特別研究すなわち専攻科での研究活動の指導教員になることができます。我が研究室も3期生を迎えて軌道に乗ってきまして、この度その「学修総まとめ科目担当教員」になりました(俗に「適」と呼ばれるようです)。研究課題名は、
「アモルファス炭素材料の電気電子材料応用に関する研究」
です。
これには相応の研究業績が要るようです。しかしながら前職5年間は企業にいましたので、研究活動はできませんでした。当然ですね。他方で前々職東北大学時代に得たデータは山積しておりました。幸いにも、社長のご理解や周囲の先生方のサポートにより、継続して論文を出していくことができました。
「適」教員になれたことは偏に、これら皆様のおかげです。この場を借りて厚く御礼申し上げる次第です。
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「保身」という言葉は、良い意味で使われることはありません。しかしながら、世の中にはそう見えてしまう、ないしそう断言せざるを得ないケースが多々あります。良い意味ではない言葉が何故このように多く使われるのでしょうか?
それは、「能力もないのにその地位に就いている」ということが根本かなと思います。年功序列とかで。日本の組織ではありがちです。ならば潔く辞すれば良いとなりますが、そう簡単ではありません。それは、その人は能力がないのですから、その地位をなくすと生きていけないかもしれないからです。生存本能ですね。能力に相応しくない肥大化したプライドもあるでしょう。
保身はベクトルを狂わせます。本来顧客、アカデミックで言えば学生さん&保護者、の方を向いていなければならないベクトルが、我が身と組織内政治に向きます。そうして行くうちに、組織は次第に腐敗していきます。大企業や親方日の丸組織にありがちです。自身の腐敗ごときで大船は沈まないと思うからです。何かをすると目立つし、しんどいから、何もせず黙って定年まで過ごせればOKみたいな。
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教育とは何か? 私なりの理解では、
「何人であれ、その者が活きるように導くこと」
だと思います。教育に携わる者はそのプロフェッショナルでなければなりませんし、これが教育者の最大の務めだと思います。
人を責めるのは簡単です。他人は自分とは違います。責める理由の大部分は、自分との差異が許せないからでしょう。そう、何人でも他人を責めることができます。
反省ないし再起を促す意味で責めるのは良いとしても、ただ単に自己満足のために責めることは頂けません。信賞必罰は指導の根本ですが、そのバランスにはよくよく注意しなければなりません。
過失に対してバランスを欠いた過剰な責めには、得るものがありません。「窮鼠猫を噛む」のように、かえって失うものが多くなります。
つまり、責めるのならば、先々の落とし所を想定して振る舞っているかです。
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10/27(日)は、プラズマ橋掛け研究会に参加しました。この研究会は、プラズマ関係の研究者間の親睦と今後の新展開などを議論するためにできた小さな会合です。岡山理科大学の中谷 達行先生の音頭で始まり、第15回まで積み重ねてきました。
私は会社員時代の2018年3月の第7回(岡山理科大学開催)から受け入れて頂いて、そこからレギュラー参加してきました。数ヶ月おきに行って来ましたが、2019年11月の第14回(高知工科大学(八田 章光先生)開催)を最後に、ここ5年間はコロナのため開催ができていませんでした。
今回は私が幹事でした。当初有明高専での開催を計画し、その後の意見交換会を大牟田市内で考えていました。しかしながらその後の話の流れで、「どうせなら、意見交換会は近くの玉名温泉でしよう」→「移動がしんどいので、最初から玉名温泉でしよう」という変更となりました。
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ISSS-10では、新大牟田駅から九州新幹線で小倉駅へと向かいました。在来線で大牟田駅からも行くことができます。先の門司港駅までの直通列車もあり、快速便もあります。今回は時間が制限されていましたので、新幹線で向かいました。
しかしながら途中で乗り換えを要しました。久留米駅でさくら号に乗り換えなければなりませんでした。つばめ号は博多駅までしか行きませんから(※早朝夜間の数本を除いて、乗降客の少ない新大牟田駅には各駅停車のつばめ号しか停まりません)。早朝の一本を除いて、「九州」新幹線であるのに小倉まで直通で行けません。小倉は九州で、堂々旧豊前国の中心です。不便です。なお乗り換えは、2面2線でホーム移動の必要ない久留米駅が便利です。
小倉‒博多間は山陽新幹線で、JR西日本の管轄です。博多駅で必ず乗務員交代があります。しかしこれは運営側の都合上で、乗客にとっては関係ないことです。同じ九州、同じ県内なのに不便です。
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9月から応物、半デバ、GEC2024と続いた怒濤の学会ツアーも最後になりました。ISSS-10 (The 10th International Symposium on Surface Science)です。日本表面真空学会主催の国際会議で、3年毎に行われています。会場は、JR小倉駅の北口にある北九州国際会議場でした。同じ福岡県内であるのと、世話役の下っ端を務めていることもあって、参加しました。
同じく専攻科生3名のポスターとしました。ちょうど5年生の卒業研究中間発表会と重なったため、合間を縫って有明と北九州を新幹線で行ったり来たりの日々でした。というわけで、私自身の発表をスケジュールすることは不可能でした。日本表面真空学会の時期は校務と相性が悪いです。
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アメリカから戻ってきたら、季節は秋になっていました。気候的にですね。暑さはまだ残ってはいますが、夏という感じではありません。内閣も交代し、月末は選挙となっていました。アメリカにももちろんTVニュースはありますが、日本が報道の中心ではありません。浦島太郎の感覚でした。
そんな10/11(金)、3E副担任として、3Eクラスの工場見学に同行しました。例年3年生は日帰りで企業の工場を見学しています。コロナにより前回の3E副担任(2021)のときはなかったのですが、今回は再開されました。
午前中は久留米の大電株式会社様を訪れました。各種電線を製造している企業です。個人的には、こちらの(公財)吉田学術教育振興会様には大変お世話になりました。着任して初めての研究助成を受けて、研究を立ち上げることができました。なお、企業内見学ですので写真はNGということで。
昼はゆめタウン久留米で食事休憩となりました。学生さん達はあっという間に散らばっていきました。私が行くところはもちろん、バーガーキングですね。大牟田・サンフランシスコ・シンガポールと、各地のバーガーキングを訪れています。物価調査です。
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さらにGEC2024でのお話です。空いた時間にトロリーに乗って、メキシコとの国境(National Border)に行ってきました。トロリーの南の終点San Ysidro駅が国境地帯手前になっています。島国日本では経験できないことですね。
トロリーはPetco Parkのあるダウンタウン地域を過ぎると、郊外になります。風景も一変して、ちょっと大丈夫かなぁ((((;゚Д゚))))という感じになってきます。
しばらく乗り続けて、終点San Ysidroに着きました。降りて少し真っ直ぐ歩いて行くと、メキシコとの国境でした。出稼ぎやちょっとした観光などで国境の行き来は多いようです。通貨両替ができるお店がある一方で、両国の通貨が使えるお店もありました。
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