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なごり雪とSAGA-LS

 先週の卒業式では無事卒業生を送り出しました。

 一抹の寂しさの感傷に浸る時間もなく、週が変わって早速新シーズンのスタートです。

 一発目の今週はSAGA-LSで実験です。前回来、佐賀大学のビームライン(BL13)を使用させていただいています。ここ半年間は装置のupgradeのために使用できませんでしたが、それも完了して、そのこけら落としのユーザーとして使用することになりました。来月からは新年度で開講です。我々高専の者達にとってまとまった時間が取れるこの春休みは、実験の稼ぎ時です。開講してしまえば、時間が取れません。

 ただし、目下九州は寒波が来ており、外はなごり雪です。暖かさのとのせめぎ合いで、空からはみぞれです。

なごり雪です。

 ところで、佐賀県はいつもながら攻めていますね。

佐賀は佐賀は~♪
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2024年度卒業式

 3/14(金)は2024年度の卒業式でした。今年度はいつも校内体育館開催とは異なって、大牟田文化会館で挙行されました。郊外の有明高専と違って、大牟田駅のすぐ近くで交通至便です。大牟田市の市街デザインはちょっと変わっていて、駅目前にメイン国道208号が通っていて、これに沿って市役所、銀行、そしてこの文化会館など主要施設が並んでいます。繁華街(大正町など)は、逆側のJR&西鉄の複々線を越えた西側にあります。街の真ん中を複々線が貫いているんですよね。踏切事故がよく話題となる広島県の者としては不思議でならないところです。

 さて、式は午後からでした。午前中は研究室のエアコン工事で養生と足場構築を監督するために、校内にいました。失礼ながら、業者さんはさすがプロですね。この狭い研究室によく足場を構築されました。

さすがプロの仕事の足場です。

 監督終了後、急いで文化会館へと向かいました。これまでの体育館開催では教職員が総出で準備していたのですが、今回は先方の方達が準備してくださるので、特に事前用務はありませんでした。

メカニクスコースの卒業証書です。
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三池初市

 3/1(土)の夜は、大牟田市内三池地区の三池初市に行ってきました。現在の大牟田市を中心とする筑後国三池郡の一部は江戸時代、三池藩の領地でした。三池藩は、筑後国柳河藩立花家の一族によるものです。立花家の藩祖はかの有名な立花宗茂ですね。大河ドラマの主人公にと名前がよく挙がる人です。

 三池藩の政庁つまり陣屋跡は、大牟田市立三池小学校となっています。その西側に開けた旧三池街道の一部である初市街道と呼ばれる道路を400 mほど歩行者天国にして開催されています。

 こちらにきて5年目が終わりつつありますが、今回初めての参加でした。ちょっと自宅からは遠いですし。今回は、大牟田地区の小中学校の先生方との合同見回りのお役目があって参加することになりました。そう、こんな仕事もやっておりますです。

 大牟田市の海側地域は三池炭鉱により近代以降発展してきたのに対して、三池地区などの山寄り地域は歴史が古く、難しい地名が残っています。今回は人通りが多いのと、毎度のお息子さん発の風邪(※本人は周囲にうつして至って元気)により体調が芳しくなかったので、西鉄バスで行きました。バス停は難しい読みのところがありました。御幸返橋(おこがえりばし)なんて、絶対読めませんです。

途中の御幸返橋(おこがえりばし)バス停です。読めるかい!!
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成績と責任

 年度末です。年間成績も出ました。喜ぶも学生さんもいれば、悲しむ学生さんもいます。高専は大学と同様に留年制度があります。基準の成績を取って所定の単位を修めていないと、留年して来年度同じ学年でやり直しです。

 私も成績評価する教員の一人です。大きな権限です。これを行使するに当たって、下記のことを定めています。

・信賞必罰
・成績基準を明確にする
・公明正大に行う
・基礎基本を重視する
・奇をてらわない

です。

 根本は信賞必罰です。下手な情けは却って害だと思っています。自分の客観的評価を受け入れられてこそ、道は拓けるものだと思っています。

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冬の有明・久留米・北九州高専弓道交流戦

 2/23(日)は、弓道部の有明・久留米・北九州高専交流戦に久留米アリーナへ行ってきました。主管校は本校ですが、開催は便利の良い久留米アリーナでした。6月に行った夏の交流戦に続いて2回目の訪問です。しかしながら、北九州高専は都合により欠席となりましたので、今回は久留米高専との2校戦となりました。

 天皇誕生日を含む三連休の中日だったため、久留米アリーナとその周辺は各種スポーツで大変賑わっていました。

 久留米アリーナは屋内体育館で、弓道場もその内部にあります。ただし、弓道場の矢道だけは開放されています。そのため寒風がもろに入ってきて超寒かったです。日本列島大寒波中ですから。屋内施設なのに・・・。

矢道からの寒風が寒いのなんのです。
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株式会社旭製作所本社工場見学

 2/20(木)は株式会社旭製作所(AG!)の本社工場を見学に行ってきました。旭製作所はガラス製理化学機器のメーカーです。化学で使用するフラスコや蒸留器などが身近な例です。熊本県荒尾市に本社があり有明高専から遠くない立地ですが、同分野では世界的シェアを有する企業です。

 上記の機器を製作するためのガラス加工は正に職人技で、化学を専攻している学生さん達の中にはその魅力にハマってしまう人も少なくありません。応用化学出身の私には非常に身近な存在であり、学生時代は研究室で必要なガラス加工をしたものです。ま、下手でしたけど。一方で、電気電子工学を学んでいる研究室学生さん達にとっては珍しい存在と思います。

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∩(´∀`∩) 7E 福田 旺土君、有明高専特別賞受賞!! (∩´∀`)∩

 本日2/19(水)は終業式でした。全クラスオンラインで繋いでの全校集会にて、7E 福田 旺土君が有明高専の特別賞を他コース3名と共に受賞したことが公表されました。3年間の研究室生活における学会受賞3回(これこれこれ)の実績が高く評価されましたっ!!

\(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/

 正に不断の努力の賜物です。

我が有明高専の誇りです。
校長先生を交えて研究室全メンバーで記念写真です。
誇らしげです。

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一匹狼

 どうも校内では私は「一匹狼」だと思われているようです。学生さん達がそう教えてくれました。そうなんかなー。

 ま確かに、群れることは好きではありません。宴会も苦手な方です。皆で大騒ぎするよりも、気の置けない少数の人達と一つの小さなテーブルを囲う方が好きです。

 歳を経てキャリアも積んできました。今や研究室の主催者、つまり一国一城の主となりましたから、無理して他と合わせる気はありません。その人が責任取ってくれるのなら別ですけど。

 協調性を声高に叫ぶ人ほど、無責任なものです。合わせて都合が悪い状況になったら、逃げられた、てね。要求してくるくせに、その責任は自分でという人もいます。その人の思考回路と神経がとても理解できないところです。いや、心理学的な研究対象とすれば、一つ賢くなれるのかな。

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卒業研究と絆

 週明けで後期は終了し、春休みとなります。2024(R6)年度が終わります。目下卒業研究はまとめの時期です。

 この週末まで、7Eは専攻科研究のまとめ、6Eはその中間報告、5Eは卒業研究のまとめ、4Eはそのレポートと各学年大忙しでした。今期の鷹林研究室は全ての学年が揃っているため、日夜大忙しでした。今週末で全ての書類を済ませることがてきまして、ほっと一息のところです。

 高専は大学と違って、通常授業日程と併行して研究活動が進んでいきます。高校&大学で7年間かけて学ぶところを、5年で済ませようとしますからね。仕方がありません。7Eくらいになって、ようやく研究に専念できる時間的余裕ができます。ですから、研究室に皆で集うのは容易ではありません。同じ研究室に所属しておきながら、違う学年、つまり先輩・後輩を知らないというケースも出てきます。

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TRIAL on trial

 2/11(祝)は午前中に、TRIAL荒尾店がOPENしたので行ってきました。TRIALは福岡県福岡市を拠点とする24時間スーパーセンターです。学年末で何かと忙しい日々ですが、たまには息抜きしないとです。有明海に面した旧荒尾競馬場跡の広大な敷地にできました。荒尾駅から徒歩圏内でもあります。

 臨時の駐車場も含めて、車が一杯でした。特に計画もなく訪れたのですが、運良く駐めることができました。

 広島県には出店していないので、郷里からの情報がなく、今回初めて知って訪れました。特徴的なのはIT化が進んだ店舗であり、ショッピングカートで精算できることでした。世の中進んでますねー。

 お店の横には有明海沿岸道路が延伸工事中です。他の土地は住宅地にもなっており、一つの完成した街(あらお海陽スマートタウン)ができる予定です。

お店のやや左正面から。駐車場は車で一杯です。左端に有明海沿岸道路の橋桁が見えます。
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1月の仕事

 ようやく体調が戻ってきました。長かったです。歳を取るものではありません。もう一生治らないんじゃないかとさえ思いました。

 この1月にこなさなければならなかった数々の仕事は、無事何とかそれぞれの〆切をクリアできました。学年末や研究のまとめなどが重なって、仕事が山積するわするわと。体調関係なく、土日ブースト使いまくりでした。しばらく学会活動を休みにしておいて良かったです。もししてたら、もう・・・ムリ(>o<)

時間の合間を縫って、広島へ研究打ち合わせの出張もしました。ただし、帰省のヒマなく、日帰りでした。超ビジネスマンでした。

 中でも最大の仕事は、図書館だよりでした。そう、来月2月に次号が発刊されますが、その寄稿です。

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専門分野ってどうよ?

 自分の専門分野を語れる人はすごいと思います。昔、学会でとある先生が「それで10年メシを食ってから専門と言え!!」と仰っていたのを忘れません。

 さて私ですが、

半導体と言うほど半導体でもなく、

プラズマと言うほどプラズマでもなく、

化学と言うほど化学でもなく、

物理と言うほど物理でもないです。

ついでに品質管理がちょっとあります。

 そんな私の専門分野って何だろう・・・。

 「何研究してますか? 専門分野って何ですか?」に対して、答えられない私です。

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