2024年11~12月の学会参加予定です。
- 第40回九州・山口プラズマ研究会
- 11月2日(土)~4日(月祝) @ 五島コンカナ王国 (長崎県五島市)
- (1件発表予定)
- 2024年度応用物理学会九州支部学術講演会
- 12月7日(土)~8日(日) @ 琉球大学 (沖縄県中頭郡西原町)
- (3件発表予定)
- 第28回プラズマ・核融合学会 九州・沖縄・山口支部大会
- 12月21日(土)~22日(日) @ 九州大学 西新プラザ (福岡県福岡市)
- (2件発表予定)
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2024年11~12月の学会参加予定です。
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2024年7~10月の学会参加予定です。
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AVS(旧名 アメリカ真空学会)の学術誌Journal of Vacuum Science & Technology Bに論文を出しました。純有明高専産第1号です。こちらに来て5年目、研究室を立ち上げてようやくです。
R. Tsukazaki et al., J. Vac. Sci. Technol. B 42, 034201 (2024).
です。
タイトルは、「Plasma confinement by an optoelectronic system (光電子システムによるプラズマ閉じ込め)」です。光電子制御プラズマを使うと、プラズマを閉じ込めることができたというお話です。プラズマは電離した気体で、全体として電荷中性の状態のことです。プラズマは漠然と広がったもので、その位置制御は困難でした。非常に大きなスケールにはなりますが、核融合でもプラズマを如何にして閉じ込めるかが課題の一つです。今回、その閉じ込めを光電子制御プラズマで圧力制御をすることにより達成できました。この現象により、新たな気相化学反応場の構築が期待されます。
おまけにEditor’s Picksの一つにも選ばれました。これはマンガ雑誌で言う巻頭カラーのことで、とても名誉なことです。初めてのことです。
第一著者は、卒業生(創造工学科 エネルギーコース 第3期生)の塚嵜 琉太君です。彼の偶然の発見から全てが始まりました。電流‒圧力特性というPaschenの法則宜しく、基本的な実験スキル練習の中で見つけたものでした。これまで10年以上二桁の多くの人達がこの光電子制御プラズマに関わってきましたが、誰も気づきませんでした。正にセレンディピィティーであり、それは実験化学者として最も誇りに思うことです。
塚嵜君の卒業後、第二著者である現6Eの内藤 陽大君が後を継いでまとめ上げてくれました。第三・第四著者の古賀 永君と福田 旺土君(現7E)は塚嵜君の同期として、装置立ち上げに尽力して頂きました。第五・第六著者の田辺工業株式会社 加藤 直樹様と渡辺 貴之様には議論と多大なるサポートをいただきました。
また今回はPI (Principal Investigator、研究主催者)として、初の最終著者となりました。ここまで来られたことを全く不思議に思います。正に皆様のご支援の賜物です。
有明高専公式HPにも報告しました。
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図書館運営室室員やってます。というわけで、「図書館だより」に寄稿しました。
第17号(2024.2/15)・・・ブックハンティングについて寄稿しています。
第16号(2023.10/5)・・・貸出ランキングについて寄稿しています。
第14号(2022.10/11)・・・私のイチオシ(読書感想文)を寄稿しています。
よろしくです。
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日本表面真空学会発行の同学会誌「表面と真空」2024年2月号に下記論文を出しました。同号は「プラズマが誘起する表面反応の制御による膜作製」という特集号で、企画された福岡大学 篠原 正典先生に招待いただきました。
鷹林 将, 高桑 雄二, “光励起プラズマによるダイヤモンドライクカーボンの精密成膜とその応用”, 表面と真空, 67, 59-64 (2024).
東北大学 名誉教授 (多元物質科学研究所)の高桑 雄二先生との共著です。前々職である東北大学 電気通信研究所時代に多元物質科学研究所 高桑研究室と共同で行った仕事です。続く会社員時代においてもその成果を原著論文として出し続けました。今回はそれらのまとめ論文で、有明高専での活動を通じて最近至った考えも新たに織り交ぜています。
よろしくです。
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先立つ11/25(土)・26(日)に九州大学 伊都キャンパスにて開催された「2023年度応用物理学会九州支部学術講演会」において、本研究室5Eの内藤 陽大君が、発表奨励賞をいただきましたっ!!
\(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/
対象発表は、
氏名: 内藤 陽大
講演番号・題目: 25Bp-7・光電子制御プラズマによるグラフェンの構造制御 (I) ~ ラマン分光解析 ~
共著者: 田中 修斗1、福田 旺土1、山口 尚登2、小川 修一3、高桑 雄二4、津田 泰孝5、吉越 章隆5、鷹林 将1
(有明高専1、ロスアラモス国研2、日大生産工3、東北大マイクロ研究開発セ4、日本原研5)
です。
エネルギーコース版です。
有明高専公式版です。
高専だよりです。
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岡山理科大学大学院の福江 紘幸さんと同学フロンティア理工学研究所の中谷 達行先生との共同研究成果が論文になりました。
ダイヤモンドライクカーボン(DLC)のラマン分光解析へケモメトリックス(Chemometrics、計量化学)的手法を取り入れたものです。私のマニアックな同解析法を広く一般化できるようにしていだきました。第三者(福江さん)がトライすることで、解析法の実証を試みていただきました。
よろしくです。
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高専では、学校教育法第10章第119条に基づいて、本科5年の上に修業年限2年の専攻科を設置しています。大学評価・学位授与機構による審査を受けることにより、専攻科の学生さん達に大学と同じ学士号を授与することができます。
さらに有明高専は「特例適用専攻科」に認定されていますので、所属教員は上記機構に個別に評価を得ることにより、特別研究すなわち専攻科での研究活動の指導教員になることができます。我が研究室も3期生を迎えて軌道に乗ってきまして、この度その「学修総まとめ科目担当教員」になりました(俗に「適」と呼ばれるようです)。研究課題名は、
「アモルファス炭素材料の電気電子材料応用に関する研究」
です。
これには相応の研究業績が要るようです。しかしながら前職5年間は企業にいましたので、研究活動はできませんでした。当然ですね。他方で前々職東北大学時代に得たデータは山積しておりました。幸いにも、社長のご理解や周囲の先生方のサポートにより、継続して論文を出していくことができました。
「適」教員になれたことは偏に、これら皆様のおかげです。この場を借りて厚く御礼申し上げる次第です。
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高専(National Institute of Technology)は高等教育機関の一つですから、大学と同じように卒業研究が科目として存在しています。言い方を変えますと、高等教育機関であることは研究活動によって担保されています。
つまり高専は、研究機関としては大学/大学院や国研と同等なのですが、そこはやはり規模の問題がありまして、建物一棟に及ぶような大型実験装置はありません。一校全体で1,000人程度の学生数です。国立大学は1「学年」で3,000人を越す規模ですからね。私立大学だと10,000人規模にもなります。でも予算手当てとしては規模の割には大きくて、大学の先生方からは羨ましがられていることもまた事実です。実感ないけど・・・。
現在の研究室専攻科生達は、賞を取りまくってくれています。ちょっと取りすぎかなあと思い、この状況は後輩達へ続いてはいかないだろうなと、嬉しいようでちょっぴり不安な心持ちです。
この状況の見方を変えてみれば、マネージメントさえしっかりすれば、高専は十分な研究機関として機能することの証左でもあります。しかし残念ながら、現実はそうではないです。
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夏休みの締めくくりとして、GEC2024 (The 77th Annual Gaseous Electronics Conference, 第77回気体電子工学年次会議)という国際会議に行ってきました。要はプラズマの会議ですね。APS (American Physical Society, アメリカ物理学会)主催の第一線の国際会議です。9/30(月)-10/5(土) (※含機中泊)の日程で、開催地米国カリフォルニア州サンディエゴ市に行ってきました。そう、5月に別の会議で行ってきて以来の再上陸です。4ヶ月後にまた来るとは思いも寄りませんでした。前回は一人旅でしたが、今回は専攻科生3名と共に旅しました。
4人も費用どうすんの!? ということがまず思い浮かぶと思います。ご心配なく。高専機構は現在国際化に力を入れていまして、学生さん達の短期留学や国際会議出席に積極的に援助をしています。私はその校務を担当していまして、先鞭をつける形で支援を受けて学生達を登壇させています。昨年・一昨年と毎年実施してきました。
日本からサンディエゴへは、成田から直行便があります。5月は羽田からサンフランシスコ経由で行きました。しかしいずれも高額なので、4人旅の今回は、福岡空港からハワイ経由の乗り継ぎで向かいました。こちらの方が大夫安くなりました。支援があるといっても、100%ではないですからね。飛行機は、航空会社や旅程の組み合わせにより大きく価格が異なります。
これを読んでいる高専生の皆さん、高専を目指す皆さん、保護者の方々は、チャンスだと思います。大学だと規模が大きくて中々難しいのですが、小規模な高専でしたら海外への機会を掴むことは比較的容易です。
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高桑先生の祝賀会は午後からでしたので、午前は浅草を散策しました。東京へ行くのは珍しくありませんが、浅草は初めてでした。
地下鉄を降りて地上に出たら、東京スカイツリーが眼前に映りました。こりゃ、行かなきゃですね。
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9/28(土)は、東北大学 高桑 雄二先生の日本表面真空学会令和6年度学会賞受賞と古稀の祝賀会に参加してきました。場所は仙台ではなくて、集まりやすい東京で、しかも浅草の屋形船となりました。
ただいま光電子制御プラズマを用いて研究展開をしておりますが、その光電子制御プラズマを生みの親が高桑先生です。まあ要するに、私はその掌の上で遊んでいるということになります。
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世の中には、先例を持ち出して進捗を止めようとする人がいます。厳しく言いますと、個人的には、世の中で一番嫌いな人の類です。
その理由としてまず第一に、根拠がないからです。先例が正しいという証明は不可能です。もし正しいならば、こんなに現代技術が進んだ世の中では天災はなくなっているはずです。過去の通りに現在が進む保証はどこにもありません。
第二に、卑怯だからです。他を隠れ蓑にして言い訳する人は嫌いです。自身の言葉で言うべきです。主張するならば、叩かれ批判されることは覚悟すべきです。
しかしそう言う人、自身に火の粉が降りかかったら、先例を平気で破ります。分かりやすいのは、給料の変動ですね。もし先例(前例)のないベースアップがあったとしたら、その人はどう対応するのでしょうかね?
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9/25(水)、第15回半導体材料・デバイスフォーラムが福岡市の福岡国際会議場で開催されました。これは、半導体材料・関連デバイス研究分野に携わっている高専生を中心とした会です。国立高等専門学校機構による半導体人材育成事業の一環です。講演・企業説明会・ポスター発表会がセットになっている大規模なイベントです。今回は有明高専代表として、研究室の専攻科生達がポスター発表を行いました。5年生は聴講参加としました。
参加者には、九州・沖縄地区以外の高専生、大学生や大学院生(高専OBを含む)、さらにはまだ卒業研究の段階にない低学年の学生さん達もいました。
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9/23秋分の日は、八女市弓道場で福島八幡宮放生会弓道大会が開催されました。毎度の弓道の試合ですが、いつもと違うのは主催が八女弓道会で一般の方も参加する試合です。弓道は、老若男女問わず行われている武道です。前日に同会場で高校の新人戦が行われたこともあって、参加学生は希望者としました。
弓道部顧問になって初めて、一般の方の弓を見ました。大会の初めは矢渡しという儀礼があるのですが、初めて一般の高段位の方のを見ました。やはり違いますね。
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何回か投稿しています(これとこれ)が、各高専には企業のサポーター集団みたいな組織があります。有明高専では、有明広域産業技術振興会という名称です。会には、地元大牟田・荒尾の企業を中心に100社を超える企業がメンバーとなっています。
目下、少子高齢化を主要因として、世の中は人手不足が社会問題化しています。各企業においては、人材確保は非常なる死活問題と化しています。「仕事はたくさんあるんだけど人手が足りない!!」という声に満ち満ちています。受注を断らざるを得ない状況だそうです。
逆の視点から見れば、学生側としては売り手市場です。学生達を預かる学校・教員側としては助かります。
しかしながら、教員は只々お茶を飲んで佇んでいてはならず、企業とコミュニケーションを常にして、世の中のニーズや動向の情報収集に努めていかなければなりません。そして得た情報を教育活動へとフィードバックしてUpdateに務めていかなければなりません。人材は頭数があれば良いというものではありませんから、どのように学生達を導いていくかという試行錯誤の日々は終わりません。
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カレーで有名な新潟の万代シテイバスセンターは、信濃川沿いで市内繁華街に近くにあります。万代シテイという複合商業施設の中心にあります。新潟の街頭インタビューでよく出てくる場所ですね。新潟駅から歩いて行けない距離ではないですが、少し離れています。個人的に、大阪の千里中央に雰囲気が似ています。
しかしながらバスセンターは、現在の視点からは狭い感があります。天井も低めです。センター内に全てのバスは入れず、周辺の道路沿いにもバス停が点在しています。
応物会場の朱鷺メッセへは、新潟駅から万代バスセンターを経由するバス(佐渡汽船線)で行ったのですが、気になる点がありました。それは、バスが右折でセンターに入らなければならない動線です。これでは交通渋滞を引き起こすよなと。広島バスセンターはその点動線が整理されています。歴史は似たようなものですが、違います。
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今回の応物で研究発表は5件が限界であることを身を以て知り、研究室への専攻科生受け入れは最大5名までだなと悟りました。今は3名です。
研究室としては、5年生は地方大会(支部大会)、専攻科生は全国大会で登壇することを最低限の目標に掲げています。しかしながら今年度は既に5年生2名は全国デビューして、専攻科生は国際会議までも経験済みです。さらには全員受賞もしています。
我が学生達ながら、敬服です。国際会議や全国大会という大舞台では、年齢も学歴も関係ありません。よほどのプレッシャーであったことは想像に難くないですが、彼らにとっては十分な成長の舞台になったことと思います。
内容によってはデータや学会での議論も煮詰まってきましたので、あとは私が論文にしていく作業が残っています。論文執筆は一番やりがいがある仕事ですけど、一番大変な仕事でもあります。
学生さん達の学会発表に拘るのには理由があります。以前にも述べたように、とある大学院の先生に「専攻科出身者は使えない」と言われたことがあるからです。残念ながら、けだし至言です。専攻科生を受け持つ身としては、胸に突き刺さります。
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