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学会のお知らせ(2023年1~3月) (3/18 update!!)

 2023年1~3月の学会参加予定です。

  • KRIS2023 (The 1st. KOSEN Research International Symposium)
    • 3月1日(水)~2日(木) @ 一橋講堂 (東京都千代田区)
    • 3月1日(水) 17:30~17:50 B-O-3-1 (オーラル): S. Takabayashi, “Diamond-like Carbon Films Synthesized by Photoemission-assisted Plasma-enhanced Chemical Vapor Deposition”.
    • 3月2日(木) 10:45~11:45 P2-11 (ポスター): H. Koga (5E) et al., “Controlled Doping into Diamond-like Carbon by Photoemission-Assisted Townsend Discharge Plasma”.
    • 3月2日(木) 10:45~11:45 P2-12 (ポスター): A. Fukuda (5E) et al., “Modification of Graphene Sheet by Photoemission-assisted Townsend Discharge Plasma”.
  • 第70回応用物理学会春季学術講演会
    • 3月15日(水)~18日(土) @ 上智大学 四谷キャンパス (東京都新宿区)
    • 3月15日(水) 13:15~13:30 15p-A408-2 (オーラル): 福江 紘幸(岡山理科大学) 他, “HiPIMSおよび高周波HiPIMS法を用いたDLC膜の化学結合評価”. (※岡山理科大学他との共同研究)
    • 3月15日(水) 13:30~13:45 15p-A408-3 (オーラル): 福江 紘幸(岡山理科大学) 他, “高周波HiPIMS法を用いたDLC膜の膜密度と炭素結合の関係”. (※岡山理科大学他との共同研究)
    • 3月15日(水) 14:00~14:15 15p-A408-5 (オーラル): 鷹林 将, 古賀 永, “ダイヤモンドライクカーボンへのナノ制御ドーピング”.
    • 3月15日(水) 18:30~18:45 15p-B309-19 (オーラル): 鷹林 将, 塚嵜 琉太, 古賀 永, “ガス制御による光電子制御プラズマの形状制御”.
    • 3月17日(金) 11:15~11:30 17a-B309-10 (オーラル): 鷹林 将 他, “光電子制御プラズマ処理によるグラフェンの修飾”.

都度updateしていきます。

よろしくです。

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特例適用専攻科の学修総まとめ科目担当教員になりました

 高専では、学校教育法第10章第119条に基づいて、本科5年の上に修業年限2年の専攻科を設置しています。大学評価・学位授与機構による審査を受けることにより、専攻科の学生さん達に大学と同じ学士号を授与することができます。

 さらに有明高専は「特例適用専攻科」に認定されていますので、所属教員は上記機構に個別に評価を得ることにより、特別研究すなわち専攻科での研究活動の指導教員になることができます。我が研究室も3期生を迎えて軌道に乗ってきまして、この度その「学修総まとめ科目担当教員」になりました(俗に「適」と呼ばれるようです)。研究課題名は、

「アモルファス炭素材料の電気電子材料応用に関する研究」

です。

 これには相応の研究業績が要るようです。しかしながら前職5年間は企業にいましたので、研究活動はできませんでした。当然ですね。他方で前々職東北大学時代に得たデータは山積しておりました。幸いにも、社長のご理解や周囲の先生方のサポートにより、継続して論文を出していくことができました。

 「適」教員になれたことは偏に、これら皆様のおかげです。この場を借りて厚く御礼申し上げる次第です。

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2022年度学校要覧と2023年度学校案内

 2022年度の学校要覧2023年度の学校案内がアップロードされていました。

 学校要覧では、表紙の右下に鷹林研究室が写っています。昨年は、ホームページのトップスクロールのコース紹介に導波管とスミスチャートで写っていましたが、今年は打って変わってプラズマCVD装置です。下から2行目の左端は、我が4Eクラスですね。英語してます。

 学校案内では、表紙見開き下の写真も我が4Eクラスです。同じ英語授業の別写真ですね。2頁目のコース紹介の写真も同じく我が研究室の別写真です。

 しかし学校案内での4E写真の背景黒板、端に書いている内容がね・・・。私の字なんですが。我が校関係者ならば、お分かりですね。

よろしくです。

令和4年度卒業式

 昨日は卒業式でした。創造工学科3期生で、私がこちらに着任してから初めての専門コース学生達でした。

正門の看板です。

 いきなりコロナでオンラインなったりして、手探りの状態で専門教育をイチから行いました。

 4年生後期になって研究室配属になってからは、装置の立ち上げに尽力いただきました。

記念写真です。

 前途ある将来に乾杯です。

応用物理学会(8年振りX回目)

 第70回応用物理学会春季学術講演会に行ってきました。春の応物ですね。私のメイン学会の一つです。企業生活や高専に来てからのコロナ対応と研究室立ち上げ作業もありましたので、実に8年振りの参加、8年振りの全国大会となりました。

会場の上智大学 四谷キャンパスです。帝都東京のど真ん中です。
会場のメイン看板です。8年振りですよ、8年振り。長かった・・・(ノД`)

 この間、発表がハイブリッド形式に変更されてたりと、いやもう、過去の浦島太郎ですよ(※ハイブリッド形式の準備があり、タイトルページの写真は撮れませんでした)。なお、学生さん達は卒業式がありますので、私だけの参加となりました。

 田舎の高専からやって来たので、そこそこ話を聞いてもらえれば良いかと思っていました。秋は熊本で行われまして、学生さん達に頑張って欲しいと思っていますので、その事前調査ということでやって参りました。このコロナで学術の進捗も停滞していたことが、せめてもの救いかと。

 下記、共同研究2件を加えて計5件発表しました。最初の2件は、共同研究先の岡山理科大 中谷 達行先生の博士課程学生の福江さんです。直接お目にかかるのは初めてでしたが、非常に優秀な方でした。本来ならば私が露払いをするところですが、プログラムでは逆に編成されていました。

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雑誌コーナー

 ポスターコーナーに続いて、研究室に雑誌コーナーを作りました。狭い研究室はありますが、整備しております。

 私が所属している学会の学会誌を揃えています。学生さん達に手を取って覗いてみてもらえばなと。世の中の広さと、学ぶべきかつ目指すべき道の標になれば良いかなと。研究室所属したら、もうテストの点数を競う時期でも年齢でもありませんよ。

 と言いつつも、私はこの手の雑誌をあんまり読まない人なので、学生さん達には何か面白い記事があったら教えてもらえればなと。

 と言うのも、学生時代に恩師から、「論文雑誌を読むよりも、教科書を読みなさい」と教えられことを何となく律儀に守っておりまして。論文雑誌は最先端のことではありますが、最先端はグレーゾーンです。ホントかもしれないしウソかもしれない。まあそれが面白いことではありますが。一方で教科書は最先端のことではないですが、まず間違いはない。先でバタつくよりも、しっかりと基礎を固めなさいということで。

 いやいや、話が変な方向に行きました。雑誌コーナーは、元に立ち戻って、道しるべとしてですね。

それなりに映えるかと。
地震対策もしています。

平和な一日と就職担当

 本日は午前にショッピングに行ってきました。帰って来て、遅い昼ご飯にお持ち帰りのSUBWAYを食べていると、サイレンが鳴りました。

 「どこかで野球か?」と思ったら、本日は3/11でした。あれから12年です。早いものです。

 当時の光景は、今でも脳裏に焼き付いています。午前中のポカポカ陽気が一転して、終わらない揺れが続きました。そして吹雪となりました。よく生き残れたものだと。

 12年後の今、高専准教授で次年度就職担当として、学生さん達と日々やり取りをしています。忙しいですが、前途ある学生さん達と過ごせるのは楽しいものです。平和な一日です。

 高専の就活は専願制です。大学と違って、併行就活は認めていません。そのため、まだ若い学生さん達は目下、就職先の選択に悩んでいます。一応、5年間の企業経験があるので、それを元にできる限りのアドバイスをしています。

 企業経験は、この立場になってとても役に立ちます。研究者としてはリスクある選択でしたが、今となってはとても有意義な人生を過ごせたと、神さまと皆々様に感謝しています。

 今年度初めての担任で、その締めくくりとしての就活指導です。幸い、学生さん達は揃って優秀ですので、就職は全く心配していません。どの学生も、自信を持って企業の皆様に薦められます。むしろ、私の事務手続きミスを恐れます。

 さて、SUBWAYを食べ終わりました。本日は、たまの休みでのんびりしましょう。

KRIS2023の旅 (2/2)

 翌日3/2は学生さん達(5E 古賀君と福田君)のポスター発表でした。前日の私の発表ではいつもの如く、学生さん達の前振りをしたので、お客さん来るかな~と期待していました。

5E 古賀君です。
5E 福田君です。古賀君の2つ右隣です。

 多くの来客があり、両名とても頑張っていました。結局、古賀君と福田君はこの1年、計3回ポスター発表することになりました(これこれこれ)。スケジュールの都合上、全て国際会議となってしまい、全て英語で対応して頂きました。本当にご苦労様でした。

 この会議を通じて、他高専の先生方とも知り合えることになり、また貴重な意見交換もできて、とても有意義な日々となりました。また、他高専の学生さん達の中には非常に素晴らしい発表をされる方々もいて、本校はもっと頑張らなければならないよな~と、一同気を新たにしました。

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KRIS2023の旅 (1/2)

 3/1(水)~2(木)、東京の一橋講堂で開催されKRIS2023 (The 1st KOSEN Research International Symposium)に参加してきました。5E学生2名と私の計3人で発表してきました。

 3月は卒業シーズンで何かと多忙のため、当日早朝の移動としました。

早朝の西鉄大牟田駅です。
大牟田駅の全景です。西鉄ホームからJRホームを。

 早朝の西鉄大牟田駅でしたが、通勤の人達で電車は割と混んでいました。

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NanoVNAの本

 既に授業にも取り入れている昨今話題のNanoVNAベクトルネットワークアナライザ(ネットアナ)ですが、この度前職で同僚だった大井 克己氏がそのテキストを出版されました。前職時代からその話は伺ってはいましたが、晴れて表舞台となりました。

https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/49/49581.html

 そんなちょうど、あるネットアナのメーカーさんが私を訪ねてこられました。貧乏な私のところに来られても何もないですよと。「この220 GHzのネットアナはいくらですか?」と尋ねると、「○億です」とのこと。う~ん、MBLで活躍しないと無理な金額ですね。

 現在行っている一連のインピーダンスマッチングから導波管ネットアナ評価までの授業スタイルは、そのうち教育関係の学会で発表したいなと思っています。研究と教育は車の両輪ですからね。

研究引き継ぎ中

 来月は卒業式です。5年生は巣立っていきます。1年半の研究室生活は、長いようで短いものです。

 有明高専では4年次後期から研究室配属となりますので、半年間学年が重なります。というわけでこの春休みは、5年生から4年生へ技術の伝授を行ってもらっています。

 今年の5年生には、装置の移設から、トラブル対応立ち上げと大変お世話になりました。おかげさまで、1年を経ずに実験環境が整いました。一人では到底なし得なかったことです。

 続く4年生は、優秀な学生さん達が揃いました。

 さーて、これらの才能を世に出すためにも、研究資金をどうするかな・・・(ノД`)。

5E 福田君(右)から4E 内藤君(左)への技術継承です。

アンカーボルトと装置移動

 春休みになって少し余裕ができたので、研究室の整備を行うことにしました。まずはPA-PECVD装置用のガスボンベ立ての地震対策として、アンカーボルトで固定しました。技術職員の吉冨先生にお手本を見せていただいた後、学生さん達が行っていきました。

まずは吉冨先生のお手本。さすがです。
続いて学生さんです。4Eの内藤君がチャレンジです。
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前略、お息子さんの風邪より

 ちょっと更新が空きました。それは以下の理由です。

 お息子さんは、幼稚園でよく風邪をもらってきます。いつもはファミリーに移してダウンさせ、自分は回復して再び元気に走り回るというパターンです。私は影響を受けません。我ながら強いです。

 しかしながら今月は、とうとう私もくらってしまいました。一年を終えての疲れも溜まっていたのでしょうか。喉は痛むわ鼻は詰まるわということで、弱りました。幸いコロナやインフルエンザではなかったので、ゴホゴホ言いながら研究室の学生指導でした。その間に耳鼻科に行き、診てもらいました。

 すると、副鼻腔炎&花粉症のコンボということでした。薬を処方していただきました。

 薬というのはよく効くもので、ようやく体調が元に戻ってきました。

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