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学会のお知らせ(2024年11~12月) (12/4 Update!!)

 2024年11~12月の学会参加予定です。

  • 第40回九州・山口プラズマ研究会
    • 11月2日(土)~4日(月祝) @ 五島コンカナ王国 (長崎県五島市)
    • 11月4日(月祝) 9:45~10:00 (オーラル): 鷹林 将, “光電子制御プラズマによる気相化学反応制御の新展開”.
  • 2024年度応用物理学会九州支部学術講演会
    • 12月7日(土)~8日(日) @ 琉球大学 (沖縄県中頭郡西原町)
    • 12月8日(日) 9:30~9:44 8Ba-1 (オーラル): 西山 輝(5E), 内藤 陽大(6E), 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電子制御放電による自発的プラズマ閉じ込め”. (※田辺工業(株)との共同研究)
    • 12月8日(日) 10:50~11:04 8Aa-5 (オーラル): 古賀 万尋(5E), 野田 浩矢(6E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の電気特性とバンド構造の推定”. (※熊本大学、福岡大学との共同研究)
    • 12月8日(日) 11:05~11:19 8Aa-6 (オーラル): 出村 翼(5E), 福田 旺土(7E), 内藤 陽大(6E), 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 小野 晋次郎, 恵利 眞人, 古閑 一憲, 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “光電子制御プラズマで成膜したダイヤモンドライクカーボン膜の応力と化学構造の関係”. (※九州大学、熊本大学、福岡大学との共同研究)
  • 第28回プラズマ・核融合学会 九州・沖縄・山口支部大会
    • 12月21日(土)~22日(日) @ 九州大学 西新プラザ (福岡県福岡市)
    • 12月21日(土) 15:00~15:45 P-23 (ポスター): 出村 翼(5E), 福田 旺土(7E), 内藤 陽大(6E), 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 小野 晋次郎, 恵利 眞人, 古閑 一憲, 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “光電子制御プラズマによるダイヤモンドライクカーボン膜の応力制御”. (※九州大学、熊本大学、福岡大学との共同研究)
    • 12月22日(日) 11:15~12:15 D-1 (オーラル): 内藤 陽大(6E), 西山 輝(5E), 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電子制御グロー放電による自発的プラズマ閉じ込め”. (※田辺工業(株)との共同研究)

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研究室業績(2020/4~2024/11)

 有明高専において、鷹林研究室創設以来の研究業績をまとめてみました。この教員鷹林の部屋ホームページの記載内容と同じですが、PDFに書類としてまとめてみました。

 多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれでしょうが、ぼちぼち頑張っているつもりではあります。

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∩(´∀`∩) 第1種放射線取扱主任者試験合格!! (∩´∀`)∩

 この夏休み8月に実施された第1種放射線取扱主任者試験に合格しましたっ!! 続く法定の資格講習をこなせば、第1種放射線取扱主任者になることができます。この資格は、放射性物質の取り扱いに関する最難関で最上位の資格です。

 SPring-8やSAGA-LSなどの放射光実験施設に入るには、放射線業務従事者という資格が必要です。これは毎年法定講習を受けることで取れます。しかしながら毎年毎年めんどくさいので、第1種取れば受けなくても良いことを知り、受けたみたわけです。

 ・・・が、勉強不足とはいえ、絶対に落ちたと思っていました。

 試験からしばらく経った昨日、家に帰ると、簡易書留が来ていました。何これ? 合格証在中?

合格証在中?
え?

え?

!!工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工!!

 受かっているではないですか!!

受かってますよっ。
正弦波と共に。

 国家資格なので、官報にも載っています

 エネルギーコース版です。

 というわけで、まあ、頑張っていきます。

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∩(´∀`∩) 第15回半導体材料・デバイスフォーラム ポスター発表優秀賞受賞!! (∩´∀`)∩

 先立つ9/25(水)に福岡国際会議場にて開催された「第15回半導体材料・デバイスフォーラム」において、本研究室7Eの福田 旺土君が、ポスター発表優秀賞をいただきましたっ!!

\(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/

 対象発表は、

氏名: 福田 旺土
講演番号・題目: P3-16・光電子制御放電プラズマによるグラフェンの構造制御
共著者: 篠原 正典2, ⾼橋 和敏3, 鷹林 将1
(有明高専1、福岡大学 工学部2、佐賀大学 シンクロトロン光応用研究センター3)

です。

 エネルギーコース版です。

 有明高専公式ホームページ版です。

 福田君は、研究室在室中3回目の受賞となります(1回目2回目)。研究室最上級生として、後輩達の良いお手本です。

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∩(´∀`∩) 論文出しました(有明高専産第1号)!! (∩´∀`)∩

 AVS(旧名 アメリカ真空学会)の学術誌Journal of Vacuum Science & Technology Bに論文を出しました。純有明高専産第1号です。こちらに来て5年目、研究室を立ち上げてようやくです。

R. Tsukazaki et al., J. Vac. Sci. Technol. B 42, 034201 (2024).

です。

 タイトルは、「Plasma confinement by an optoelectronic system (光電子システムによるプラズマ閉じ込め)」です。光電子制御プラズマを使うと、プラズマを閉じ込めることができたというお話です。プラズマは電離した気体で、全体として電荷中性の状態のことです。プラズマは漠然と広がったもので、その位置制御は困難でした。非常に大きなスケールにはなりますが、核融合でもプラズマを如何にして閉じ込めるかが課題の一つです。今回、その閉じ込めを光電子制御プラズマで圧力制御をすることにより達成できました。この現象により、新たな気相化学反応場の構築が期待されます。

 おまけにEditor’s Picksの一つにも選ばれました。これはマンガ雑誌で言う巻頭カラーのことで、とても名誉なことです。初めてのことです。

 第一著者は、卒業生(創造工学科 エネルギーコース 第3期生)の塚嵜 琉太君です。彼の偶然の発見から全てが始まりました。電流‒圧力特性というPaschenの法則宜しく、基本的な実験スキル練習の中で見つけたものでした。これまで10年以上二桁の多くの人達がこの光電子制御プラズマに関わってきましたが、誰も気づきませんでした。正にセレンディピィティーであり、それは実験化学者として最も誇りに思うことです。

 塚嵜君の卒業後、第二著者である現6Eの内藤 陽大君が後を継いでまとめ上げてくれました。第三・第四著者の古賀 永君と福田 旺土君(現7E)は塚嵜君の同期として、装置立ち上げに尽力して頂きました。第五・第六著者の田辺工業株式会社 加藤 直樹様と渡辺 貴之様には議論と多大なるサポートをいただきました。

 また今回はPI (Principal Investigator、研究主催者)として、初の最終著者となりました。ここまで来られたことを全く不思議に思います。正に皆様のご支援の賜物です。

 有明高専公式HPにも報告しました。

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図書館だより(2/15 Update!!)

 図書館運営室室員やってます。というわけで、「図書館だより」に寄稿しました。

第17号(2024.2/15)・・・ブックハンティングについて寄稿しています。

第16号(2023.10/5)・・・貸出ランキングについて寄稿しています。

第14号(2022.10/11)・・・私のイチオシ(読書感想文)を寄稿しています。

よろしくです。

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論文出しました

 日本表面真空学会発行の同学会誌「表面と真空」2024年2月号に下記論文を出しました。同号は「プラズマが誘起する表面反応の制御による膜作製」という特集号で、企画された福岡大学 篠原 正典先生に招待いただきました。

鷹林 将, 高桑 雄二, “光励起プラズマによるダイヤモンドライクカーボンの精密成膜とその応用”, 表面と真空, 67, 59-64 (2024).

 東北大学 名誉教授 (多元物質科学研究所)の高桑 雄二先生との共著です。前々職である東北大学 電気通信研究所時代に多元物質科学研究所 高桑研究室と共同で行った仕事です。続く会社員時代においてもその成果を原著論文として出し続けました。今回はそれらのまとめ論文で、有明高専での活動を通じて最近至った考えも新たに織り交ぜています。

よろしくです。

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特例適用専攻科の学修総まとめ科目担当教員になりました

 高専では、学校教育法第10章第119条に基づいて、本科5年の上に修業年限2年の専攻科を設置しています。大学評価・学位授与機構による審査を受けることにより、専攻科の学生さん達に大学と同じ学士号を授与することができます。

 さらに有明高専は「特例適用専攻科」に認定されていますので、所属教員は上記機構に個別に評価を得ることにより、特別研究すなわち専攻科での研究活動の指導教員になることができます。我が研究室も3期生を迎えて軌道に乗ってきまして、この度その「学修総まとめ科目担当教員」になりました(俗に「適」と呼ばれるようです)。研究課題名は、

「アモルファス炭素材料の電気電子材料応用に関する研究」

です。

 これには相応の研究業績が要るようです。しかしながら前職5年間は企業にいましたので、研究活動はできませんでした。当然ですね。他方で前々職東北大学時代に得たデータは山積しておりました。幸いにも、社長のご理解や周囲の先生方のサポートにより、継続して論文を出していくことができました。

 「適」教員になれたことは偏に、これら皆様のおかげです。この場を借りて厚く御礼申し上げる次第です。

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下積みの大切さ

 独立研究者となり研究室主催者となって5年目になりました。今週4年生5名が5代目として配属されました。早いものです。その今、下積み時代に思いをはせます。

 下積み時代、つまり若い自分のポスドクや助教の頃です。会社員時代もまあ入るかもしれません。悔しいなと思うこと、理不尽だなと思うこと、たくさん経験してきました。その時々に憤りを感じ、大きな力に抗っては打ちのめされたものですが、今となってはその経験が活きています。

 どのようにしたら他人を活かし、また自分も活かされるかを実践できるようになりました。主催者ですから、あらゆることを自分で判断しなければなりませんが、結果としてうまく回っていることを不思議に思います。それらは充実した今をもたらしています。

 遠回りと思っていたことが、実は一番の近道だったのだと感じています。

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電子工学と化学

 Eコース(電気電子工学)教員として、当然同コース専門科目を担当していますが、一方でCLコース(応用化学/環境生命)の授業も担当しています。5年生向けの電気工学基礎I電気工学基礎IIです。前者は電気の基礎の基礎(2E~3Eのレベル)、後者は半導体(3E~4Eのレベル)について講義しています。

 電子工学すなわち半導体工学は、半分は化学です。特に製造関係ならば、ほぼ化学です。しかしながら、日本の教育カリキュラムでは、電子工学と化学は壁で分けられています。電子工学の学会発表を聴くと、化学的な点で「何言ってんだこいつ?」と思うことがあります。逆に化学の学会発表では、電子回路的な点で「??」と思うこともあります。

 目下、半導体が世間を賑わせています。化学の人で半導体業界に進む人は珍しくありません。今その道でなくても、将来そうなるかもしれません。そんな学生さん達を念頭に置いて、上記授業を展開しています。他コースだからって、手を抜くことはないですよ。学生さん達は、皆平等です。

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PCが遅い!!

 五島から帰ってきて、メインのノートPCをWindows11 24/H2にアップデートしました。そしたらやたら遅くなりました。PCはWindows10時代に買ったものですが、スペック的には11に上げても十分動くようなので、何ヶ月か前に11に上げていました。しかし最新の24/H2にアップデートすると、とにかく遅くなりました。ブラウザが重いのなんのって。

 PCが遅いと、仕事の効率が格段に落ちます。もう遅いのなんのって。そのため、考えられる高速化を試しまくってみましたが、改善しませんでした。

 治らないので、10にダウングレードしようと思いました。ただし、そうするとクリーンインストールになってしまい、日常業務に支障を来すので、思い切って新しいPCを発注しました。来月来ます。痛い出費です。

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決算と情報公開

 11月も半ばを過ぎました。年度末までに消化しなければならない予算枠について、決算に向けての整理が必要な時期になりました。幸い今年度は資金が潤沢でして、消化しなければならない予算枠、来年度以降も使える予算枠と多くの選択肢があります。ただし、専属の秘書さんも会計担当者さんもいなくて、一人で事務処理しているものですから、未整理が貯まってきています。そこで事務方の助けを借りつつ、数字とにらめっこしています。

 つい昔の「いや、もうどうしよう・・・」という何もない日々に比べれば、随分楽になりました。予算を稼ぐのは、研究室主催者として一番の仕事です。どんなに綺麗事を言っても、お金がなければ研究も何もできません。学生さん達を学会に連れて行くこともできません。

 研究設備もさりながら、こういう高等教育機関で研究室を主催するにあたって最も大事なことは、「学生さん達の可能性を開花させる」ことだと思います。そう、以前にも書いたように、教育とは、「何人であれ、その者が活きるように導くこと」だと思います。

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第40回九州・山口プラズマ研究会(3/4)

 五島には観光に来たわけではありませんよ(^_^;) ちゃんと勉強しに来ました。この九州・山口プラズマ研究会は、九州・山口地区のプラズマ関係の先生方を中心とした歴史ある研究会です。九州はプラズマ関係の先生方が多いです。縁のない九州にやって来て、またプラズマ研究歴の浅い私にとっては、この研究会は並み居る著名な先生方にアピールする絶好の機会です。全くのチャレンジャーです。

会場入口の案内板です。
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第40回九州・山口プラズマ研究会(2/4)

 午前中に無事到着したので、少し先に街を観光しました。まずはお城、石田(福江)城です。幕末の異国船に備えて完成された城なので、比較的歴史は浅いです。当時は海に面していたそうです。今は周囲が埋め立てられて中心街となっていますが、堀の水は海水のままだそうです。

石田(福江)城です。堀の水は海水です。
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第40回九州・山口プラズマ研究会(1/4)

 11/2(土)-4(月)の間、第40回九州・山口プラズマ研究会に行ってきました。高専はちょうど学祭(ありタムフェスタ)中でした。九州にやってきて、3年前の第37回に初めて参加しました。一昨年と昨年は担任をしていて学祭の方を優先したので、参加できませんでした。今年は副担任ということで、参加しました。

 会場は、長崎県五島列島福江島にある五島コンカナ王国でした。11/2初日は午後からの開催でしたので、始発の西鉄電車で大牟田から発ちました。生憎台風の影響で大雨でした。

5時前の西鉄大牟田駅です。まだ改札が閉まっていました。
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