Author Archives: 鷹林 将

人生の黄金期とは?

 年の功か、一つ一つの仕事はこなせるようになってきましたが、量がこなせなくなってきました。例えば、実験データの整理など、若い頃は50データ分くらいササッと軽くこなせていましたが、今は放っとらかしです。リ○Dなどの助力がないとしんどいです(※合法です)。

 一昨年あたりから老眼が入ってきて、近くのものが見えにくくなりました。トランジスタやコンデンサの刻印が辛いです。つい直前の記憶が吹き飛んで、ものを探し回る羽目になったり、人の名前を思い出せないことが度々あります。

 これはもう、人生下り坂かなあと思っていたら、こんな動画がありました。

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2026年度有明広域産業技術振興会総会

 6/4(木)の前期中間試験前日は、特別授業日でした。特別授業日というのは予備日のことで、感染症や自然災害による学級閉鎖や休校への措置として、年に数日備えられているものです。幸い、今期はまだそのような目に遭ってないので、学生さん達にとっては全くの休日、ていうか自宅で試験勉強しまくりの日となりました。

 教員にとっては午後から、2026年度の有明広域産業技術振興会(通称「振興会」)の総会&懇親会でした。毎年参加している会であり、毎年楽しみにしているものです。

 振興会からは毎年研究資金援助を頂いており、会はその成果発表会も兼ねています。毎年援助いただき発表していますので、そこそこ顔が売れてきました。黙って引っ込んでおいても・・・と思うこともあるですが、まあでも、登壇しないとつまらないんですよね。学会と同じく、登壇すると忙しくなりますが、しないと退屈でつまらない。

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数学もやっています

 担当している電気磁気学は、物理の一大分野ですが、ほぼ数学です。数学ができなければ困ります。逆に言うと、センスを要求される力学と違って、地道な数学力があれば進められる分野です。物理で一番難しい分野は何ですかと問われたら、やっぱ力学ですよねぇ。一番最初に習うんだけど、一番難しいです。

 さて、所属するエネルギーコースでは、下の図のように年月をかけて電気磁気学を勉強しています。私はその中核となる3年次~4年次前期の1年半、電気磁気学IIIを担当しています。

赤文字の科目を担当しています。ほぼ担当していますね。
クーロンの法則からMaxwell方程式を介して表皮効果&電磁波まで。

 1年半という短い期間で、クーロンの法則からスタートして、Maxwell方程式を導き、表皮効果&電磁波のMaxwell方程式の応用までやっています。願わくばあと半年欲しいところですが、こればかりというわけにもいかないので、やりくりしています。

 電気磁気学は、3年生から本格的にスタートです。と言いますのも、学習に必要な微分・積分、ベクトルなどの基本的な数学を2年次で習うためです。これらが不十分なうちに見切り発車しても、全滅は必至だからです。

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デジタル社会と不文律

 デジタルという概念は、1と0、白黒をはっきりさせます。

 いわゆるデジタルネイティブなZ世代を観察していると、ルールすれすれの生き方をして、効率の良い人生を歩もうとする人が多いように見えます。

 ルール違反をしているわけではありません。しかし印象は悪くなります。世の中には不文律というものがあります。デジタルでは計れないアナログなグレーゾーンです。言い換えると、行間を読む力のことで、Z世代に最も欠けている能力のようです。

 人間社会を全てルールで完全に白黒はっきりさせることは不可能です。人間はデジタルではありませんから。それは詰まるところ警察国家と社会へ行き着き、とても生き辛い世の中になります。正に、清き流れに魚は住まずです。

 遙か昔に、秦から漢への歴史がこれを実証しています。歴史は人類最大のデータベースです。

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素敵な客人

 私はお息子さんの父親で、世の中に数多いるDadの一人です。今更説明するまでもなく仕事に忙殺されている日常ですが、他者の視点からすると、お息子さんと過ごす時間は多いようです。なぜなら、仕事以外で独りになる時間、つまり趣味というものに割く時間が少ないからです。研究者という者は、「仕事 ≈ 趣味」ですからね。今年度は専攻科生達が皆巣立って、装置が空く時間が増え、しかも担任を外れたので、好きなだけ実験しています。専攻科生達がいると心強く頼もしいのは間違いない一方で、その分彼らに相応の実績(学会発表論文、特許、そして受賞など)を積ませようと思うとなかなか大変です。日々の実験はごく小さなものとはいえ、その度毎に幸せを感じては、「私は研究者が向いているんだな」と自分自身を理解します。意図した人生を決して歩んできたわけではありませんが、結果として、本能が望む人生になっていることは確かです。

 さて子供とは、素敵な客人です。DNAを分けていますが、全くの別人格です。生まれてこの方ずっと見てきているはずなのに、何でこうなったか分からないことが多々あります。悪い意味ではありません。自分とは異なる志向に驚くと共に、興味深いです。最も身近な存在を通じて、自分の見える世界が広がっていくことはとても楽しいことです。

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AIで作ってみました

 AIを使って研究室案内を作ってみました。研究者仲間内で、研究まとめをAIで作るのが流行っていまして。流れに乗ってみました。

 少し修正指示を出しましたが、ほぼ一発で作ってくれました。AI恐るべしです。

 AIについては賛否色々議論はありますが、ほどほどに付き合っていくのが良いかと思います。

AIさすがです。

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陸上部デビュー

 今年度から、部活顧問が陸上部へと異動になりました。弓道部で2年を過ごして、このままずっとかなと思っていたら、青天の霹靂でした。弓道経験も全くなかったのですが、陸上経験も全くありません。体育会系とは無縁の人生です。たぶん。

 ずっと同じ部活動を顧問されている先生が多数ですが、私は特定の部活動に拘りはありません。退職などの人事異動に対して、私のようなフリーダムの者は人事配置上必要不可欠かなと思います。

 その顧問デビュー戦として、5/15(金)~17(日)の3日間、「令和8年度福岡県高等学校総合体育大会陸上競技対校選手権大会南部ブロック予選会 兼 全国高等学校総合体育大会南部ブロック予選会」が行われました。名前長いですね。要はインターハイの予選です。高専は5年制なので、高校生扱いにできる3年生までが出場しました。

 試合会場は、久留米総合スポーツセンター内の県立陸上競技場でした。弓道部でお世話になった久留米アリーナの道路を挟んで西隣です。

 福岡県ではまず、地区ブロック毎に予選会をして、選抜されて県大会へと行きます。地区は、北部(北九州市など)・筑豊(飯塚市など)・中部(福岡市など)・南部(久留米市など)の4つです。県南端にある有明高専は、南部に属しています。南部の試合会場は必然的に、大都会久留米となりますね。

まずは記念写真。早朝の開催前ですが、初夏で日差しが眩しいので、サングラスです。
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締めは献血

 5/10(日)のGW最終日。締めくくりは、献血と行きました。約1年ぶりですね。イオンモール大牟田へお出かけしたら、たまたま催してありましたので。献血カードはいつも持っています。いや、今はアプリですね。

献血します。

 このGWは、前半に授業準備など校務を片付けて、後半からは論文執筆を始めています。割と余裕な日々でした。バカンス? いやいや、仕事を片付けるために休みはあるのですよ!!

 え゛っ、違うのですか!?

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デジタルで舗装されているということ

 歳を取って、忘れて思い出せないことが間々出てくるようになりました。「あれ何だっけ~?」と。忘れるということは、宜しくないものと思ってきました。

 若い頃は、嫌な思いを散々経験してきました。嫌な人間に散々会ってきました。忘れられないので、激しく憤ったものです。そこを乗り越えるしか道は無いと思っていました。乗り越えようしてと、角が立ったり傷ついたりしたものです。

 そんなことは今や遠い過去となり、今の人生には何の関係もなくなりました。今後関わることもないでしょう。思えば遠くに来たものです。忘れて差し支えない。

 そう、忘れられるということは、決して悪いことではないということが分かるようになりました。

 忘れたくない大事なことは、日々確認すれば良いのです。ボケ防止のためにね。

 そんな今日この頃、たまたまこんな動画に遭遇しました。へー、そうなんだー。まあ、心当たりはあるかなと。

 例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)の思い出です。大学院修士学生の時代、アナログのブラウン管に映し出される顕微鏡画像の保存には、ポラロイドフィルムでした。フィルム一枚に相応のコストを要しますから、画像を選んだものです。それが博士課程になると、光磁気(MO)ディスク記録で取り放題となり、ビックリしたものです。

 この旧年度末に、最新のSEMを見せていただく機会がありました。化学の世界から離れていったこともあり、縁が遠のいちゃって。今やPC中に瞬時に記録されますね。SEMの基本構造は変わっていませんが、何もかも便利なデジタル制御になっています。でも、ここから一体何を感じ、何を学び得るのだろうかという一抹の不安がよぎりました。

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思考の忍耐

 高専教育に最も欠けていると考えているものがあります。それは「思考の忍耐」です。

 高専教育は、5年間の完成教育を標榜しています。普通科高校+大学の計7年間より2年も短く完成を求めています。ですから、自ずと専門分野に特化した詰め込み的な教育体制となっています。

 高専教育は、高等教育を謳っています。高等教育と中等教育の最も大きな違いは、冒頭の思考の忍耐力を求めていることにあると思います。平たく言うと、読書です。本を読むことは読解力を要します。読解力とは、文章を辿りながら思考を整理し、それを自らの血肉として構築していくことのできる力です。

 とりわけ今は、インターネットとAIによる情報過多の時代です。ちょっと検索するだけで、必要な情報を得て、「一応の」解答を得ることができます。「一応の」と括弧書きを付けたのは、思考過程が無視されているからです。単に解答を押しつけられているだけで、人間の知的活動とはかけ離れているからです。俯瞰すると、行っていることは、原始時代と何ら変わりはありません。

 先に述べたように、賢い人とは、価値判断と道の選択ができる人と定義しています。押しつけられた解答だけで、これらができるとは到底思えません。売り家と唐様で書くだけです。

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やきとり二番

 定期的に、教職員有志で小さな慰労会をしています。私が幹事みたいになっています。一つのテーブルを囲えるだけの人数でやっています。

 普段から親しくを心がけてはいますかが、勤務時間中では難しいこともありますしね。

 事務方へはよく出向きます。書類の受け渡しなどは基本的に自分で行っています。学内便はありますが、あまり使いません。というより、学内便の封筒自体を直接持っていきます。郵便屋さんです。

 研究重視だからといって、研究室に籠もってばかりではありません。

 下っ端時代から変わらないことです。散歩を兼ねたコミュニケーションの一環です。事務方のサポートあってこその教員です。

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7年目のGW

 早いもので、こちら有明高専に来て7年目となりました。そして7年目のGWです。7年目にして、ようやく落ち着けてきたなという感じです。

 過去のGWでは、授業資料作りに追われました。着任していきなりMaxの授業数でしたから。担当授業数はほぼ変わっていません。高専という慣れない環境での授業計画とその資料作りでした。過去例のない量のスライド資料をつくりました。

 研究室を立ち上げて、研究環境を整えるのに必死でした。部屋を確保し、改造し装置をセットアップしました。当時の学生さん達と右往左往しました。

 研究業績を上げるのに必死でした(※まだまだ現在進行形ですけどね)。高専だからといって、「大学とは違うから研究しなくてもいいや~」では、人間劣化するだけです。正式な業務の一つですからね。

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