有明高専では全専門コース共通で、4年次後期から研究室活動すなわち卒業研究が始まります。5年次から開始の高専が多いかと思いますが、有明では半年早いです。その分、研究活動を充実させることができます。高々半年であっても、その差は非常に大きいです。
毎年配属に先立ち、各教員が研究室紹介を行います。現4Eは鷹林研究室としては6代目になります。早いものです。
専攻科生達が頑張ってきてくれたおかげで、研究内容も整ってきました。今回の研究室紹介ではそれをまとめることができました。
研究テーマは大きく分けて6つになります。私と7名の学生さん達の小さな研究室ですから、これ以上の展開は厳しいですね。もちろん、研究というものは一人ではできませんから、周辺の大学の先生方の助けをお借りしながら進めていっています。有明には何もなくても、周囲には何でもあります。交通至便です。
鷹林研究室では、上下関係を重視しています。いや別に厳しいことではなくて、絆です。「先輩は後輩を丁寧に教える(教えることも勉強)」、「後輩は先輩の言うことを聞いて学ぶ」です。そして後輩はいずれ先輩となるので、その時に新たな後輩に教えられるように学んでおくです。大学/大学院の研究室では当たり前のことかと思いますけど、高専では専攻科生の定員は限られているのでなかなか難しいところです。
専攻科生達は有り難い存在です。5年生だけの研究室になってしまうと、やりたい放題的な感じになってしまいます。研究の「け」の字も何も知らないままになり得ます。結局それは5年生達にとって損でしかありません。研究室も一つの社会であり、コミュニティです。研究室で学ぶことは、これまでの学んだ蓄積よりもはるかに多いです。
発表の舞台に立つのは一人ですが、各テーマは孤立しているわけではなくて繋がっています。小さな研究室ですので、全員で協力して助け合ってやっています。
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