世の中の人達が「高専」というキーワードで真っ先に思い浮かべるのは、ロボコンだと思います。ロボコンは高専の部活動の一つですが、最もメディアへの露出が多いために、高専を代表する部活動の一つとなっています。高校では野球、高専ではロボコンというところですかね。
夏休み終盤の9/28(日)はその大会、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2025」の九州沖縄地区大会が行われました。そう、ロボコンはロボットコンテストの略で、このためにある部活動と言えます。今年度は有明高専が幹事校で、会場は昨年完成したばかりの大牟田市総合体育館(大牟田アリーナ)で行われました。九州・沖縄地区の高専は全部で9校10キャンパスあります。つまり、10年毎に地区大会の幹事が回ってくることになります。
前々日の26(金)から有明高専の教職員と有志学生達が総動員で準備しました。
各高専の選手達は前日27(土)にやって来て、ロボットの調整作業をしていました。私は検査の役務を担当しました。ロボットは毎年の競技テーマに合うように各チームは設計製作するのですが、大きさ・重量・構造などに規格制限があります。その検査をしました。
日常はロボコンと全く無縁の日々です。へー、ロボットを前後左右回転に進めさせるためのタイヤにはオムニホイールとメカナムホイールというものがあるんですね。各チームいずれを選択するか設計思想で分かれていました。
今回は段ボール箱を積み上げるというテーマでした。段ボール箱を掴むには、挟み込むと吸着するのいずれかに分かれていました。後者は、真空ポンプを使った真空チャック機構を用いていますね。半導体フォトリソグラフィでお馴染みのやつです。これで2 x 2 = 4パターン。肝心の段ボール箱をどう持ち上げて移動させるかは、各校アイディアを競っていました。検査をパスした各校は、テスト走行に懸命でした。
さて翌日曜日の本番。業務が一段落したので観戦しました。結果は・・・、他校は強いですねぇ。
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