Tag Archives: 教育

ありあけ地域企業紹介フェア

 明けましておめでとうございます。年末年始は大風邪の日々でした。ようやく治ってきたかなとはいえ、咳はまだ出続けています。年末ちょうどダウン中にクラス卒業生のOG訪問がありまして、申し訳なかったです。

居室ドアに置き手紙が・・・。

 さて新年一発目の1/8(水)は、ありあけ地域企業紹介フェア、すなわち有明広域産業技術振興会の会員企業紹介事業がありました。これは毎年恒例の事業で、本校有明高専の企業サポーター集団である有明広域産業技術振興会の会員企業の学生さん達への企業説明会です。会員企業は100社を超える中、そのうち60社が今回参加されました。本説明会では、今春就職活動対象となる本科4年生と専攻科1年生の学生さんに出席を義務づけていますので、参加企業の皆様にとっては自社アピールの絶好の機会となっています。ここで心を決める学生さんも多いです。特に今年度は60社と過去最大の規模で、例年の第一体育館だけでなく、第二体育館も使用した大規模なものとなりました。

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研究室同窓会と第28回プラズマ・核融合学会 九州・沖縄・山口支部大会

 12/21(土)は、博士後期課程時代の研究室である大阪大学 大学院基礎工学研究科 中戸 義禮研究室の同窓会でした。コロナ前の前々回以来7年ぶりの対面の会となりますので(前回はオンライン)、とても楽しみにしていたんですが、前日19(金)に風邪でダウンとなりました。大阪まで行ける体力もなく、残念至極でした。切符も払い戻ししました。不覚この上なしでした。

 幸いオンラインで参加できましたので、画面を通じて皆様にご挨拶できました。中戸研の同窓会は約3年毎に行ってきており、今回が4回目でした。先代教授の故坪村 宏先生からのメンバーを含みますので、基礎工の第1期生(中戸先生もそう)から始まる幅広い年代で構成されています。

 ただし通常の同窓会と違って、中戸研の同窓会はパーティー形式ではなくて、セミナー形式です。諸先輩方のご講演の後に学食でちょっとしたものはありますけど。登壇される諸先輩方は、無論、この社会で名を上げた大物ばかりです。私もいつかはこの舞台に立てるような実績を上げたいなと思う次第です。登壇のレベルは、私の中では最高峰に位置します。どんな国際会議も相手にはなりません。

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第3回交通マナーアップ運動

 GE講演の翌日12/11(水)は、4月に続いて第3回目の交通マナーアップ運動といきました。4月は第1回、9月の第2回は有明高専は非番でして、第3回の今回再び参加となりました。場所は同じ大牟田駅西口(西鉄側)を担当しました。メンバーも前回と一緒の学生会の皆さんでした。

降車のお客さんを待ちます。
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熊本大学 山本 圭介先生ご来校

 遡ること12/5(木)、熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構(REISI)の山本 圭介先生がご来校なさいました。熊本大学 工学部ならびに同大学院の編入学説明のためです。

 山本先生とは現在、九州大学と九州沖縄地区9高専との間で行っている九州大学 工学部・九州沖縄9高専 連携教育プログラムでご一緒しています。このプログラムは、九州大学 工学部の教員と高専教員との間で連携教育を行うもので、具体的には専攻科1年生は高専にて、2年生は九大にて卒業研究活動を行うものです。このプログラムは2023年度から始まったものでして、現在研究室専攻科1年生の学生さんが2期生として活動しています。

 高専に着任して研究を始めましたが、展開上クリーンルームがどうしても必要でした。本校は先人達の先見の明によりクリーンルームが破棄されたようですので、自分で作り上げるしかなく、さりとて費用は莫大ですので悩んでいたところ、当該学生さんを通じて山本先生とご縁ができ、九大のクリーンルームを有り難くも使わせて頂いております。思いは叶うものですね。

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自己顕示と哲学

 ようやく風邪も明けてきました。体調を崩して何もしないでいると、色んなことを考えます。

 インターネットを通じて、各自の意見がメディアを介さずに自由に披露できるようになりました。インターネットは既存オールドメディアによる情報操作、いわゆる洗脳から人々を解放した反面、自己顕示欲を煽る側面もあり、度が過ぎた内容で社会的地位を失う人々も見受けられます。

 このホームページを立ち上げて、4年半が過ぎました。元々は当時人気のなかった所属するEコースの打開策として、入ったばかりの私なりに考え出したものです。有明高専は総合学科制で、2年生後期から専門コース分けとなります。このようなシステムを採っている以上、コース毎に人気の良し悪しは出てくるのは必然です。ならば切磋琢磨していけば良いだけの話です。人気がなくても志ある学生さんは少ないでしょうが必ずいますので、彼らに対して粛々と成すべきことを成しておけば良いだけとは思うのですが、現実にはそうも言ってられないようです。

 当初はコースのホームページに間借りしていたのですが、お気に召さない方々から自分で独立して行うように言われました。何もしないのに文句だけ言う人は、どこにでもいるものです。何事に対しても、チャレンジすれば何かしらの損失は出ます。しかしその損失にばかり目を向けていたら、何もできません。

 「なんやこいつら!!」と何苦楚の精神でこのホームページを独立させました。このホームページは、完全私費で運営しており、一切の公費は入れていません。良い機会なので、自分の考え・思いを披露し伝えてきました。同時にそれらを自分自身でも整理してきました。何のために教育するのか、何のために研究するのか、そして今後どうしていきたいのかと。自己顕示と言われれば、確かにそうです。

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緊張するわー

 明日12/14(土)は、第33回九州沖縄地区⾼専フォーラムがあります。九州沖縄地区の高専が持ち回りで担当しているフォーラムですが、今回は本校有明高専が主催です。

 オンラインで、誰でもご参加可能です。高専関係者でなくてもOKです。企業の方、学生さん、保護者みんなOKです。

 事前参加申込制ではないので、当日いきなりでも参加できるのですが、それだけに人数が読めませんです。どんな方がどれだけ参加するか分かりません。緊張しますね。

 発表タイトルは、「研究の事前段階を踏まえた担当教育と鷹林研究室における研究展開」と、ちょっと偉そうにしてみました。

 この高専5年弱の生活で思ったこと、考えたことをまとめてみました。スライド間に合いました。

 頑張りまーす。炎上したらイヤだなー。

 

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電子工学と化学

 Eコース(電気電子工学)教員として、当然同コース専門科目を担当していますが、一方でCLコース(応用化学/環境生命)の授業も担当しています。5年生向けの電気工学基礎I電気工学基礎IIです。前者は電気の基礎の基礎(2E~3Eのレベル)、後者は半導体(3E~4Eのレベル)について講義しています。

 電子工学すなわち半導体工学は、半分は化学です。特に製造関係ならば、ほぼ化学です。しかしながら、日本の教育カリキュラムでは、電子工学と化学は壁で分けられています。電子工学の学会発表を聴くと、化学的な点で「何言ってんだこいつ?」と思うことがあります。逆に化学の学会発表では、電子回路的な点で「??」と思うこともあります。

 目下、半導体が世間を賑わせています。化学の人で半導体業界に進む人は珍しくありません。今その道でなくても、将来そうなるかもしれません。そんな学生さん達を念頭に置いて、上記授業を展開しています。他コースだからって、手を抜くことはないですよ。学生さん達は、皆平等です。

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決算と情報公開

 11月も半ばを過ぎました。年度末までに消化しなければならない予算枠について、決算に向けての整理が必要な時期になりました。幸い今年度は資金が潤沢でして、消化しなければならない予算枠、来年度以降も使える予算枠と多くの選択肢があります。ただし、専属の秘書さんも会計担当者さんもいなくて、一人で事務処理しているものですから、未整理が貯まってきています。そこで事務方の助けを借りつつ、数字とにらめっこしています。

 つい昔の「いや、もうどうしよう・・・」という何もない日々に比べれば、随分楽になりました。予算を稼ぐのは、研究室主催者として一番の仕事です。どんなに綺麗事を言っても、お金がなければ研究も何もできません。学生さん達を学会に連れて行くこともできません。

 研究設備もさりながら、こういう高等教育機関で研究室を主催するにあたって最も大事なことは、「学生さん達の可能性を開花させる」ことだと思います。そう、以前にも書いたように、教育とは、「何人であれ、その者が活きるように導くこと」だと思います。

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教育とは何か?

 教育とは何か? 私なりの理解では、

「何人であれ、その者が活きるように導くこと」

だと思います。教育に携わる者はそのプロフェッショナルでなければなりませんし、これが教育者の最大の務めだと思います。

 人を責めるのは簡単です。他人は自分とは違います。責める理由の大部分は、自分との差異が許せないからでしょう。そう、何人でも他人を責めることができます。

 反省ないし再起を促す意味で責めるのは良いとしても、ただ単に自己満足のために責めることは頂けません。信賞必罰は指導の根本ですが、そのバランスにはよくよく注意しなければなりません。

 過失に対してバランスを欠いた過剰な責めには、得るものがありません。「窮鼠猫を噛む」のように、かえって失うものが多くなります。

 つまり、責めるのならば、先々の落とし所を想定して振る舞っているかです。

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3E 工場見学

 アメリカから戻ってきたら、季節は秋になっていました。気候的にですね。暑さはまだ残ってはいますが、夏という感じではありません。内閣も交代し、月末は選挙となっていました。アメリカにももちろんTVニュースはありますが、日本が報道の中心ではありません。浦島太郎の感覚でした。

 そんな10/11(金)、3E副担任として、3Eクラスの工場見学に同行しました。例年3年生は日帰りで企業の工場を見学しています。コロナにより前回の3E副担任(2021)のときはなかったのですが、今回は再開されました。

 午前中は久留米の大電株式会社様を訪れました。各種電線を製造している企業です。個人的には、こちらの(公財)吉田学術教育振興会様には大変お世話になりました。着任して初めての研究助成を受けて、研究を立ち上げることができました。なお、企業内見学ですので写真はNGということで。

 昼はゆめタウン久留米で食事休憩となりました。学生さん達はあっという間に散らばっていきました。私が行くところはもちろん、バーガーキングですね。大牟田サンフランシスコシンガポールと、各地のバーガーキングを訪れています。物価調査です。

お約束です。まじめな経済フィールドワークですよ。
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研究活動と高専

 高専(National Institute of Technology)は高等教育機関の一つですから、大学と同じように卒業研究が科目として存在しています。言い方を変えますと、高等教育機関であることは研究活動によって担保されています。

 つまり高専は、研究機関としては大学/大学院や国研と同等なのですが、そこはやはり規模の問題がありまして、建物一棟に及ぶような大型実験装置はありません。一校全体で1,000人程度の学生数です。国立大学は一「学年」で3,000人を越す規模ですからね。私立大学だと10,000人規模にもなります。でも予算手当てとしては規模の割には大きくて、大学の先生方からは羨ましがられていることもまた事実です。実感ないけど・・・。

 現在の研究室専攻科生達は、賞を取りまくってくれています。ちょっと取りすぎかなあと思い、この状況は後輩達へ続いてはいかないだろうなと、嬉しいようでちょっぴり不安な心持ちです。

 この状況の見方を変えてみれば、マネージメントさえしっかりすれば、高専は十分な研究機関として機能することの証左でもあります。しかし残念ながら、現実はそうではないです。

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先例と教育

 世の中には、先例を持ち出して進捗を止めようとする人がいます。厳しく言いますと、個人的には、世の中で一番嫌いな人の類です。

 その理由としてまず第一に、根拠がないからです。先例が正しいという証明は不可能です。もし正しいならば、こんなに現代技術が進んだ世の中では天災はなくなっているはずです。過去の通りに現在が進む保証はどこにもありません。

 第二に、卑怯だからです。他を隠れ蓑にして言い訳する人は嫌いです。自身の言葉で言うべきです。主張するならば、叩かれ批判されることは覚悟すべきです。

 しかしそう言う人、自身に火の粉が降りかかったら、先例を平気で破ります。分かりやすいのは、給料の変動ですね。もし先例(前例)のないベースアップがあったとしたら、その人はどう対応するのでしょうかね?

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