7/20(日)は参議院選挙でした。当然ながら私も有権者の一人でして、投票してきました。長年きちんと投票してきていますが、今回初めて出口調査なるものを経験しました。へー、こうやっているんですねー。
民主主義では、本来全ての有権者が議論に参加する直接民主主義であるのが理想です。しかし古代と違って世の中が複雑化している現代では、自身の仕事だけで手一杯でなので、政治のプロである政治家さんに託すわけです。間接民主主義ですね。今の目の回る業務量に、政治の仕事が入ってきたらもう無理無理無理ですので、政治家さん達に頑張って頂ければと。
政治と言えば、演説です。演説と言えば、揚げ足取りです。”It’s Media“ですね。一連の話のごく一部分を切り取って叩くというのは、長年マスコミの常套手段でした。しかし昨今はSNSなど他の情報伝達手段が発達して、そんなハーメルンの笛も効かなくなってきました。
そんな世の騒ぎとは無縁の人生だと思っていましたが、最近そうでもなくなってきました。話を曲解されるケースが増えてきました。本人としては「(゚Д゚)ハァ?」というところです。一体、どこをどう解釈したらそのような意味になるんだろうかと・・・。世の中には、一方的な解釈で脳内変換されてしまうことがあるということを学びました。そしてそれを相手、つまり私も入るようになりまして、への攻撃材料にするという、宜しからぬ出来事が増えてきました。政治家さん達の気持ちが分かるようになりました。
国語の勉強って大事だな、とつくづく思う今日この頃です。
私はいわゆる自然科学者の端くれであり、理科系の人間です。だからといって、国語が無用なわけでは決してありません。むしろ最重要です。研究成果を学会予稿から論文まで、文書として残すのが仕事の最終局面です。このような文書には文学的修辞は必要ありませんが、論理を正しく伝えるための国語力は必要です。また逆に、相手が言っていることや相手の文書を理解できる読解力も必要です。
タイパやコスパという言葉が流行っている昨今、じっくり読書をして文章を読み込む力をつける時間の重要性が増してきています。
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