8/11(月祝)本日は、朝からひたすらNHKニュースで大雨の動向を見ています。南隣の長洲町と玉名市に特別警報が出ており、予断を許しません。本日は自宅で仕事かなどうしようかなと思っているところです。用水路見てくるフラグは立てたくないですからね。
こういう災害の時に最も気にするのが、装置の真空度です。停電ないし瞬停で装置が落ちると、真空ポンプが止まります。我が光電子制御プラズマ装置は高真空なので、24時間真空ポンプで真空引きをしています。真空装置が停電で止まるのは非常に困ります。
もし止まったら、即座に出動してバルブを閉めて真空を保持しなければなりません。油回転(ロータリー)真空ポンプを大気リークさせて、油の逆流を防がなければなりません。
以前SAGA-LSに行ったとき、そこでは真空度を遠隔監視できるようにしていました。鷹林研究室でもそうしたいなーと思いつつ、どうすれば良いのか分かりませんでした。この春先は停電が連発して、都度対応に四苦八苦しましたので、何とかしたいと。
最近、↑のSAGA-LSに参加した5年生の関本君が、Microsoft Teamsを利用したモニターソフトを作ってくれました。「うちでも作ってほしいなー」とおねだりしていました。Teamsは高専機構で完備されており、PCにもスマホにも入れて24時間アクセスできるようにしています。真空計からの出力信号を装置PCに取り込んで、Teamsに情報を流すようにしました。こうして自宅でも出張先でも真空度のモニターができるようになりました。
真空度の数値さえ分かれば、装置がどんな状態かおおよそ把握することができます。体温と同じです。もしデータが流れてこなければ、停電したなと。事前対策可能となります。
こういうことがすぐできるのが、正に高専生ですよねー。ホント助かります。
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