研究者としての最終かつ最大の仕事は、論文を書くことです。最難関の仕事であり、最も楽しい仕事です。論文を書かなければ、研究者として評価されません。・・・ということは百も承知なのですが、高専の多岐に渡る業務(担任、国際交流、部活、学生指導、進路指導、各学年に詰まっている授業・・・)に忙殺されていると、書く時間が取れません。
かといって、各業務の手を抜くわけにもいきません。学生さんFirstですから。
企業人時代は平日日中の通常勤務を終えて、夜と土日に自宅で書いていました。ですからできないことはないはず・・・なのですが、各業務のベクトルが揃っていないのであっちへこっちへと動き回り、体力的に余力がない日々です。帰宅したら、すぐ寝ます。
言い訳ですか? はい、言い訳です。
研究室学生さん達が各テーマを頑張ってくれてきたおかげで、最低4報は書けます。データが煮詰まってきました。人に恵まれた環境です。足りないのは私のやる気です。
No. 1ではないけれど、Only 1の研究です。研究者なら誰しも自分の研究をそう思います。だけどこの思いを逆手に取ると、「Only 1なら競争相手もいないし、後回し、後回し」になりがちです。ていうか、なってますね。
こうして高専では研究しなくなっていくんだよなーということを実感します。しなくても困らないし。
しかし研究という窓口を通して、学生さん達に未来の選択肢を提供するのが最たる業務と思っていますので、まあ、頑張ります。
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