師走を控えて

 今回の仙台への旅の目的は、東北大学での共同実験測定と炭素材料学会年会への出席でした。研究室3年目の目標として学会アピールを掲げていましたが、今回で全て終了となりました。でも掲げたとはいえ、不始末多くエラーばかりが目立った1年でした。

炭素材料学会年会会場の東京エレクロンホール宮城です。雪が少し降っていましたが、さほど寒くはなかったです。

 この1年は、忙しすぎて脳みそがスパークする日々でした。リ○ビタンD、モ□スター、レッド△ルが欠かせない日々で、「もう無理・・・」と何度思ったことか。我ながら仕事はこなせる方だと思っていましたが、さすがにキツかったです。そしていつの間にか、医者をハシゴするようになりました。

 「今倒れても、神さまはきっと許して下さる」とね。

 何気ない仕事にミスすることが目立ちました。それでも目の前の進路指導を含む担任業務と日々の授業をこなそうと、土日は返上でした。そうすると、特に〆切のない研究にしわ寄せが来ます。「ああ、こうして高専教員は研究しなくなっていくんだな・・・」と実感しました。それでも何とかやっていこうとしたら、もう脳みそが追いつかず、ミスばかりしました。

 会社員時代は、もちろん研究なんかできる環境にはありませんでした。仕事は楽ではなかったですが休日は普通に休めたので、世間の人達がvacationを満喫しているところを自宅で論文を書いていました。

 今やせっかく研究できる環境ができたのに、かえってできなくなりました。皮肉なものです。

 師走とは普通、私のような人間が忙しくなる季節なのですが、特に予定はないのでちょっとゆっくりできるかなと思います。やっぱりね、良い仕事をしようと思ったら、余裕は必要ですよ。以後、仕事のペースを少し落ち着かせて、じっくりと研究と論文執筆を行っていきたいところです。

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