週明けで後期は終了し、春休みとなります。2024(R6)年度が終わります。目下卒業研究はまとめの時期です。
この週末まで、7Eは専攻科研究のまとめ、6Eはその中間報告、5Eは卒業研究のまとめ、4Eはそのレポートと各学年大忙しでした。今期の鷹林研究室は全ての学年が揃っているため、日夜大忙しでした。今週末で全ての書類を済ませることがてきまして、ほっと一息のところです。
高専は大学と違って、通常授業日程と併行して研究活動が進んでいきます。高校&大学で7年間かけて学ぶところを、5年で済ませようとしますからね。仕方がありません。7Eくらいになって、ようやく研究に専念できる時間的余裕ができます。ですから、研究室に皆で集うのは容易ではありません。同じ研究室に所属しておきながら、違う学年、つまり先輩・後輩を知らないというケースも出てきます。
でも鷹林研では、共通のスケジュールを構築しています。せっかくみんな私の下に集まったのですから。そう、私は神輿で、神輿は皆で担ぐものです。研究活動の中で、後輩は先輩に教えを請い、先輩は後輩に丁寧に教えることを徹底させています。学問は、人に教えられてこそ真の理解です。
加えて、後輩はやがて先輩となるので、彼らに次は自分達が教える番だからよく勉強しておくようにと伝えています。教わることもまた勉強です。高専は上記の過密スケジュールのため、どうしても学ぶより「学ばされる」感が強くなります。前期ないし後期で学んだことを、長期休み期間中に全て忘れてしまうということも珍しくありません。教わる、学ぶとはどういうことかを、短い後輩の期間に理解してほしいと思っています。
研究室活動で最も重要なことは、そんな上下の繋がりだと思います。横だけだと、互いに甘えきったり、横柄になったりします。結局それで損をするのは、本人達自身です。確かに部活や学祭などでも上下の繋がりはできるでしょう。しかしそれは所詮、遊びの繋がりです。遊びの繋がりは長続きしません。
高専すなわち学校とは、学問を学び合うところです。その本筋に沿って活動するのが、最も基本で正しい道だと信じています。研究室活動はその最善の場です。何事も基本を理解し抑えるのが肝要です。
研究室は、最も重要で、正しく、長続きする絆を創るところです。ま、私の負担も減りますしね。
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