Author Archives: 鷹林 将

ICMCTF 2024@San Diegoの旅 (2/4)

 現地時間5/20(月)夜にホテルへ無事着いたのは良かったのですが、時差ボケが治らず、眠れませんでした。そして朝、とてもお腹が減りました。サンディエゴの空港に着いた際に何かしらポテチなどでも仕入れておければ良かったのですが、「まあいいや」と選択を間違えました。

 ホテルの裏が公共交通機関であるSan Diego Metropolitan Transit System (MTS、サンディエゴ都市圏交通システム)トロリーの駅(Fashion Valley駅)だと知ったので、どこかお店が開いていないかとトロリーに乗って探すことにしました。裏と言っても、地図で見るのと違い、すぐ目の前でした。電車音も聞こえましたし。

 アメリカという国は完全なる車社会で、車がないとどうにもならないのですが、幸いサンディエゴは公共交通機関が発達しています。トロリーという路面電車の速い版、つまり広電宮島線みたいなのとバスがあります。一回乗車$2.50です。PRONTOというカードを使うと、$2.50で2時間、3回目の乗車では総額$6.00に自動的に調整されて一日乗車券となります。便利です。日本と違い、ていうか日本以外の国の電車代は信用乗車方式であり、ゾーン制です。改札口があって細かく複雑な料金体系なのは、日本くらいです。

Fashion Valley駅ホームです。朝5時です。
朝5時ですが、走っていました。夜明け前です。
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ICMCTF 2024@San Diegoの旅 (1/4)

 5/20(月)、ICMCTF 2024という国際会議へ参加のためアメリカへ旅立ちました。会場はカリフォルニア州のサンディエゴ(San Diego)で、メキシコとの国境の都市です。人生初めての国際会議での招待講演です。九州大学の近藤 博基先生のお世話によりです。人生よくもここまで来れたものです。

 と言いつつも、目下前期開講中ですので、授業の合間を縫っての強行軍となりました。国際会議というものは開催半年以上前から動くので、当然その時は時間割が決まっていません。5/20出発当日は1-3限の90分x3コマをこなした後、JR荒尾駅に車を置いて福岡空港へと電車移動しました。車は後でファミリーが回収しました。荒尾駅の駐車料金は激安ですからね。

 で、まずは福岡空港から羽田空港へと移動しました。東京便は相変わらず人が多いです。ANA便なので第2ターミナルに到着後、国際線への乗り継ぎバスで第3ターミナルへ移動しました。

第3ターミナルの乗り継ぎバスを待ちます。

 第3ターミナルで出国手続きと行くところでしたが、いきなり出発遅延アナウンスがありました。サンディエゴへはサンフランシスコ経由で向かうので、乗り継ぎ不可は困ります。心配になって、カウンターの方に尋ねましたところ、問題なしの回答でした。接続不可は「misconnection」と言うのですが、「misdirection」に聞こえてしまい、この方が思い浮かびました。

いきなり遅れました。
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学会のお知らせ(2024年3~6月) (5/25 Update!!)

 2024年3~6月の学会参加予定です。

  • 日本表面真空学会 九州支部学術講演会 (九州表面・真空研究会 2024)
    • 6月1日(土) @ 福岡教育大学 (福岡県宗像市)
    • 11:00~11:15 No. 8 (オーラル): 内藤 陽大(6E), 西山 輝(5E), 鷹林 将, “光電子制御グロー放電によるプラズマ閉じ込めとその制御”.
    • 11:45~12:00 No. 10 (オーラル): 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “ヘテロ元素ドープダイヤモンドライクカーボンの電気特性”. (※九州大学、福岡大学との共同研究)
  • 第71回応用物理学会春季学術講演会
    • 3月22日(金)~25日(月) @ 東京都市大学 世田谷キャンパス (東京都世田谷区)
    • 3月22日(金) 15:45~16:00 22p-12G-5 (オーラル): 内藤 陽大(5E), 加藤 直樹, 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電子制御プラズマの集光機構”. (※田辺工業(株)との共同研究, 関連特許出願済み)
    • 3月24日(日) 13:00~15:30 24p-P02-4 (ポスター): 福江 紘幸, 小佐野 芳寿, 鷹林 将, 岡野 忠之, 黒岩 雅英, 國次 真輔, 太田 裕己, 米澤 健, 中谷 達行, “HF-HiPIMS法を用いたDLC膜の二次元ラマンマッピングによる炭素構造モデルの探索”. (※岡山理科大他との共同研究)
    • 3月24日(日) 13:00~15:30 24p-P02-5 (ポスター): 小佐野 芳寿, 福江 紘幸, 鷹林 将, 國次 真輔, 今井 裕一, 中谷 達行, “AC-HV-CVD法を用いたDLCラマンスペクトルの5ピーク分離解析における非線形最小二乗法の適用”. (※岡山理科大他との共同研究)
    • 3月25日(月) 14:15~14:30 25p-12H-4 (オーラル): 野田 浩矢(5E), 内藤 陽大(5E), 山本 圭介, 鷹林 将, “窒素ナノドーピングダイヤモンドライクカーボンの合成とその電気特性”. (※九州大学との共同研究)

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第1種放射線主任技術者試験に挑戦します

 第1種放射線主任技術者試験に挑戦することにしました。8月21日(水)&23日(木)の2日間にわたって実施です。

 9月開催のQC検定2級試験のリベンジを考えていましたが、急遽こちらにターゲットを変えました。

 一昨年に第3級を取りまして、これを以て本校の放射線取扱主任者になったおかげて放射光実験施設の利用手続きは楽になりました。

 しかしながら、放射線業務従事者登録の教育は変わらず毎年受けないといけないことを知りました。第1種ならば免除されるということで、「めんどくさいなーもぉぅー、ええーい!!」と勢いで申し込みました。

 さすがにQC検定2級との併願はキツイので、この夏はこちらに絞ります。

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第一種電気工事士学科試験@広島

 5/4(土)、第一種電気工事士一次(学科)試験を受けました。帰省中なので、実施日時と場所を自由選択できるCBT (Computer Based Testing)方式を利用して広島で受けました。世の中はゴールデンウィーク中ですが、仕事兼趣味ということろです。

 何かと仕事があり、ほぼ一発勝負の感じになりました。前日に勉強しようと思いましたが、ついつい「薬屋のひとりごと」の第1期24話を一気に見て、寝てしまいました。こちらの感想はまた後程。

 呉駅から都市間高速バスクレアラインに乗って、会場のある広島市内中心部へ出ました。終点直前の平和大通りの車窓は、フラワーフェスティバル(FF)真っ最中でした。「花が輪になるぅ~」で有名な広島市内の一大イベントです。広島でFFとはフラワーフェスティバルのことで、ファイナルファンタジーではありません(^_^;)。

FF会場の平和大通りはすごい人だかりです。
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ゴールデンウィーク中の平日

 世間はゴールデンウィークですが、高専は平日通常営業中です。なんで休みじゃないのかなーとは、皆々思っているところです。世の中とは、かくも難しいものです。

 別にゴールデンウィークを温泉とかでのんびりまったり休みたいのではなくて、その間に溜まった仕事を片付けたいのです。新年度開始早々が何かと忙しいのは仕方ないと思っていましたが、担任を外れたのでまぁ楽だろうとタカをくくっていました。しかしながら、その分研究の仕事がどっさり降ってきまして、要するに忙しさはあまり変わらない日常となっています。研究の仕事が多いということは、世の中に認められてることですから有り難いことではありますが、歳のせいか、量をこなすのがしんどいです。

 幸い研究室は安定軌道に乗り、学生さん達が頑張ってくれているので、私が衰えても研究自体は回っています。有り難いことです。

 もちろん授業も通常営業です。授業は、PowerPoint職人スライドを駆使して行っています。でもそれだけだと退屈なので、板書で適宜補っています。補うというか、アドリブで思い出した知識を書いていってます。

思いつくまま板書です。
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∩(´∀`∩) 論文出しました(有明高専産第1号)!! (∩´∀`)∩

 AVS(旧名 アメリカ真空学会)の学術誌Journal of Vacuum Science & Technology Bに論文を出しました。純有明高専産第1号です。こちらに来て5年目、研究室を立ち上げてようやくです。

R. Tsukazaki et al., J. Vac. Sci. Technol. B 42, 034201 (2024).

です。

 タイトルは、「Plasma confinement by an optoelectronic system (光電子システムによるプラズマ閉じ込め)」です。光電子制御プラズマを使うと、プラズマを閉じ込めることができたというお話です。プラズマは電離した気体で、全体として電荷中性の状態のことです。プラズマは漠然と広がったもので、その位置制御は困難でした。非常に大きなスケールにはなりますが、核融合でもプラズマを如何にして閉じ込めるかが課題の一つです。今回、その閉じ込めを光電子制御プラズマで圧力制御をすることにより達成できました。この現象により、新たな気相化学反応場の構築が期待されます。

 おまけにEditor’s Picksの一つにも選ばれました。これはマンガ雑誌で言う巻頭カラーのことで、とても名誉なことです。初めてのことです。

 第一著者は、卒業生(創造工学科 エネルギーコース 第3期生)の塚嵜 琉太君です。彼の偶然の発見から全てが始まりました。電流‒圧力特性というPaschenの法則宜しく、基本的な実験スキル練習の中で見つけたものでした。これまで10年以上二桁の多くの人達がこの光電子制御プラズマに関わってきましたが、誰も気づきませんでした。正にセレンディピィティーであり、それは実験化学者として最も誇りに思うことです。

 塚嵜君の卒業後、第二著者である現6Eの内藤 陽大君が後を継いでまとめ上げてくれました。第三・第四著者の古賀 永君と福田 旺土君(現7E)は塚嵜君の同期として、装置立ち上げに尽力して頂きました。第五・第六著者の田辺工業株式会社 加藤 直樹様と渡辺 貴之様には議論と多大なるサポートをいただきました。

 また今回はPI (Principal Investigator、研究主催者)として、初の最終著者となりました。ここまで来られたことを全く不思議に思います。正に皆様のご支援の賜物です。

 有明高専公式HPにも報告しました。

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弓道部デビュー

 今年度は弓道部顧問になりました。サッカー(1年)、ハンドボール(1年)、研究奨励教員(2年)を経てなりました。私のようにコロコロ顧問を代わるのは珍しい存在です。特定の部活動に拘りがあるわけではないので、色々経験しておくのも良いかもという感じです。弓道は高校に部がありましたが、確か文化祭の際に一度だけ覗いただけで、全く縁のない人生でした。弓道部のクラスメイトはいましたが、卒業以来縁は切れています。というわけで、全くの素人です。

 4/20(土)・21(日)はそのデビュー戦として、「福岡県高等学校総合体育大会弓道選手権大会南部ブロック予選会(個人戦)」の引率に出かけました。学生達単独の行動は許可されていないので、顧問教員が引率する必要があります。高校生の大会ですので、5年生の有明高専では1~3年生までが対象です。

 といっても右も左も全く分かりませんので、第一顧問の先生にくっついて行きました。私は第三顧問なので、一番下っ端です(そりゃそうですよね)。会場は八女市弓道場でした。筑後地方北部の八女市の街中にありますが、八女市街自体を歩くのも初めてでした。通過はいくらでもしてきましたけど。

八女市弓道場です。この一日目早朝は晴れていましたが、その後は悪天候となりました。
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春の交通安全県民運動

 4/17(水)朝、春の交通安全県民運動の一環として、大牟田警察署や近隣の高校の方々と合同で、有志学生さん達と共に大牟田駅前で通行人の方々に資料配付をしました。校務の一環です。

 有明高専チーム(4名+鷹林)は、大牟田駅西口の西鉄側で配りました。西口は裏口的な位置づけですが、東口のJRよりも西鉄の利用者が1.5倍以上多いです。

大牟田駅西口で配りました。西鉄側です。2名x2チームで待機しました。この直後に西鉄特急が到着して、怒濤の人だかりとなりました。

 西鉄電車が到着するまで少しの間は人通りもなくて、退屈しました。しかし一旦西鉄特急が到着するや否や、怒濤の如く駅前が人で溢れかえりました。あっという間に配布物はなくなってしまいました。

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日本表面真空学会 九州支部 総会

 4/13(土)に、日本表面真空学会 九州支部 総会に行ってきました。会場は福岡工業大学(福工大)でした。こういう運営的な会には縁がなく、あまり参加したことはないのですが、近くだし行ってみようと思いました。

 福工大は、JR福工大前駅に隣接しています。交通は至便でした。キャンパスも綺麗で、緑の芝生が美しかったです。美観に関しては、私立大学って手が行き届いていて羨ましいです。

駅や降りてすぐが大学です。
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