Author Archives: 鷹林 将

転生ものとくじ引き

 最近、転生ものの物語が流行っているようです。恵まれない境遇から生まれ変わって、無双して成功していくやつです。

 でも現実には、人生のやり直しって利かないんですよね。相対性理論は四次元で記述されますが、時間だけは人間の制御が利きません。乗り物の速度を上げて、光速にほんの微々たる抵抗ができるだけです。

 これまでの我が人生、やり直したい点はいくつもあります。「ああしとけば良かったな」とは、枚挙に暇がありません。しばしば夢にうなされることもあります。

 しかしその失敗の連続があるからこそ、今の私が形作られているのだと思います。成功ばかりの人生だったら、今の私はいません。もっと優れた人間になって幸せになっているかもしれないと思う反面、成功に驕って身を持ち崩してしまうかもしれないという恐れもあります。

 後悔とは、悔やむことではなくて、明日への道標です。

 結局人生って、自分の能力に見合った落ち着くべきところに落ち着くのかなあと思います。上を思えばキリがないですけど、まあそんな悪くはない現在です。

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暑くない?

 梅雨がいつの間にやら明けました。

 いや、暑すぎます。人生において初めて、暑さというものの危険を感じます。

 日中、授業や何やかんやで部屋を移動します。エアコンの効いた部屋や教室と自然の廊下の往復。身体が自然と参ってきます。

 放課後に陽が落ちてきて、さあ諸々の仕事をしよう・・・という気になれません。

 やばいですな。身体も仕事の山も。

実習がんばってますけど・・・。

 

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九州沖縄地区高専大会

 7/14(土)・15(日)と弓道部顧問として、九州沖縄地区高専大会に行ってきました。全国の国公私立高専内でのスポーツ大会の九州沖縄地区予選会です。インターハイとインカレの中間みたいなものでしょうか。今年の弓道部門は、大分高専主管で大分県大分市にある大洲総合運動公園内の弓道場で実施されました。

 今年度から担当となった弓道部の引率は早くも3回目ですが、今回も含めて全て雨となりました。

借上バスで到着です。
会場です。
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学問に王道あり

 来週から前期末試験が始まります。毎度のように、学生さん達からは悲鳴が上がってきています。まあ、主担当が電気磁気学ですからねー。

 教員たる者、教えること、すなわち授業における教授が根幹だと思います。研究であれ部活動であれ何であれ、根幹たる教授を蔑ろにしては何も成立しないと思っています。研究時間を確保したいから教授は適当に、部活動を優先したいから教授は適当に、はあってはならないと思っています。根幹、すなわち基本を疎かにしては何事も成立しません。

 基本を疎かにする者に限って、「学生ガー」などと他人に責任をなすりつけたがります。果たしてアナタは本来の業務にBestを尽くしていますか?

 これまでの人生経験を踏まえて、電気磁気学では表皮効果を中心にカリキュラムを組み立てています。だって電気電子回路設計において、表皮効果を知らないということはあり得ないですから。表皮効果のためにはMaxwell方程式が必要であり、Maxwell方程式のためにはベクトル解析が必要であり・・・と電気磁気学のスタートであるクーロンの法則まで遡って組み立てています。逆に、表皮効果までやったのなら、電磁波までやっておこうかなということになっています。

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第一種電気工事士技能試験と高知工科大への旅 (2/2)

 続きです。翌日7/7(日)、そういえば世間では七夕でしたが、こちらは高知で朝を迎えました。高知工科大のメインキャンパスである香美キャンパスは、高知から遠く離れています。そのため、まずは高知駅から土佐山田駅までJRで移動しました。普通列車だと途中の待ち合わせで時間を要するので、特急券代を払って特急「南風」号に乗ることにしました。列車はアンパンマン仕様でした。高知と言えば、アンパンマンですよね。

 ちょうどその日の朝のテレビでは、たまたま四国新幹線の話がありました。しかし広島県人で生まれたときには既に山陽新幹線があった者としては、在来線の特急列車ってとても魅力的に映るんですよねー。

メロンパンナちゃんです。
車内です。
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第一種電気工事士技能試験と高知工科大への旅 (1/2)

 7/6(土)は、第一種電気工事士の技能試験を受けに朝から熊本大学へ行ってきました。昨年末に第二種試験を受けてから連続です。前回は3E(現4E)学生達と一緒でしたが、今回は一人旅でした。

受験票です。

 熊本大学へは、まずいつものように上熊本で電車を降りました。そこからはタクシーを使いました。

熊本大学入口です。

 試験会場前の貼り紙を見ると、どうやら受験者総数は約240名のようでした。第二種と比べると、人数は少なかったです。

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今年も線状降水帯

 今年も線状降水帯がやって来ました。毎年、休校まで追いやられるアレです。

大雨の中庭です。

 先週6/28(金)は昨夜から大雨でしたが、通常授業でした。天候の急変が懸念されていましたけど、何とか一日無事に終わりました。

 研究室の湿度管理に除湿機を置いています。場合によっては、3日と経たずに100 Lのタンクの大半が埋まります。毎朝タンクをチェックです。

除湿機タンクは小まめに排水です。
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JEITA責任ある鉱物調達説明会2024

 6/27(木)、題目の「JEITA責任ある鉱物調達説明会2024」が開催されまして、オンラインで参加しました。この説明会は毎年、各企業で紛争鉱物管理業務に携わる人達のための説明会です。電子情報技術産業協会(JEITA)責任ある鉱物調達検討会が主催しています。

 紛争鉱物とは、米国のドット・フランク法より始まった、コンゴ民主共和国ならびにその周辺国の反政府武装勢力への資金源を規制するための法律です。資金源はその地域で豊富に産出される鉱物資源に基づくものが主ということで、そのサプライチェーン上のボトルネックとなる精錬所を管理する仕組みです。対象となっている鉱物資源は、タングステン(Tungsten)・タンタル(Tantalum)・錫(Tin)・金(Gold)の4種類で、英語名の頭文字を取って”3TG”と呼ばれています。本規制は日本ではなくて米国の法律なのですが、各企業が世界展開するにあたり、米国を抜きにしてはできないので、実質上各企業へ義務化されています。

 企業時代に品質管理業務の一環として、この紛争鉱物に携わっていました。有明高専に来てからは、5E後期対象の信頼性工学という科目の中で、この紛争鉱物について教えています。現代の企業活動では最も重要な業務の一つであるので、実業学校の一種である高専においても学生に必要不可欠な知識であると考え、教えています。

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3高専交流試合@弓道部

 SAGA-LSでの実験を終えて休む間もなく週末の6/22(土)は、福岡県高専3校(北九州久留米有明)間の弓道交流試合に参加しました。弓道部顧問としての2試合目です。前回は高校レベルだったので、4・5年生を含んだ高専レベル試合は初めてです。

 開催場所は、久留米高専のお膝元の久留米アリーナ(福岡県立久留米スポーツセンター体育館)でした。長く生きていると、色々なスポーツ施設を見てきたものですが、ここが一番立派な施設ですね。さすが筑後国の首都、大都会久留米です。

久留米アリーナ入口です。立派な施設です。さすが大都会です。

 当日は生憎の大雨でした。しかながら弓道場は矢道(なんと人工芝!!)以外は屋内なので、難なく試合は運びました。ド素人で、顧問としては事故のないように見ていただけですが、矢道は雨と風が舞っていたので、試合は難しかったのかなあと思いました。

屋内の弓道場です。非常に立派で綺麗です。
サイドの観客席です。
試合前の練習です。
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佐賀大学 シンクロトロン光応用研究センター@SAGA-LS

 今週6/18(火)~21(金)の間、福岡大学 篠原先生と共同でSAGA-LSで実験です。ただし、これまでは佐賀県所有のビームラインを使ってきましたが、今回は佐賀大学のビームラインを使いました。有明高専・福岡大学・佐賀大学の三者共同研究です。SAGA-LSは県立ですが、全てのビームラインが佐賀県のものではなくて、一部のものは佐賀大学九州大学住友電気工業(株)の所有となっています。

 授業期間中ですので、スケジュール調整しながら授業の合間を縫って、7E 福田君と共に実験しました。有明高専からは、九州自動車道を使えば1時間以内で到着できます。

 ビームラインは朝10時から夜9時まで使用できます。SPring-8はビーム強度が24時間常に一定になるようにされていますが、こちらは夜はお休みなので健康的です。

 昼ご飯は隣の鳥栖プレミアム・アウトレットのフードコートで、晩ご飯はすぐ傍を通る県道17号沿いの牧のうどんとしました。

鳥栖プレミアム・アウトレットです。
牧のうどんです。
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週末はボーナスステージ??

 この土日ならびに先週の土日を合わせて、中間試験の採点と学会予稿を済ませました。さらに週明けからはSAGA-LSで実験ですので、次回分の授業資料も用意しました。

 土日はボーナスステージで、毎週楽しみにしています。遊べるからというのではなくて、溜まった仕事を片付けられるからです。授業が詰まっている平日だけで仕事を片付けるのは不可能です。働きまくりもいいとこですが、まあ、人生で一番忙しい時期なのかなぁと自身を納得させています。学生さん達や共同研究者の方々に満足して頂ければ本望です。

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