勉強と学校

 「社会は、勉強だけできてもダメだ」という人がいます。確かにそうかもしれません。しかし、学校でそんなことを声高にいう人がいます。「じゃあ、なんでわざわざお金を払って学校来ているの?」です。今すぐ働けばいいじゃないですか?

 そんな人の心理を考えてみます。例えば、「学校は友人関係を身につけるところ」などが考えられます。確かに、世の中は競争社会です。働くにあたり、損得勘定を抜きにした友人関係をつくるのは難しいものです。

 でもね、学校は社会の縮図でもあります。競争とは無縁ではいられません。そう、「学校は勉強するところ」ですよ。その付随として、友人関係や部活動などの課外活動を楽しむのは結構ですけど。基本を疎かにしてはいけません。

 要は、↑は勉強していないことの言い訳ですね。人間は、他言を自分の都合の良いように解釈するものです。他言を利用することによって、自己の正当性を担保したいと。

 例えば、「先輩はそう言っていた」とか。ではその先輩は、アナタの人生の絶対的な目標なんですか?

 日本人て、学校に要望し過ぎですよね。偏差値の高い学校をとりあえず出たら、一流(と世間の一部が勝手に決めつけている)企業に就職でき、たくさん給料をもらえて楽に生活ができる・・・と。

 そんなわけないじゃん。昭和期の護送船団方式を伴った高度経済成長時代ならともかく、このグローバル化時代に何と時代錯誤的な。お金は天から降っては来ませんよ。

 厳しい社会、何かにすがりたい気持ちは分かります。農耕民族のDNAでしょうか。

 でも結局はですね、自分を生かすも殺すも、個人の努力と実力ですよ。

 その努力の方法と実力を身につけるのが、学校生活です。はい。

 厳しいって? そりゃ、努力は厳しいものですよ。正道は過酷なものです。はい。がんばりましょう。

 

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