シンガポール2日目。まずは揃ってマリーナ・バラージ(Marina Barrage)へ行きました。マリーナ・バラージは、シンガポール海峡へ注ぐマリーナ湾を堰き止めてできたダムです。Barrageという語が「堰き止め」の意ですから、敢えて訳せば、「堰き止め港」と言った感じでしょうか。
シンガポールの国土面積は719 km2です。日本で例えると、淡路島(593 km2)、琵琶湖(669 km2)、東京23区(628 km2)よりやや大きく、沖縄本島(1207 km2)より小さいです。この狭い土地に600万人もの人々が住んでいます。本籍広島県で学生時代を大阪で過ごした私としては、琵琶湖にこれだけの規模が収まるのかと思うと不思議です。でも東京23区は人口が約1000万人で羽田空港もあるわけですから、驚くことはないのでしょうか。
国土最高地点はブキッ・ティマで163 mと低いので、川の流れは穏やかで、阿蘇山の恵みによる熊本市のような伏流水は期待できません。当然600万人の飲料水確保が問題となります。
マリーナ湾は前日訪れたマーライオンを含みます。この湾をマリーナ・バラージで堰き止めることにより、湾を丸ごとダムにして、洪水対策だけでなく貯水池ともしているわけです。その他、国内には至るところに貯水池があります。マレーシアからも原水をパイプラインを通して買っていますが、政治的にあまり宜しくない間柄なので、飲料水確保は最重要政策です。
管理棟の屋上は人工緑地となっていて、市民の憩いの場となっています。ちょうど地元小学生達が遠足をしていました。ここで凧揚げをするのが人気のようです。
続いて、シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)に行き、その中の国立洋蘭園(National Orchid Garden)に行きました。シンガボールは国として緑化政策(A City in a Garden)を進めており、この植物園を含めて緑の多い都市となっています。植物を勝手に抜いたり伐採したら罰金ですのでご注意を。
夕食は、街のホーカーセンターで取りました。ホーカーセンターは街中にいくつもあります。日本で言うと、屋台街とフードコートの中間ですね。その昔、国として衛生管理を徹底するために、バラバラにあったのをまとめられたそうです。上記の緑化政策もそうですが、半独裁的民主主義で強権的なのがシンガポールの政策の特徴です。是非はあるにせよ、これで小さな国家が世界有数の豊かな国家になったことは事実です。
で、食事内容ですが、タイ風チャーハンと現地ガイドさんお勧めのサトウキビのジュースとしました。併せて12 SGD(シンガポールドル)ですから、日本円では約120倍の1400円程度です。価格はこんなもんかなと。チャーハンにと店頭に唐辛子入りのタレがありまして、自由にかけられまし、そこそこかけてみました。辛いのは辛いですが、美味しかったです。サトウキビジュースの甘さと丁度良い感じでした。米はインディカ米でしたか、チャーハンにはこちらが合いますね。
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