小中学校は夏休みが終わりましたかね? 夏休みも終わり頃になると「宿題やばいよ、やばいよ」という子達は全国にたくさんいますね。
大人になると、次から次へと仕事がやって来ます。〆切や難度を踏まえて、優先度を付けて計画的にしないとこなせません。そう、かくいう私はその渦中にあります。
私は小学生の時に夏休みの宿題を計画的にこなしていた!!・・・・わけでは、ぜ~んぜんありません。残念ながら。歳を取って、そうせざるを得ないように体がしつけられてきました。だって、終わんないもん。
でも、「良い子の皆さん、大人になったら何とかなりますから、夏休みは遊びまくりましょう!!」・・・とは、立場上言いにくいなぁ (書いてるけど)。
さてさて頭の痛いことは、研究スケジュールが詰まっていることではなく、授業準備ですね。「人様に分かりやすく教える」って、そうそう簡単ではありません。特に後期は新規担当科目が複数ありますから、大変です。
その一つ「5E 信頼性工学」は、先週で中間試験までの資料をつくりました。いやー、精力使い果たしました。中間試験までに「待機冗長系」を済ませて、後半は「Gauge R&R」だ!!、と考えています。ちょっと難しいかなぁ。いや、彼らなら大丈夫だろう。
もう一つの巨頭は「5CL 電気工学基礎II」。半導体デバイスのことを、化学・生物系の学生さん達への講義です。
授業で一番しんどいところは最初、すなわち入口を如何にスムーズにできるか。研究活動でも、背景と動機を示すIntroductionが一番難しいです。
半導体デバイスは、半導体が分からなければ何もできませんから、まずは半導体というものの説明。「nearly-free electron model」から「Kronig-Penney model」をつくって説明しようか・・・なーんてことでは暴動が起きるかもしれないな。う~ん、「量子サイズ効果」から視覚的に説明するかな。そしたら、「結合性 & 反結合性軌道」が要るよな。待て待て、そうすると、「Schrödinger equation」をまずは解かないとならないか。
あれ? 終わらないぞ、これ。
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