音楽聴かないで脳みそフルパワーと人の境目

 連休中です。しかしやるべき仕事は山積の山積です。みんながオリンピック見ている間に、一つ一つ片付けておかないとね。

 翌日が休日だと夜更かしして良いので、一眠りした後にふと目が覚めたら、机に向かって仕事します。静かな夜です。

 脳みそをわりと使う仕事をしています。特に脳みそフルパワーを使うのが、「研究調書」と「研究論文」です。ナントカDを飲んでファイト一発!!、してから向かうこともあります。値段の高いものはやはりそれなりに効くので、特にレベルを上げたい場合は買ってきます。

 さて世の中、今も昔もですが、音楽聴きながら勉強している人がいます。「器用だな~」と感心します。音楽が嫌いなわけではありませんが、特段聴く趣味はありません。若い頃にはウォークマンやラジカセを買ったことがありましたが、何せ聴く趣味がないので、実用もあまりせず単なるメカ趣味に終わり、周囲に譲りました。

 それでも聴くとしたら、ドヴォルザークの「新世界より」なんかを選んで、↑の脳みそフルパワーに挑んだりすることあります。ドラクエなんかも良いですね。ただし仕事前に限り、仕事中は聴きません。一切の聴く活動はしません。

 研究調書すなわちこれから行う研究計画書と研究論文は、研究の始めと終わりの最大の山場であり、見せ場であり、大舞台です。ところが、研究調書はとても苦手です。しかし研究費を獲得するためには、研究調書を避けることはできません。ましてや、研究室の学生さん達を養っていかない立場になっちゃいましたから。

 一方、論文を書くのはわりと好きです。あーでもない、こーでもないと、グラフとにらめっこしながら、論理を積み上げていきます。

 ただし両者に共通するのは、自分の知識を最大限投入しなければ書けないということです。特に駆け出しの大学院博士(後期)課程学生時代は、論文を書くともなると、他のことは全てキャンセルしての全集中でした。研究調書に関しては、一筆も書けませんでした。博士課程って、己の限界を知る課程だったんですね。

 そんな経験から、音楽を聴きながら勉強している人達を見ると、「能力を発揮してないな~」と思います。

 自分の全ての投げ打たないとこなせない仕事って、世の中にはあるんですよ。それがこなせたとき、真の意味での「疲労感」と「達成感」が得られます。

 世の中の使える人と使えない人の境目って、ここなのかな。

 限界に挑んだことがあるか?

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