KOSENでの研究活動

 卒業を控えて5年生の担任業務も大方落ち着いたので、目下、学術論文を執筆しています。KOSEN(高専)に着任して4年、経験のない生活に慣れることや、多くの授業準備、そして研究室の立ち上げなどで研究活動が疎かになっていました。幸いにも共同研究先に恵まれて論文は出せていましたが、最貢献者たる第一著者としての論文が出せていませんでした。論文は、第一著者であってこそ意味があると思っていますが、その自負が果たせていませんでした。多忙さも後で振り返ってみれば、時間の使い方が悪かったなと反省するばかりです。

 この1年、研究室学生達が各学会で受賞し、華々しい活躍をしてくれました(これこれ)。この上ない喜びです。さらに旧秋には優秀な4年生達が研究室を選んでくれました。上級生達も、実験や後輩への指導を任せられるように育ってくれましたので、時間に余裕が生まれ、好循環となってきました。有り難いことです。その分、自らを磨いていかなければならないことに重みを感じています。時間的余裕は、学生達から与えられた試練とも言えます。

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