今週、国際交流に関わる全体会議が有明高専で開催され、参加しました。
高専生活6年目で、3年目からずっと国際交流に携わっています。別に望んだことではなく、校務としてやっています。しかし、やる以上は精一杯やってきているつもりです。
かなり大雑把に考えます。先の戦争指導者の世代を第1世代とすると、祖父母は2、父母は3、私は4、学生さん達やお息子さんは5となります。
現在の世の中を見ると、平和だよなと思えることが多いです。私が子供の頃は、あちこちに戦争を引きずっているものがありました。現に経験者がたくさんいましたし。戦争はひ孫の代(4)まで祟るということです。
別に「国際交流で世界を平和にするぞ!!」というほどの熱意はありません。人類の歴史は、戦争の歴史です。「人間の歴史に『絶対的な善と絶対的な悪の戦い』など存在しない。あるのは、主観的な善と主観的な善との争いであり、正義の信念と正義の信念の相克である」とは、遠い未来のヤン・ウェンリーも言っています。
とはいえ、学生さん達へ可能性を提供するのが仕事の第一ですから、なんとか国際交流の仕事やっています。今や国際交流、端的に留学は、遠くの言葉ではなく、すぐ身近にあるものです。何人でも簡単に行ける時代です。
国際交流のミソは、コミュニケーションです。語学力は後から付いてきます。しかし形式が好きな日本人はTOEICを重視し、やたらTOEIC、TOEICの世の中です。近所のネコや犬まで、ニャーニャー(※訳: TOEIC、TOEIC)、ワンワン(※訳: TOEIC、TOEIC)です。
私をコミュニケーションが得意な人物と評する人は、世の中に一人もいないと思います。とはいえ、繰り返しますが、学生さん達へ可能性を提供するのが仕事の第一ですから、そのためになんとか名刺を配って情報収集です。
学生さん達を見ると、コミュニケーションつまり社交的な人とそうでない人に大きく二分されています。コミュニケーションについての一家言はさておき。私は後者に属する者ですので、後者に対してより頑張っているつもりです。キラキラな人達ばかりでは、世の中疲れるでしょう? キラキラな人達ばかりで、世の中つまりインフラが維持できますか? ・・・なーんてね。
今になっても、自分の生き方に絶対的な指針が持てないでいます。ただし、手の届く範囲のことを頑張り、手の届く範囲の人達を幸せにできればそれでいいかなと思っています。「要するに私の希望は、たかだかこのさき何十年かの平和なんだ」、「だがそれでも、その十分ノ一の期間の戦乱に勝ること幾万倍だと思う」ですよ。
そんなわけで争うのは好きではないのですが、その平和のために変な人達を一喝するのやむを得ない必要な能力ですね。一匹狼ですから。理解してくれなくていいし、理解力なんて期待してないけど、邪魔はするなよというところです。いや、アナタは不満かもしれないが、アナタにとって少しはお得になる話ですよ、と。
そんなこんな色々思いつつの校務の日々です。
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