インフルエンザにかかりました

 インフルエンザにかかりました。最初はお息子さんから結膜炎をうつされて、目が充血して目やに満載となりました。「目やにで目が開かなくなる」とは噂で知っていましたが、試しに放っておいたらホントに目が開かなくなりました。「すげー」と感心しつつも、眼科へ行って目薬を処方していただきました。幸い伝染性のものではありませんでした。痒いというより痛かったです。

 目薬のおかげでウサギさんから解放されたら、今度はやたら咳き込みます。何とか校務をこなしてきましたが、帰宅して体温を測ったら38.6℃。「こりゃダメだ・・・」と、翌日休んでかかりつけのお医者さんに行きました。検査したところ、インフルエンザでした。

 我が家我が一族はこれまで誰もインフルエンザにかかったことがなかったのですが、かかりました。かつてのコロナ禍においても一度もコロナ罹患をしなかったのに、とうとう感染症にかかりました。

所謂タミフルです。人生初です。

 ちなみに予防接種とは、重症化しないための措置であって、かからない保証はないそうです。先月予防接種はしました。

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ホームページからの今昔

 当初はいきおいで立ち上げたこのホームページでしたが、いつの間にやら日々の趣味となりました。日々の業務に忙殺されていますので、趣味は欲していません。それよりもじっくり考えることができる自由な時間が欲しいです。・・・が、趣味となりました。

 特にフォロワーを欲しがったわけではないですが、全国の高専、大学、そして企業の方々が閲覧してくださっているようで、まあ人生ボッチではないなと安堵しているところです。

 昔を思い出せば、ちょうど学生さん達と同じ年の頃はインターネットが世に出始めた頃でした。スマホどころか携帯電話が珍しい時代でした。さらには下宿に電話がありませんでした。さすがに電話がないのは不便なので、加入権を買って部屋に引きました。加入権・・・、死語ですね。

 そんな当時、今と同じようにホームページをつくってみたことがあります。大学のサーバを使って、見よう見まねで。まだHMTL 2.0の時代でしたので、デザインは現在のものに遠く及びません。中身は今と変わらないスタイルでした。

 しかしながら若くて世間知らずだったこともあって、語れるネタも少なく、半年くらいで止めたと記憶しています。何か、何でもいいから、語れる人に憧れたものです。

 さて、そんな自分の若い頃と比べれば、目に映る学生さん達は「基本的に」優秀です。今はスマホから色んな情報を手に入れることができて、容易に広いネットワークがつくれて、そして実際に留学などで自由に羽ばたくことができる。良い時代です。

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∩(´∀`∩) 2025年11月で50,000 visitors突破しました (∩´∀`)∩

 2021年2月の開設以来、累計訪問者数が50,000人を超えました!!

 開設以来4年9ヶ月となります。ざっと計算すると、月あたり900人弱となります。

 特に存在を告知していませんが、身近な人達だけでなく、他高専・大学・企業と幅広い方にご支持頂いているようです。

 宣伝するのを潔しとしない考え方もあります。黙ってコツコツやっていれば、いつか誰かが見てくれると。このような考え方はある意味理想像ですが、傲慢と受け止めることもできます。

 要は何事も中庸、バランスですね。

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柿原科学技術研究財団20周年記念式典

 11/15(土)は、公益財団法人 柿原科学技術研究財団(以下、柿原財団)の20周年記念式典に行ってきました。と言いますのも、今年度研究助成を受けることになったからです。

 柿原財団は、株式会社テクモ(現: 株式会社コーエーテクモホールディングス)創業者の柿原 彬人氏により設立された財団です。今年度で設立20年とのことです。柿原氏が久留米の出身であることから、福岡県における創造的研究を促進し、県の産業経済発展と県民福祉に寄与することを目的としています。「マイティボンジャック」、懐かしいですねー。

 有明高専は校舎が福岡県大牟田市東萩尾町、学生寮が熊本県荒尾市下井手と、全国唯一の県境に跨がっている高専です。本拠地は福岡県最南端の町である東萩尾町ですので、福岡県所在の学校となります。

 研究助成とは別に、福岡県下の3国立高専(北九州・久留米・有明)は以前より、柿原財団から国際交流に関する支援を受けています。有明高専で国際交流&学生留学を広範に展開できるのは、本財団の支援に依るところが大きいです。

会場にて。
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気遣いしてるつもりです

 割と気を遣う性格です。何かお願いをするとき、「このお願いで不幸になったりしないかな」と考えます。不幸というのは大げさですが、他の何かしらの予定や希望、そして今後の人生を邪魔しないかなと憂います。

 人を使うは苦を使うです。自分でやってしまった方が早いと思うことはしばしばです。他人を気にしなくて良いから。とすると、「自分勝手」と思われることがあります。いやー、そうではないんだけどなー。

 お願いのことをしてもらうことによって、私は楽になります。同時に、その経験がその人にプラスになったらいいなと思います。経験値獲得やキャリアアップですね。

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国際交流に考える (2/2)

 有明高専ではグローバルエンジリアリング講演(GE講演)という制度があり、英語を母国語ないし主要言語としている外国人ないし英語が話せる日本人を講師として招いています。コース別で年2回開催しておりまして、各国際交流担当者が差配しています。エネルギーコースはこの4年間、私です。

 題目は専門的内容に限らず、講師のキャリア形成と将来プランでも良いです。3年生が主対象ですので、前者の内容が深すぎてはついていけません。3E以外にも、2E~7Eのみんなができるだけ聴講できるように段取りしています。

 講師は、人づてに人づてを重ねて毎回素晴らしい方をお招きできています。素晴らしさの基準は、学生さん達にとって有益であるかどうかです。講師の方々の生き方が、学生さん達のうち一人でも良いので、心の柱や人生の目標となってくれればと願っています。

 結局、人は人に育てられます。決してモノではありません。人生の幸福とは、親以外に目標とできる人、「師」とも言いますが、を持つことでしょう。

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国際交流に考える (1/2)

 今週、国際交流に関わる全体会議が有明高専で開催され、参加しました。

 高専生活6年目で、3年目からずっと国際交流に携わっています。別に望んだことではなく、校務としてやっています。しかし、やる以上は精一杯やってきているつもりです。

 かなり大雑把に考えます。先の戦争指導者の世代を第1世代とすると、祖父母は2、父母は3、私は4、学生さん達やお息子さんは5となります。

 現在の世の中を見ると、平和だよなと思えることが多いです。私が子供の頃は、あちこちに戦争を引きずっているものがありました。現に経験者がたくさんいましたし。戦争はひ孫の代(4)まで祟るということです。

 別に「国際交流で世界を平和にするぞ!!」というほどの熱意はありません。人類の歴史は、戦争の歴史です。「人間の歴史に『絶対的な善と絶対的な悪の戦い』など存在しない。あるのは、主観的な善と主観的な善との争いであり、正義の信念と正義の信念の相克である」とは、遠い未来のヤン・ウェンリーも言っています。

 とはいえ、学生さん達へ可能性を提供するのが仕事の第一ですから、なんとか国際交流の仕事やっています。今や国際交流、端的に留学は、遠くの言葉ではなく、すぐ身近にあるものです。何人でも簡単に行ける時代です。

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学会のお知らせ(2025年10月~2026年3月) (11/11 update!!)

2025年10月~2026年1月の学会参加予定です。

  • 第16回半導体材料・デバイスフォーラム
    • 10月18日(土) @ 九州大学 筑紫キャンパス (福岡県春日市)
    • 10月18日(土) 11:50~12:02 O-6 (オーラル): 出村 翼 (6E), 内藤 陽大 (7E), 小野 晋次郎, 恵利 眞人, 古閑 一憲, 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “光電子制御プラズマを用いた応力制御ダイヤモンドライクカーボン成膜”. (※九州大学、熊本大学、福岡大学との共同研究)
    • 10月18日(土) 17:00~17:45 P-34 (ポスター): 関本 晃久 (5E), 出村 翼 (6E), 内藤 陽大 (7E), 篠原 正典, 高橋 和敏, 鷹林 将, “光電子制御タウンゼント放電プラズマによるグラフェンへのドーピング制御”. (※佐賀大学、福岡大学との共同研究)
  • 第41回九州・山口プラズマ研究会
    • 10月25日(土)~27日(月) @ 天ケ瀬公民館 (大分県日田市)
    • 10月26日(日) 9:50~10:10 (オーラル): 鷹林 将, “光電子制御プラズマでつくる炭素質トランジスタ”.
  • 福岡大学 電力・プラズマ研究会
    • 12月1日(月) @ 福岡大学 (福岡県福岡市)
    • 12月1日(月) 15:00~15:50 (オーラル): 鷹林 将, “新デバイス材料としてのグラフェン解析”.
  • 2025年度応用物理学会九州支部学術講演会
    • 12月6日(土)~7日(日) @ 宮﨑観光ホテル (宮崎県宮崎市)
    • 12月6日(土) 15:54~16:08 (オーラル): 出村 翼 (6E), 内藤 陽大 (7E), 小野 晋次郎, 恵利 眞人, 古閑 一憲, 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “応力制御されたダイヤモンドライクカーボン薄膜 (I): 光電子制御プラズマCVD”. (※九州大学、熊本大学、福岡大学との共同研究)
    • 12月6日(土) 16:08~16:22 (オーラル): 鷹林 将, 出村 翼 (6E), 内藤 陽大 (7E), 小野 晋次郎, 恵利 眞人, 古閑 一憲, 山本 圭介, 篠原 正典, “応力制御されたダイヤモンドライクカーボン薄膜 (II): ラマン分光解析”. (※九州大学、熊本大学、福岡大学との共同研究)
    • 12月7日(日) 9:00~9:14 (オーラル): 大﨑 奎太朗 (5E), 関本 晃久 (5E), 出村 翼 (6E), 内藤 陽大 (7E), 篠原 正典, 高橋 和敏, 鷹林 将, “光電子制御タウンゼント放電プラズマによるグラフェンへのドーピング (I): ラマン分光解析”. (※佐賀大学、福岡大学との共同研究)
    • 12月7日(日) 9:14~9:28 (オーラル): 関本 晃久 (5E), 出村 翼 (6E), 内藤 陽大 (7E), 大﨑 奎太朗 (5E), 篠原 正典, 高橋 和敏, 鷹林 将, “光電子制御タウンゼント放電プラズマによるグラフェンへのドーピング (II): 光電子分光解析”. (※佐賀大学、福岡大学との共同研究)

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4E研究室紹介

 有明高専では全専門コース共通で、4年次後期から研究室活動すなわち卒業研究が始まります。5年次から開始の高専が多いかと思いますが、有明では半年早いです。その分、研究活動を充実させることができます。高々半年であっても、その差は非常に大きいです。

 毎年配属に先立ち、各教員が研究室紹介を行います。現4Eは鷹林研究室としては6代目になります。早いものです。

 専攻科生達が頑張ってきてくれたおかげで、研究内容も整ってきました。今回の研究室紹介ではそれをまとめることができました。

研究テーマ一覧です。
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クリーンルーム

 鷹林研究室の研究の大部分には、クリーンルームが必要不可欠です。

 クリーンルームとはその名の通り、清浄な部屋のことです。フォトリソグラフィーを用いてトランジスタや集積回路などを作製する際、塵やゴミがあるとその下が陰となってしまい、微細構造作製の邪魔になります。

 クリーンルームの規格は、ISO 14644-1:2015で定められています。以前の規格はFederal Standard 209E (米国連邦規格209E)でした。ただし209Eは数値が分かりやすいこともあって、慣例的に未だ用いられています。

 209Eでは、1立方フィート(1 ft3 = 0.0283 m3で、1 ft = 0.3048 m = 30.48 cm)あたりに存在する0.5 μm以上の粒子(塵、ゴミ)数で定義されClass分けされています。半導体処理用のクリーンルームは、Class 1000 (※ISO規格ではClass 6)以下です。そのクリーンルームの中には、さらに清浄度を上げたClass 100 (Class 5)や10 (Class 4)のクリーンルームが備えられている場合もあります。日常環境は Class 1,000,000程度にもなりますから、クリーンルーム内が如何に高い清浄度であるかが分かると思います。

 この清浄度を維持するために、クリーンルーム内では清浄化された空気を常に流しています。一般的なダウンフロー方式では、天井から流して地下から排出しています。また、温度と湿度は常時一定です。ちなみにこれらの理由のため、クリーンルーム内では花粉症になりません。

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3E工場見学2025

 10/28(火)は、3Eで恒例の工場見学に行きました。3Eでは日帰りで2社を工場見学することになっています。昨年度は副担任でしたが、今年度は正担任として差配を司りました。

 午前中は、有明高専から程近い田辺工業株式会社の大牟田支店を訪問しました。田辺工業さんは新潟県上越市に本拠を置く独立系プラント企業です。数年前に大牟田に進出して来られて、以来お付き合いがあります。有明広域産業技術振興会の会員企業でもあります。昨年、教育訓練センターが同支店内に竣工しました。今回はその教育訓練センターの見学を目的としました。

 一般に工場見学はその名の通り工場を見学するものですが、学生さん達の理解が追いつかないことがあります。品質管理を習うのはまだ先の5年生ですから、工場の安全管理や作業工程管理などの実務的内容の理解は難しいです。今回は入社後の教育訓練制度のあり方について、学ばせていただくことにしました。5年間の高専生活では、どんなにカリキュラムを詰めたとしても学べることは限られます。入社後どんなことを学ぶのか、また学ばなければならないか、それに対してどのような制度が整えられているかについては、是非知っておきたいところです。福利厚生、つまり与えられることだけ見ていてはいけません。近い将来は与える側になるのですから。

 学生51名という大人数での訪問に際して、大牟田支店ならびに社内関係部署の方々を挙げて対応して頂きました。心より感謝いたします。

大牟田支店長からの締めです。
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