たかが同窓会

 同窓会というものが日本では充実しています。旧交を温めることですね。たとえば、年末年始などの一斉にまとまった長期休みには、課外活動などにおいてOB/OGが訪問してきたり、またそのための会を開くことがあります。

 でも、注意すべき点があります。組織をダメにする最速切符は、OB/OGでもあるということです。ほとんどの人は、他人特に若い人達に対して自分の過去を美化するものです。それが度を過ぎて、現在の体制にちょっかいを出してくる。正当な資格や現行職務があれば別ですが、大体は「過去に在籍していたから」という理由だけです。現行職務といっても、常勤ではないので、過去に比較して権限は大幅に限られます。けど、昔を今に持ってきたがるんですよね。

 大体そんな人は、現在の自分と置かれた境遇に満足できていない人です。満足できないから、美化した過去に逃げるのですね。人間の心の弱さです。

 かくいう私も、若い頃はそんなことがありました。しかし今は天職を得て、過去はどうでも良いです。強い心がなければ、自分の名前で商売できません。

 長く生きていれば、複数の同窓会に入ることになります。今の人達にはその人達の考えがあるでしょうから、遠くから見るだけです。それよりも今ですよ、今。

 もっとも、学会活動自体が同窓会の側面を含んでもいますけどね。ただし皆さん、今を持っている人達ばかりです。

 さあ、春は学会のメインシーズンです。企業生活とコロナでだいぶご無沙汰していましたが、鷹林ここに有りといきますか。生きてますよと。

新年生活

 年が明けました。今年の初めは比較的ゆっくりしています。といっても、3月の春の学会や今月の卒業研究発表、そして授業の準備がありますけど・・・。論文も書かなきゃしけないし。エンジンかけなきゃ。

 こういうときいつも頭に思い浮かぶのは、藤子不二雄先生の「まんが道」での一話です。その中で、帰郷してリラックスしてしまい、連載を落としてしまうという話があります。

 自分の名前で商売をしているからには、肝に銘じなきゃと常々。

 そんな一方、ファミリーの者達の中では、中国ドラマが流行っています。

 まあ、確かに面白い。仕事をしながら付き合いつつも、一人ネットでネタバレを先回りしています。