Eコース(電気電子工学)教員として、当然同コース専門科目を担当していますが、一方でCLコース(応用化学/環境生命)の授業も担当しています。5年生向けの電気工学基礎Iと電気工学基礎IIです。前者は電気の基礎の基礎(2E~3Eのレベル)、後者は半導体(3E~4Eのレベル)について講義しています。
電子工学すなわち半導体工学は、半分は化学です。特に製造関係ならば、ほぼ化学です。しかしながら、日本の教育カリキュラムでは、電子工学と化学は壁で分けられています。電子工学の学会発表を聴くと、化学的な点で「何言ってんだこいつ?」と思うことがあります。逆に化学の学会発表では、電子回路的な点で「??」と思うこともあります。
目下、半導体が世間を賑わせています。化学の人で半導体業界に進む人は珍しくありません。今そうでなくても、将来そうなるかもしれません。そんな学生さん達を念頭に置いて、上記授業を展開しています。他コースだからって、手を抜くことはないですよ。学生さん達は、皆平等です。
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