デジタル社会と不文律

 デジタルという概念は、1と0、白黒をはっきりさせます。

 いわゆるデジテルネイティブなZ世代を観察していると、ルールすれすれの生き方をして、効率の良い人生を歩もうとする人が多いように見えます。

 ルール違反をしているわけではありません。しかし印象は悪くなります。世の中には不文律というものがあります。デジタルでは計れないアナログなグレーゾーンです。言い換えると、行間を読む力のことで、Z世代に最も欠けている能力のようです。

 人間社会を全てルールで完全に白黒はっきりさせることは不可能です。人間はデジタルではありませんから。それは詰まるところ警察国家と社会へ行き着き、とても生き辛い世の中になります。正に、清き流れに魚は住まずです。

 遙か昔に、秦から漢への歴史がこれを実証しています。歴史は人類最大のデータベースです。

 しかしながら、Z世代に限らず、世の中が全体として清き世の中へと進行しているようです。果たして、それは幸せな社会なのでしょうか。人は歴史から何を学ぶのかと。

 不文律、それは良識とも言えます。永きにわたり人類社会を支え続けてきたものが、デジタル化の波による科学技術の急速な発展により、崩れかけているように見えます。

 最も効率的な生き方は、最も非効率な結果を招きます。

Views: 14

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA