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年功序列は嫌いなのと海軍五省

 学生時代はずっと体育会系で過ごしていました。日本の体育会系の特徴と言えば、なんと言っても「年功序列」ですね。私も当時はそれが当然の社会ルールだと思っていました。

 農耕民族で平等性を重視する日本社会でリーダーをもめ事なく決めるには、絶対性のある長幼で決めるのが一番でしょうね。祭礼の役員とか。相対性理論によると世の中は四次元空間(x, y, z, t)ですが、人は時間だけは制御できません。テレビ番組の人物紹介でも、名前と年齢はセットですからね。日本人は年齢が大好きですね。確かに、始皇帝が不老不死の薬を探させるために日本列島まで派遣した徐福さんとその仲間達が我々日本人の祖先であるという伝説もあるくらいですから、日本人のDNAには年齢は最重要ファクターであることが刻み込まれているのかもしれません。

 さてさて、大学時代のある日のことです。練習後のミーティングで1学年下の後輩に言われました。「1歳違うことってそんなに重要なんですか」と(※共に現役合格入学なので「学年差 = 年齢差」でした。当時はですけど(ノД`))。随分昔のことなので一字一句の記憶は曖昧ですが、光景は脳裏に焼き付いています。その後輩は私を慕ってくれていて日頃から仲が良かったので、臆せずに発言してれました。言いたいことが言えないんじゃダメですよね、とは昔から。まとめる立場でもあった私は考えさせられました。「何をもって人をまとめるべきか」と。長幼が全てかと。年月を経た今でも、それは私にとって人生の課題です。

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出ない杭は捨てられる

 電気磁気学や回路設計など、様々な授業を担当しています。しかしどの一つも、大学時代に机に座って教えられたものはありません。研究関係の量子力学も真空工学も物理化学もそう。いや、最後の物理化学は真面目に勉強しておかなきゃならなかったのですが・・・。

 学問とは本来、強いられて行うものではありません。強いられていくら良い成績を取ったとしても、それはほとんど頭に残らず、血肉にはなり得ません。

 誤解を恐れずに言えば、高専生に決定的に足りないもの。それは、学ぶ意欲であり動機。学ばされ、厳しく評価されているから、彼らは見た目には一定以上の学力は身につきます。しかしやらされている立場を続けているならば、所詮は付け焼き刃。卒業したら、いやそれを待たずとも学年が上がると忘れていきます。

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県境を散歩 de 地元学

 休日、お息子さんと県境を散歩しました。お息子さんは、マイカーでのお散歩が大好きです。ただし、エンジンが元気でないとなりませんけど。

 福岡県大牟田市と熊本県荒尾市の県境は、地元の人でない限り、まず分かりません。大「牟田 (※湿地の意)」と「荒」尾ですから、古代は諏訪川の湿地と荒地で、境を厳密に定める必要がなかったのでしょうか。現に、主要街道(豊前街道)は山間部の南関町を通っていました。関があったから、南側の関ということで南関なのですね。北関は国境を挟んだ北隣(筑後国)の、福岡県みやま市山川町北関です。

 こういう境界はわりと好きです。でも思い返すと、昔からというわけではありません。

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日本表面真空学会 九州支部学術講演会

 「日本表面真空学会 九州支部学術講演会」がオンラインで行われました。

 研究室にプロジェクター通信環境を構築し、研究室学生の5E 山崎君と二人で参加しました。写真に映っているのは、自分の発表資料の表紙です。

 5年間企業に居たので、小さい研究会はいくつかこなしてきましたが、久しぶりの正規学会講演でした。

 ぼちぼちと研究室環境も整ってきているので、これから頑張っていきま~す。九州の皆さま、これからよろしくでございます。

 でもさすがに丸一日は疲れて、帰宅したら爆睡でした、とさ。めでたし、めでたし。

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シューフィッター

 シューフィッター(shoefitter)さんに適切な靴を選んでもらおうと、熊本に出かけました。

 腰が悪いもあって、靴にはお金をかけています。ていうか、人は下半身に行くほどお金をかけるべきだと思います。

 世の人の多くは上に行くほどお金をかけますが(肌に化学薬品塗ったり傷つけたりですね)、それは見た目の話。健康とそれに付随する快適な生活と人生を考えれば、ベクトルは逆向きにすべきだと思います。脚も第二の心臓と呼ばれています。

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肩幅とブランド

 夏用ジャケットのレパートリーが少ないので、紳士服屋さんに買いに行きました。

 工業系教員ですから作業服で徹しても良いのですけど、座学なんかはジャケット系が良いかな~と。スーツだとチョークの汚れが目立つし。紋付羽織袴も違いますよね。

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DIYと接着剤と化学とタワシ

 DIYのために強力な接着剤を買いました。作業したのは良いのですが、手に接着剤がべっとりと付いてしまいました。しかも黒色なので、見た目最悪。

 接着剤のねちょねちょが固まらないうちは洗いにくいので、手術開始前のお医者さんのように両手を上げて一眠り。「今からオペを開始します」的な。

 眠りながら、元来化学の人なので脳内で適切な薬品を探します。とりあえずアセトンかな・・・。

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放射線業務従事者教育訓練講習会

 本日は午後から、佐賀県鳥栖市にある九州シンクロトロン光研究センター(SAGA-LS)の放射線業務従事者教育訓練講習会に行ってきました。法律(放射性同位元素等の規制に関する法律第22条及び同施行規則第21条の2)の定めるところにより、放射光実験施設の利用者には年1回の講習が義務づけられています。

 今回はコロナ下のために人数を絞って、校内地域共同テクノセンターの佐藤先生と太田様の3人で行ってきました。

 SAGA-LSでは、こんなことをしています。早くコロナが終息して、学生の皆さんと行きたいものです。結構楽しいと思いますよ。世の中に役立つ電気磁気学の一例でもあります。

玄関です。
全景です。左側は宿泊棟で、泊まり込みで実験できます。逆光で眩しくて、カメラがナナメになってしまいました。

P.S. ノートを忘れてしまい、後日再度取りに訪ねました(ノД`)

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オンライン学会発表

 6/5(土)、日本表面真空学会の九州支部学術講演会で発表することにしました。オンラインです。

 オンライン開催は、学会の真の目的であるコミュニケーション性に欠けるので避けてきました。しかし聴衆の立場になれば、気軽に参加できるので良いのかなと。

 「有明高専に鷹林有り」か、「鷹林は今有明高専で元気にしてますよ」のいずれかで。まあ、このご時世で研究進捗はどうも・・・でして、学生さんに発表させるのは内容的にちょっとキツイかなと。

 多くの高専生は表面・真空に馴染みがないと思います。しかし現代工学、特に電子工学ではなくてはならない学問ですね。

 詳しくは近々updateですが、無料ということなので興味ある人はどうぞ、もしくは連絡下されぃ。

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3:7

 先日、ある女性の中央官僚さんとお話をする機会を得ました。その中で、「霞ヶ関での周りはみんな東大などの高学歴ばかり。でも、3割は非常に優秀だけど、7割は使えない」と仰せでした。人物評価というものは女性の方が客観的だと思いますので、正鵠を得ているのかと。男性は嫉妬に狂うからなぁ。これを聞いて「その7割は受験マニアの人達だな」と思い、質問しました。同じご意見でした。

 日本は島国で人の移動も少なく、歴史的に平和が長く続いたため、平等主義が発達しました。一見、良いことです。しかしその反面、手段と目的を反対に扱うようになりました。

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Loving Live

 昨年来のご時世、オンライン授業が流行っています。時世とはいえ、私はオンライン授業が好きではありません。学生皆さんの面前での通常のスタイル、つまりライブが好きです。

 そりゃオンラインの方が理論上、対象人数は∞で不特定の人々に一度に配信できます。一回切りの仕事であり、録画しようものならずっと使えます。

 しかしそんな経済効率だけで良いのでしょうか? まあ、過去似たような話をしましたが、もう一度。徒然なるままに。いや、徒然ではないけど。そこはかとなく。

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人もコンクリートも

 嗚呼、GWが明けてしまいます。結局何かしら業務に追われて、完全OFFとは程遠いvacationでした。教員やっている人は教員の仕事が好きでやっているものなのですが、それでもね~。

 なぜこんなに忙しいのでしょうか? 考えてみます。う゛~ん。

 理由は、「人手が足りない」ということに尽きると思います。「効率化」すべきところはあるでしょう。しかしこの言葉は本義的に、抜本的な改善を意味するものではないと思います。

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