十で神童、十五で才子・・・

 有名なことわざに、「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば只の人」というものがあります。この意味を、高専教育という観点から考えてみます。

 高専での卒業研究は大学と違って、授業科目の一つとされています。つまり、時間制限があります。高専の教務管理システムは出欠に厳しいので、大学のような研究室での自由な研究スタイルは馴染みにくいこともあるでしょう。しかしながら研究というものは当然のことながら、時間制限下で行われるものではないので、科目の一つという捉え方は必然的に無理を生じます。

 高専の当初の設立理念である「高度成長期の中級技術者の育成」という観点に立ってみれば、卒業研究を授業の一つとする方針は理に叶っていると思います。研究を深く追求するわけではないけれど、かといってしないわけでもない。研究とはどういうものかを体験するだけだったら、目的は達せられると思います。大学では、学士号を参加賞、修士号を努力賞、そして博士号で一人前という考えがあります。本科卒となる学士(専攻科卒)以前の准学士だったら、体験賞になってしまうのでしょうか。

 けれども現在においては、高専への社会的要望はより高度化しています。そもそも高度成長なるものはとうの昔に終焉しましたから、今はより深い専門性と広範な知識、そして創造性が高専にも求められています。加えて保護者・学生側としても進学熱が高くなっていることから、もはや大学との差別化、棲み分けが曖昧になっています。

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科学的お料理

 和食というものは、素材本来の味を重視して、あまり手を加えないものです。西洋はその対極にあり、スパイスやソースを多く使います。どちらが良いかをここでは議論しませんが、まあ、美味しいものは美味しいです。

 さて我が家では以前から、ガスバーナーを使った魚調理をしています。この有明海地域は物価が安く、特に魚が安いです。600円ほどで魚一匹を捌いてもらえます。三枚に下ろしたお魚はそのまま刺身にしても良いのですが、一手間炙りを加えます。といっても、家で藁に火を付けて直火で炙るわけにはいきません。火災報知器が鳴って、消防車出動になってしまいます。というわけで、ハンディタイプのガスバーナーで炙っています。ホームセンターに売っている物です。

 和食の調理法としては、ちょっと浮くかなと思います。最近は伝統的な和食のお店でも行われつつありますが、まだ一般的ではないかと思います。

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静電気

 すっかり秋も深まりました。正に秋晴れの晴天が多く、雨天が珍しくなりました。夏場はひたすら雨天で、研究室の湿度管理に除湿機が大活躍していました。除湿タンクを改造して100 Lまで上げましたが、一週間も経たないうちに50 Lを超えていました。そんな頃とは打って変わって、今は除湿機さんは退屈そうです。

退屈そうです。

 装置にとって低湿度なのは有り難いことなのですが、私にとっては有り難くなかったです。そのココロは、「静電気」です。

 最近装置に触れる度に、バチッバチッと痛い思いをしています。何故こうなるかというと身体の水分が少ないためだそうで、何故少ないかというと、歳だからだそうです・・・。

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