2年生シンガポール研修旅行(1/4)

 8/25(日)~29(木)の間、2年生とシンガポールへ研修旅行に行ってきました。有明では研修旅行という名称を使っていますが、一般に修学旅行と言わているものと同等です。国立高専全体として進めている国際化教育の一環として、行先は海外シンガポールとしています。

 有明は2年生後期から専門コース教育が始まる総合学科制を取っていますので、まだ学生さん達はコース配属前です。そのため運営主体は一般教育科の先生方ですが、専門コースからも人員を出します。私は今年度のEコース代表として参加しました。遊撃的な立場です。私自身、シンガポール、というか東南アジアは初めての経験です。一学年5クラス200人ですので、3・4・5組のA団と1・2組のB団に分かれて、一日ずらしての計画となっていました。私は先発のA団約120名の学生さん達と一緒になりました。

 飛行機は福岡空港発着のシンガポール航空直行便でした。往路は朝早く空港に7時半集合のため、前日24(土)は久留米に宿泊しました。だって、間に合わないから。

 西鉄久留米駅1Fのバスセンターを朝イチのリムジンバスで出発しました。朝イチながら、満員でした。途中の高速バス停で乗る人達は補助席を使わなければならない混雑ぶりでした。ただし、ほとんどの人は国内線の利用でした。福岡空港は国内線と国際線のターミナルが滑走路を挟んで東西に分かれているので分かります。バスは国内線ターミナルを経由して、終着は国際線ターミナルです。

夜明け前の西鉄久留米バスセンターです。朝イチのリムジンバスがやって来ました。
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八女工業高等学校へ行ってきました

 8/23(金)は弓道部の高校顧問会議のため、福岡県八女市にある福岡県立八女工業高等学校に行ってきました。八女は大牟田から北へ車で1時間程度の距離で、久留米の手前です。八女茶で有名ですね。学校はJR羽犬塚駅の近くです。

 5年制である高専の部活動は大きく、3年生までの高校部門と5年生までの高専部門に分かれています。中高一貫校の部活動が、中学部門と高校部門に分かれているのと同じようなものです。ただし、3年生以下でも実力があれば、高専部門にも出ることができるのが特徴です。

 今回は高校部門です。近々は高専大会のように専ら高専部門の業務だったので、こんがらがってしまいますね。

正門です。旧字体が歴史を感じさせます。

 八女工業は県立の工業高校の一つですが、その歴史は古く、大正時代にまで遡ります。うちの学生さん達からは、他の工業高校よりもレベルの高い学校として聞いています。

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放射線取扱主任者試験

 8/21(水)と22(木)の2日間にかけて、第1種放射線取扱主任者試験を受けてきました。会場は、福岡市内の中村学園大学でした。以前第3種は講習で取っておいたのですが、第1種を取ると毎年の放射線業務従事者講習を受けなくても良いことを知り、受けてみることにしました。

会場入口です。

 SAGA-LSSPring-8などで放射光分光実験をする際には、放射線業務従事者の資格が必要です。放射光分光により発生する放射線は「密封線源」と呼ばれ、放射線源(放射線発生装置)が裸ではないものです。装置はスイッチ入れないと動かないですからね。元素そのままを裸で用いて常時放射線が出ているものは、「非密封線源」と呼ばれています。扱うのは密封線源だけなので第2種で十分なのですが、毎年の放射線業務従事者講習がめんどくさいので、第1種に挑戦することにしました。

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Wireless earphoneとCommunication tool

 最近wireless earphone (無線イヤホン)を買いました。Bluetoothのやつですね。幼いときからイヤホンは耳に良くないと言われて育ってきたので、これまでイヤホンのある生活はほぼ無縁でした。10代の頃だったか、Walkmanをお年玉かなんかで買ったのですが、結局馴染めませんでした。ていうか、音楽をいつも聴く趣味ないし。まあ、メカに対する興味本位のことです。

 とはいえ、コロナ禍のためにオンライン会議が普通になりまして、外で会議に参加したりするときはさすがにイヤホン、というかマイクも付いたヘッドセットが必要となってきましたので、とうとう購入に至ったわけです。でも、まあ使ってみると、イヤホンの進化ってすごいですね。外の声も聞こえるopenear型ながらしっかり必要な会議音声も聞けます。

技術の進化はすごいですね。
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お盆: 草千里ヶ浜~高千穂峡~通潤橋への旅

 怒濤の如く前期が終わりました。5年生は前期末試験が終わっても卒業研究のポスターと設計のレポートが同時に課されていました。共に前期最終日8/7(水)が〆切でしたので、最後まで気が抜けませんでした。

 卒業研究のポスターは毎年恒例のものでしで、棟の階段の壁に沿って各研究室毎に掲示されているものです。我が研究室の5年生は今年度は3名なので、各自一枚ずつ計3枚用意しました。昨年度のものは卒業生達へプレゼントです。

 前期終了後は直ちにお盆休みに入りました。しかしながら、仕事は減るどころか増える一方ですので、普段通りです(ノД`)。それでも8/13(火)は遠路来た一族の者たっての要望で、高千穂峡に行きました。

 まずは草千里ヶ浜に寄りました。どうせ阿蘇を抜けていくからと。私は2回目ですが、お息子さんは初めてでした。

お息子さんにも不思議な光景です。
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前期もうすぐ終了とインピーダンスマッチング

 猛暑が続いて体力が消耗されますが、あと一週間ほどでお盆です。お盆前に前期は終了となり、夏休みに入ります。

 前期末試験は終わりましたが、5年生は卒業研究回路設計の課題で大変です。5年生になると、試験の総数は減るので一見楽に見えますが、その分レポート課題がどんとのしかかってきます。

 まあ、回路設計の課題を出しているのは、かくいう私です。インピーダンスマッチング回路の製作と測定をしてもらっています。座学で習うのは、寄生成分のない理想的な回路計算です。実際の回路設計では、非理想的な挙動も加味しないしなければならないので大変です。

紙コップスピーカーとソレノイド空芯コイルでインピーダンスマッチングです。オシロスコープに映っているLissajous図形から位相差を求めています。
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学会のお知らせ(2024年7~10月) (9/6 update!!)

 2024年7~10月の学会参加予定です。

  • 第85回応用物理学会秋季学術講演会
    • 9月16日(月)~20日(金) @ 朱鷺メッセ他 (新潟県新潟市)
    • 9月18日(水) 15:00~15:15 18p-A37-6 (オーラル): 福⽥ 旺⼟(7E), 内藤 陽⼤(6E), 野⽥ 浩⽮(6E), 古賀 万尋(5E), 出村 翼(5E), ⻄⼭ 輝(5E), 篠原 正典, ⾼橋 和敏, 鷹林 将, “光電⼦制御タウンゼント放電プラズマによるグラフェンの構造制御と解析”. (※福岡大学、佐賀大学との共同研究)
    • 9月19日(木) 9:45~10:00 19a-B3-4 (オーラル): 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “窒素ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の合成と電気特性”. (※九州大学、福岡大学との共同研究)
    • 9月19日(木) 10:00~10:15 19a-B3-5 (オーラル): 古賀 万尋(5E), 野田 浩矢(6E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “酸素ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の合成と電気特性”. (※九州大学、福岡大学との共同研究)
    • 9月19日(木) 11:00~11:15 19a-B3-8 (オーラル): 出村 翼(5E), 福⽥ 旺⼟, ⼩野 晋次郎, 恵利 眞⼈, 古閑 ⼀憲, 鷹林 将, “光電⼦制御プラズマで成膜したダイヤモンドライクカーボン膜の応⼒”. (※九州大学との共同研究)
    • 9月20日(金) 11:30~11:45 20a-A32-10 (オーラル): 内藤 陽⼤(6E), ⻄⼭ 輝(5E), 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電⼦制御プラズマの閉じ込めの初期電極構造依存性”. (※田辺工業(株)との共同研究)
  • 第15回半導体材料・デバイスフォーラム
    • 9月25日(水) @ 福岡国際会議場 (福岡県福岡市)
    • 16:55~17:40 P1-16 (ポスター): 内藤 陽⼤(6E), ⻄⼭ 輝(5E), 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電子制御放電によるプラズマ閉じ込め”. (※田辺工業(株)との共同研究)
    • 16:10~16:55 P2-13 (ポスター): 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の合成と電気特性”. (※九州大学、福岡大学との共同研究)
    • 16:55~17:40 P3-16 (ポスター): 福⽥ 旺⼟(7E), 篠原 正典, ⾼橋 和敏, 鷹林 将, “光電子制御放電プラズマによるグラフェンの構造制御”. (※福岡大学、佐賀大学との共同研究)
  • GEC 2024 (The 77th Annual Gaseous Electronics Conference)
    • 9月30日(月)~10月4日(金) @ The Double Tree by Hilton San Diego, San Diego, California, USA
    • 10月1日(火) 16:00~18:00 HT4.00093 (Poster): H. Naito (6E), Hikaru Nishiyama (5E), Takayuki Watanabe, Susumu Takabayashi, “Plasma Confinement by Photoemission-assisted Discharge”. (※Collaborative work with Tanabe Engineering Corporation)
    • 10月2日(水) 16:00~18:00 HW6.00025 (Poster): A. Fukuda (7E), H. Naito (6E), H. Noda (6E), M. Koga (5E), T. Demura (5E), H. Nishiyama (5E), M. Shinohara, K. Takahashi, S. Takabayashi, “Structure Control and Analysis of Graphene by Photoemission-assisted Townsend Discharge Plasma”. (※Collaborative work with Fukuoka Univ. and Saga Univ.)
    • 10月2日(水) 16:00~18:00 HW6.00026 (Poster): H. Noda (6E), M. Koga (5E), H. Naito (6E), K. Yamamoto, M. Shinohara, S. Takabayashi, “Synthesis and Electrical Characteristics of Nano-doped Diamond-like Carbon Films”. (※Collaborative work with Kyushu Univ. and Fukuoka Univ.)
    • 10月3日(木) 8:00~8:15 GR1.00001 (Oral): S. Takabayashi, “Photoemission-assisted Discharge Plasma and Its Application for Carbon Electronics”.

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