研究資金と神様の思し召し

 さあ、2年目のシーズンが始まりました。「2年目のジンクス」とならないように、気を引き締めて頑張ります。

 ・・・と言いたいところですが、いきなり研究資金難です。研究費の申請、3戦全敗しちゃいました。

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 研究費制度をよく知らない人達のために、まずは復習しましょう。

 研究には当然、資金が必要です。実験装置を購入や整備したり、試料や薬品などの消耗品を揃えたり、また解析用(※ネットで遊ぶ用ではなく)PCを揃えたり。さらには光熱費。何かとお金はかかります。

 教員個々の研究は自由裁量で、何を研究してもOKです。反社会的行為はダメですけど。したがって、かかる経費も大小差があります。とても高価な装置が必要な場合もあります。

 そんな資金は一律に分配されるのではなく、個々人が「○×を研究したいので、これだけの資金が必要です!!」と、研究資金申請書を書いて、しかるべき機関に申請します。

 代表的な機関は、文部科学省傘下の日本学術振興会(JSPS)科学技術振興機構(JST)です。前者はボトムアップ型で、研究者の自由な発想を支援します。科学研究費補助金、いわゆる「科研費」はこちらの管轄です。後者は旧科学技術庁の流れを汲むトップダウン型で、ある研究目標に対して研究者を募ります。CRESTとかERATOなどという、億単位の資金が動くビックプロジェクトはこちらです。他には、経産省の地域支援や地方創生とか、厚労省の医療関係とか、民間の財団とか色々あります。

 今回、「3つ出せば、1つは当たるだろう」と高を括っていましたが・・・、世間をナメてました。すいません。一人で研究する分には、他大学の先生方と組んでいるので特に困らないのですけれど、学生さん達の卒業研究に対して相応の環境を整備しようとなると、資金集めに奔走しなくてはなりません。せっかく多くの時間を割く卒業研究ですからね。研究経験を通じて、これから歩む道の選択肢を増やしてあげるのが、教員の務めだと思います。

 まあともかく、恨み言を言ってもお金は天から降ってこないので、早速校内の産学連携コーディネーターさん達を訪ね、地域の宛を探して頂きました。

 そう、有明高専は、産学連携のシステムがバッチリです(こちらも)。中央向けに惨敗した身ですから、このような方達が傍にいてくれて、有明高専で良かった~としみじみ感じました。

 さてさて、企業の立場から物事を考えましょう。開発を志したい企業の立場からすると、高専・大学などの高等教育機関の学の知恵を活用したいけど、窓口がどこかが分かりません。結局、個人的な伝手を頼るしかありません。その点、有明高専は、産学連携コーディネーターさんが地域を回っておられるので、産学連携がとてもしやすい校風となっています。教員側としても、資金を確保して自身の研究が地域の発展に寄与できるならば、とても嬉しいことです。学生さん達にとっても、卒業研究活動を通じて地域を学ぶことができます。地域企業の発展と雇用創出、引いては地域振興に繋がます。みんな幸せになれますね。

 そう考えていくと、今回の敗戦は神様の思し召しだったのでしょう。

「中央ばかりに目を向けず、身の回りを大切にしなさい」と。

 はい、頑張りま~す。

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