2025秋の応物

 9/5(土)に無事スコットランドから帰ってきました。一日休んで7(日)からは、第86回応用物理学会秋季学術講演会に参加しました。秋の応物ですね。この春はお休みしたので、1年ぶりです。

 会場は、愛知県名古屋市の名城大学 天白キャンパスでした。いや、涼しかったスコットランドから帰ってきて絶望しました。とにかく名古屋は

蒸し暑い!!

の一言でした。しかも名城大学は丘陵地のそのまた坂の上にあります。最寄り駅は名古屋市営地下鉄の塩釜口駅で、そこから徒歩500 mの距離とのことでした。が、もう足が吊りそうでした。汗も止まらなかったです。

汗びっしょりで足が吊りそうになりながら会場へ着きました。
Continue reading

Views: 0

スコットランドへの旅(5/5) ~ エディンバラ ~

 電車に乗ってエディンバラに到着しました。終点かつ下車した中心駅であるWaverley駅は市街地の谷間にあるので、どこへどう出たら分からず、どこでもいいから出口へと向かいました。

 降りてからGoogle Mapsを片手に坂を登ると、市街へ出ました。天気は曇天で小雨が降っていました。北国であるスコットランドらしいです。気温は17 ℃前後でして、猛暑の日本とは全然違います。コートなど上着が必要でした。ただし地理で学んだように、グレートブリテン島北大西洋海流による西岸海洋性気候のために、緯度の割に温暖です。グラスゴーやエディンバラの緯度は北緯55度で、極寒であるロシアのカムチャツカ半島と同じです。

 遠い丘の上にあるエディンバラ城へ向かうことにしました。まずは途中のスコット記念塔で記念撮影です。

スコット記念塔にて。
Continue reading

Views: 0

スコットランドへの旅(4/5) ~ Alight ~

 前回説明したように、スコットランドは国家です。民族もケルト系と、アングロ・サクソン主体のイングランドとは違います。スコットランド人は、赤毛が特徴的ですね。赤毛のアンとかキルヒアイスですね。

 言語もスコットランド語という独自の言語があります。英語はもちろん通じますが、訛っていたり単語も違ったりします。各駅の名標(※撮るの忘れました)は、英語とスコットランド語(恐らく)の二重表記です。

 駅名標の下には、多分乗り換え案内だろうなーという表記がありました。どうも英語のようですが、”Alight”という未知の単語がありました。各駅に記してあるので、ずーっと気になっていました。

 後で調べると「下車する」という意味でした。下車といえば、”get off”とか”ride off”とかなんだと思っていましたが、へーこういう単語も使うのかーと初めて知りました。

Continue reading

Views: 1

スコットランドへの旅(3/5) ~ 鉄道 ~

 イギリスは単一国家ではありません。複数の国家が集まった連合国家です。正式名称は、「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland (グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)」と言います。略称UK (連合王国)です。

 イギリスという日本名は、ポルトガル語でイングランド(England)を表す「Inglez (イングレス)」という言葉から来ているそうです。しかしイングランドはUKを構成する国家の一つであり、他にはスコットランド(Scotland)・ウェールズ(Wales)・北アイルランド(Northern Ireland)があります。民族が違います。

 イギリスという日本語から、日本人はUKを単一国家と勘違いしやすいですよね。ここんとこをきちんと理解しておかないと、映画の”Braveheart“なんて訳分かんないですよ。

 今回やって来たのは、イギリスではなくてスコットランドです。下手にイギリスなんて言うと、現地の人にめちゃ怒られます。グラスゴーはスコットランド第二の都市です。

 学会の空き時間、せっかくなのでどこかに観光に行こうかと考えました。スコットランドの首都であるエディンバラに行くことにしました。

Continue reading

Views: 1

スコットランドへの旅(2/5) ~ 発表 ~

 さて、肝心の学会です。今回は、専攻科学生達はポスター、私はオーラルとしました。私のオーラルは学生達の前座的なものを考えていて、「詳しい内容はポスターで」と行きたかったのですが、最終的なプログラムは彼らの後になりました。昨年度のサンディエゴと同じ状況となりました。

 というわけで、学生達のポスターです。どれだけ英語の授業を聴くよりも、こういうリアルな現場で経験を積む方がよっぽど語学力の向上に資することは疑いないですね。近年はTOEICがとかく持てはやされていて、確かに若手の研究者の方々の語学力は高いです。しかしTOEICでいくら好成績を取ったとしても、それはスタート地点であってゴールではないですからね。日本人特有の「手段と目的を履き違える」になってしまわないかなぁと一抹の懸念があります。

7E 内藤君です。
6E 出村君です。

 話がずれましたが、2時間の枠の中で、両名とも一生懸命訪問者に応対していました。

Continue reading

Views: 6