弓道部デビュー

 今年度は弓道部顧問になりました。サッカー(1年)、ハンドボール(1年)、研究奨励教員(2年)を経てなりました。私のようにコロコロ顧問を代わるのは珍しい存在です。特定の部活動に拘りがあるわけではないので、色々経験しておくのも良いかもという感じです。弓道は高校に部がありましたが、確か文化祭の際に一度だけ覗いただけで、全く縁のない人生でした。弓道部のクラスメイトはいましたが、卒業以来縁は切れています。というわけで、全くの素人です。

 4/20(土)・21(日)はそのデビュー戦として、「福岡県高等学校総合体育大会弓道選手権大会南部ブロック予選会(個人戦)」の引率に出かけました。学生達単独の行動は許可されていないので、顧問教員が引率する必要があります。高校生の大会ですので、5年生の有明高専では1~3年生までが対象です。

 といっても右も左も全く分かりませんので、第一顧問の先生にくっついて行きました。私は第三顧問なので、一番下っ端です(そりゃそうですよね)。会場は八女市弓道場でした。筑後地方北部の八女市の街中にありますが、八女市街自体を歩くのも初めてでした。通過はいくらでもしてきましたけど。

八女市弓道場です。この一日目早朝は晴れていましたが、その後は悪天候となりました。

 一日目は女子の部でした。業務は二日目に割り当てられまして、一日目はひたすら見学して勉強しました。

 弓道はアーチェリーやダーツとは異なって、的に当たる(的中)/当たらないの2通りで判断することを知りました。ガチなド素人です。競技種類は「近的」というもので、28 m離れた直径36 cm(一尺二寸)の霞的という的に的中する回数を競うものでした。一度(一立)に4回射ます。参加者で2回ローテーションして計二立8回中の的中数を競うものでした。的って、当てること自体が困難であることを知りました。的中数0回は珍しくなかったです。

 翌二日目は男子の部でした。この業務の縁を機に色々調べまして競技人口は女子の方が多いことを知りました。男女が揃う競技では珍しいですね。福岡県は盛んな都道府県の一つであることも知りました。

 一日目の女子と二日目の男子を比較すると、的中数は男子の方が上でした。弓を引く力の違いから、矢は男子の方が速いことは一目瞭然でした。女子の矢は的まで届かないケースがまま見受けられましたが、男子の方は一直線に飛んで行きました。重力で矢は自ずと下がりますので、速度があれば矢がぶれにくくなるのは当然ですね。

 女子の部では一位は単独でしたが、男子の部では一位決定戦がありました。7/8ずつ当てたということで。「競射」という延長競技となるのですが、その中でも「射詰」というサドンデス方式で一位を決定しました。それ以下は「遠近」といって、両部とも一本ずつ射た後、的の中心に近いところを射た順に順位を決めました。また、順位とは別に5/8的中した学生さんは、本大会に出場権を得たという事でした。有明高専からは男子1名が出場権を得ました。

 弓道は武道の一つですので、弓道場には武道憲章が掲げられていました。「武道」→「研究」に言い換えることもできるなと思いました。

武道憲章です。

 両日も生憎の悪天候でした。でも、知らない世界を知ることができ、見聞を広められて良かったです。引率していると休日ないですけど・・・(ノД`)

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