無事着陸 or 不時着、そしてFTA

 後期授業が終了しました。今期は、CLコース出張を含む新規科目に初の研究室卒業生と多忙でした。どうなることやら・・・と頭を抱えていましたが、まあ何とか無事着陸しました。いや、最後の最後でコロナで大混乱でしたので、不時着かな。

 さて、どんな仕事も、「人のため」を第一義に考えていると、モチベーションが続かないと思います。「何て自分勝手な人なんですか!!」って? いやいや、これ、「人間の本能」だと思います。

 人のためを前面に出し続けていると、何らか不都合が生じたとき、「お前達のためにやっているんだ!!」と傲慢になります。本末転倒ですね。人様のためが、何様のつもりですか、と。

 人のためって、やりたくもない仕事を自身に納得させるための自己暗示かな、と。ちょっと、極端かな。

 しかし、「自分の成長のため」を第一義に持ってくると、続きます。そう、仕事の中に自分の成長の糧を見つけ出せる人は、とても幸せだと思います。どんな裕福さにも勝ります。

 今回の新規科目について考えますと、新規科目ということもあり、いや新規科目だとしてもNGなのですが、反省すべき内容がいくつかありました。「これ、ちょっと、教え方マズかったな~」という点です。既存の担当科目の中にも、残念ながらありました。

 教える学生さん達は毎年同じ年代ですが、個人は代わります。つまり、同じ個人に教えることは二度とないのです(※単位未習得者を除く)。彼らにとって、個々の授業は最初で最後の経験であり、もしかしたら、それは後の多大な人生に影響を与えるものかもしない。そう考えますと、忸怩たるものがあります。

 でも、恥や失敗を悩んでも、過ぎた時間は決して帰ってきません。それらに悩むよりも、それらを次にどう活かすかです。頭の中で、FTA (Fault Tree Analysis)が全開です。

 ま、とりあえず、少し休みましょう。

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