水は怖いです。

 昨日は、豪雨で午後から休校になりました。E棟は1階に水が入ってきて、教職員総出で水を出したり、土嚢を積んだりしました。本日も休校です。

 皆さまはご無事でしょうか。

 作業が一段落して、いつもの寮を通り過ぎた荒尾側の道で帰ろうとしたら、深瀬が浸水して不通になっていました。反対に平井経由で遠回りに帰ろうとしたら、関川が氾濫していました。「これはやばい」と胸が締め付けられて、急いでUターンしました。

 結局大牟田側から2時間半かけて、自宅に辿り着けました。あちこち冠水通行止めや渋滞で。普段はFMたんと聞きながら15分なんですけど。

 自宅は問題なしでしたが、愛車さん、無理させてごめんなさい。災害に遭うのは、仙台で経験した東日本大震災で最後だろうと思っていたのですが。

 そこで記憶が思い出されます。小学3 or 4年の夏休み(どちらだったかな)、あるイベント企画で川を泳ぐ機会がありました。山口県岩国市を流れる錦川という清流です。

 小さい頃から水泳をやっていて泳ぐのはそれなりにできましたが、いざ流れのある川の中ではプールのようには行かず、難儀しました。「川の流れってこんなに強いんだ・・・」と自覚しました。

 高校では、水球というものをやりました。まあ、全然上達はしませんでしたが。立ち泳ぎしながらハンドボールするといえば、わかりやすいでしょうか。練習の一つに、重りを抱えて立ち泳ぎを鍛えるのですが、2 kgで1分も保ちませんでした。

 大学になり、ボートをしました。ひっくり返ったときのために、定期的に着衣水泳訓練をしていました。着衣では立ち泳ぎで浮かんでいることはできましたが、服が水を吸ってそれ以上自由にはなりませんでした。ちなみにひっくり返る経験は誰でもすることです。ボートは浮き輪代わりになるので、落ち着いて対処すれば大丈夫です。

 というわけで、なぜか水に縁のある人生を送ってきました。そこで得た教訓として、川の流れは傍目のようにゆ~る~や~かに~ではなく、実際はとても自由を奪われます。流されている人を身体一つで飛び込んで助けに行く、などということはマンガの世界です。自然の前では人間は無力です。立ち向かうのではなく、どう受け流してうまく付き合っていくかです。

 徒然草にも書いてありますね。馬乗りの名人曰く・・・。

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