技術職員さん

 技術職員さん、以前の言葉で言うと技官さんは、縁の下の力持ちです。研究活動他を遂行していく上でなくてはならない存在です。学生時代から現在に至るまで、腕利きの技術職員さん達には大変お世話になってきました。

 学生時代は化学系でしたから、ガラス器具をよく作っていただきました。化学実験にガラス器具は欠かせません。設計したちょっと煩雑な器具も難なく作っていただきました。必要なガラス器具のイメージ設計(スケッチ)はできますが、我ながらガラス細工は下手なので、専ら技術職員さん頼みでした。

 いや、練習はそこそこしたのですが、どうも向いていないらしく。ただし、電気化学のAg|AgCl参照電極だけはお手の物ですけど。

 長じて物理や電気方面にシフトしてきてからは、電気回路製作もお願いしてきました。素人だった電気回路設計も懇切丁寧に教えていただき、今や授業してますもんね。不思議なものです。

 こちら有明高専にお世話になってからも同じです。実験・実習授業から研究室の整備まで大変お世話になってきました。

 技術職員さんという人達には、なんか難しい人が多いのですが、有明高専でお世話になってきた吉冨 貴司さんはとてもまともな方でした。「えっ、技術職員さんにこんなスマートな人が!?」と思ったものです。はい、失礼ですね。すいません。

 その吉冨さんがこの度ご退職なさることとなりました。最初この話を聞いたときは、意識が飛びそうになりました。「4月からどうしよう・・・」と。両手両足をもがれる痛恨の一撃でした。「もうやめて、たかばやしのLIFEはゼロよ」的な。

 でも、優秀な方っていうのは、得てして離れていくものです。そりゃ私がどこかの社長だったら、給料3倍でヘッドハントするよなと。私も色々巡ってきましたから、そう思われていたのかなーと。いや、そうであったことにして欲しいなと・・・。

 吉冨さんの今後に幸あれです。

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