目下世間では、疫病や他国間の戦争などの影響で物価が高騰しています。先日コンビニにポテチを買いに行ったら、えらく高くなっていて買うのを止めました。いや、むしろ毎度Suicaで支払っていて現金を使っていないので、気づかなかっただけかもしれませんが。
物価高なのに給料は変わらないどころか減るので、生活は苦しくなるばかり。しかしそんな世の中でも業績好調な企業があります。何か画期的なモノや経営法があるのかと思えば、確かにあるのかもしれませんが、最も分かり易い相違点は「外国と商売している」ことです。貿易ですね。
貿易が何故儲かるかといえば、「適正な価格で」商売できているためです。
日本国内の企業は大抵、コストダウンに涙ぐましい努力をします。それは取引先にも要求します。どの業界も複数の企業の繋がり、いわゆるサプライチェーンで成り立っていますから、一つの支配的な企業のコストダウン要求はサプライチェーンを渡り歩くにつれて、非常に厳しい要求となっていきます。
このような厳しい要求は、結局給料に跳ね返ることは言うまでもありません。一生懸命コストダウンに努力したのに、もらえる給料は雀の涙。その上日本人は大の貯蓄好きです。当然、支出は削減し生活は切り詰めます。
結局、世の中にお金が回らなくなり、経済は疲弊していきます。お金は、世の中を豊かにするための触媒です。
このような話は昔々にもありましたね。ダイエー・松下戦争ですね。今から見れば、当時は高度成長時代でしたから、そのようなことをしても経済へのダメージはなく、それどころか購買層が増えて経済は好転していったと思います。今やったら、自滅かと思います。
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