T列車で行こう

 化学から物理を経由して、こちら電気の世界にやって来ました。でも昔々を遡った大学受験のときは、鉄道交通政策をやってみたくて土木科を希望しました。母方の祖父が国鉄マンだったので。結局希望は叶わず、今の道となりました。

 しかしこうして仕方なく選んだ道は、実は自分に一番合っていた道ではないかと、半生を振り返って納得しています。今の道を高校時代に知っていたか? いや、こんな時空の狭間のマニアックな道、知る由もありませんよ。

 幼いときにやってみたかったことは、バーチャルな世界で楽しんでいます・・・。

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続・理論とは? ~ 教科書と実験ノート ~

 前回の続きとして、今回は理論と実験/実習の比較を考えていきます。

 理論は、教科書に整然と書かれています。電気磁気学の場合は一般に、クーロンの法則から始まり・・・Maxwell方程式の初歩的応用で終わります。

 さて世の中には、色々と矛盾があるものです。その一つとして、「整えられた厳密な教科書ほど、わかりにくい」というのがあります。

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同窓会と午前様

 秋は同窓会の似合うシーズンです。

 さて私、博士大学院生時代の恩師の受け売りの面が多大にありますが、「教育と研究は車の両輪」ということを、人生の最も基本に置いています。

 「(学生に)教えていることに驕らず、(神さまに)教えられていることに甘えず」です。

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研究室ことはじめ ~ 研究紹介はムズカシイ ~

 2020年11月、研究室が立ち上がりました。第一期生として、4E 5名がやってきました。

 30名以上いる各クラスへ授業に赴くことに比較して、数名の配属学生の皆さんと自分のスペースで始終を共にする研究室教育では、責任の重さが桁違いです。場合によっては、一生交流していくことにもなります。門を叩かれたからには、彼らを一角の技術者として世の中に出さなければならないな~と。エンジンのギアを上げなければ。

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企業経験と学生委員と議論と就職活動

 先月末は、ありタムフェスタ(体育祭)でした。コロナ禍中に高専に来たので、これが初めて経験する大イベントでした。私、学生主事室に詰める学生委員の一人でありまして、中心に動く学生会をサポートすべき立場なのですが、仕組みが何も分からず、ただただ見ているだけでした。よく頑張ってるな~と、濃いお茶をすすりながら感心しつつ・・・、すいません。

 メインイベントの演舞も一通り見ました。個人的には、Aコースの芸術性の高さに最も感心しました。次いで、Mコースの修練度の高さに感心しました。いずれも他コースとはいえ、良いところは素直に認めて学びましょう。悔しくはありますが。将来に期待します。

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