研究室選択に思う

 今週、4Eがそれぞれの研究室に配属されました。鷹林研へは5名です。本エネルギーコースでは4E担任が研究室選択の差配をするので、誰が来るかを私はただ見守るだけでした。事前に各教員に与えられた研究室紹介の時間では、業績の紹介、研究室の組織体制と研究方針についてという、ごく一般的な説明内容としました。研究の楽しさをアピール、なーんて価値観の押しつけはしていませんし、そこまで自身の研究に自負があるわけではありません。「これで良いのかな・・・」と自問自答する日々です。

 研究室の選択はジャンケンでも良いのです。しかし、それだとまとまらない可能性があるので、大抵はそれまでの成績順に選択権を与えるところが多いと思います。しかしながら、それは必要悪であり、悪手でさえあります。

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下積みの大切さ

 独立研究者となり研究室主催者となって5年目になりました。今週4年生5名が5代目として配属されました。早いものです。その今、下積み時代に思いをはせます。

 下積み時代、つまり若い自分のポスドクや助教の頃です。会社員時代もまあ入るかもしれません。悔しいなと思うこと、理不尽だなと思うこと、たくさん経験してきました。失敗したな・・・と落ち込むことももちろんでした。その時々に憤りを感じたり、また落ち込んだり、大きな力に抗っては打ちのめされたものですが、今となってはその経験が活きています。

 どのようにしたら他人を活かし、また自分も活かされるかを実践できるようになりました。主催者ですから、あらゆることを自分で判断しなければなりません。思い悩むことの連続ですが、結果としてうまく回っていることを不思議に思います。それらは充実した今をもたらしています。

 遠回りと思っていたことが、実は一番の近道だったのだと感じています。

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学会のお知らせ(2024年11~12月) (12/4 Update!!)

 2024年11~12月の学会参加予定です。

  • 第40回九州・山口プラズマ研究会
    • 11月2日(土)~4日(月祝) @ 五島コンカナ王国 (長崎県五島市)
    • 11月4日(月祝) 9:45~10:00 (オーラル): 鷹林 将, “光電子制御プラズマによる気相化学反応制御の新展開”.
  • 2024年度応用物理学会九州支部学術講演会
    • 12月7日(土)~8日(日) @ 琉球大学 (沖縄県中頭郡西原町)
    • 12月8日(日) 9:30~9:44 8Ba-1 (オーラル): 西山 輝(5E), 内藤 陽大(6E), 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電子制御放電による自発的プラズマ閉じ込め”. (※田辺工業(株)との共同研究)
    • 12月8日(日) 10:50~11:04 8Aa-5 (オーラル): 古賀 万尋(5E), 野田 浩矢(6E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の電気特性とバンド構造の推定”. (※熊本大学、福岡大学との共同研究)
    • 12月8日(日) 11:05~11:19 8Aa-6 (オーラル): 出村 翼(5E), 福田 旺土(7E), 内藤 陽大(6E), 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 小野 晋次郎, 恵利 眞人, 古閑 一憲, 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “光電子制御プラズマで成膜したダイヤモンドライクカーボン膜の応力と化学構造の関係”. (※九州大学、熊本大学、福岡大学との共同研究)
  • 第33回九州沖縄地区⾼専フォーラム
    • 12月14日(土) @ オンライン (※どなたでも無料聴講できます!!)
    • 鷹林 将, “研究の事前段階を踏まえた担当教育と鷹林研究室における研究展開”.
  • 第28回プラズマ・核融合学会 九州・沖縄・山口支部大会
    • 12月21日(土)~22日(日) @ 九州大学 西新プラザ (福岡県福岡市)
    • 12月21日(土) 15:00~15:45 P-23 (ポスター): 出村 翼(5E), 福田 旺土(7E), 内藤 陽大(6E), 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 小野 晋次郎, 恵利 眞人, 古閑 一憲, 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “光電子制御プラズマによるダイヤモンドライクカーボン膜の応力制御”. (※九州大学、熊本大学、福岡大学との共同研究)
    • 12月22日(日) 11:15~11:30 D-1 (オーラル): 内藤 陽大(6E), 西山 輝(5E), 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電子制御グロー放電による自発的プラズマ閉じ込め”. (※田辺工業(株)との共同研究)

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