相対性で生きる道

 後期中間試験終わりました。後期の座学(試験対象)は、3E対象の電気磁気学Iだけなので、全集中でした。

 さて、3Eにとっては道半ばですが、電気磁気学(電磁気学)の行き着くところは、量子力学(量子論)と相対性理論(相対論)です。さしものMaxwell方程式が率いる電磁気学も、原子サイズや光速という極限の世界では破綻したり、修正を求められます。ま、日常生活では全然問題になりませんけど。

 というわけで、相対論から世の中をナナメに見ていきたいと思います。量子論の方は、何か思いついたら書きます。

 世間には、「この道20年だ!」、「この道30年だ!!」と威張る人達がいます。

 どうして威張れるか? それは、この道100年の人がこの世にいないからです。

 この道100年の人からしたら、20年、30年の人なんて赤子同然。片腹痛しです。

 また年数、年齢というものは、個人の努力では絶対に変えられないものですからね。

 化学の世界から電気の世界に来たこともあって、電気の世界で知らないことはたくさんあります。強電関係なんかサッパリわかりません。日々勉強している学生さん達の方が余程賢いです。

 ただいま放課後に、希望の学生さん達が電気工事士実技試験の練習をしています。有資格者の技術職員さん方のご指導の傍らで、怪我をしないように教員が交代で見守っています。ただし、私は電気工事士ではありません。学生さん達には、「僕に質問しても分からんよ~」と一言。しかし何もしないのも退屈なので、授業の準備をしているか、空いた学生さん達と世間話をしています。電気工事士は学歴(= 電気系授業科目を修めていること)が要らないそうなので、落ち着いたら自分もと考えます。ぼちぼちと。だって私に第一に求められているのは、良い授業をすることですからね。

 教員(教師)だからといって、全てが学生より優れているわけではありません。「教師―学生」の関係が成立するのは、ある分野に限っては相対的に教師の方が知識・経験が上だからです。私が勉強してきた/仕事してきた分野の知識は、学生さん達よりもあるというわけです。学生さん達自身の家庭教師/塾講師バイトにも当てはまりますね。

 このように世の中、何事も相対的です。アインシュタインさん曰く。無理に威張るとしんどいし、餅は餅屋です。学生さん達の長所から、日々学ぶようにしています。高専生のポテンシャルは高いです。

 しかし世の人は、絶対性を求めたがります。理由は、思考が楽だからです。自分で考えなくていいからです。

 物理の多くの先人達がエーテルという絶対的存在を求めて、結局アインシュタインさん一人にしてやられた歴史をご存じないのかしら。

 「絶対って、絶対に腐敗する」んですよね。絶対的な指示って、躊躇します。自分を腐敗させはしないかと。別の観点からしたら、判断は違うのではないかと。

 絶対的に言える人って、例えば「東郷ターン」などの余程の覚悟をしている人か、幸せな人かのどちらかだと思います。「あなたのためだから・・・」は覚悟ではありません。責任が他者依存です。成功したら自分のおかげ、失敗したら相手の責任ということで。絶対に自分は傷つかないようで、絶対に腐敗します。

 相対性という真理から、常に学ぶ(学び取る)姿勢は持っておきたいです。パンはパン屋です。「教育と研究は車の両輪」ですが、共通するドライブシャフトは「常に学ぶ」です。

 流れる川に立つ。決して大岩に寄りかからずに。

 お後が宜しいようで。勉強し直してまいります。

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