English ~ continued ~

 台風一過で夏が過ぎて夏休みに入りましたが、全然関係なく英語論の続きです。

 私、生まれも育ちも純日本人で、海外生活の経験はありません。留学もありません。身内に英語ペラペラの人もいません。

 そんな私ですが、国際会議で発表したことは何回かあります。結構練習はしていくのですが、所詮ネイティブではないので、言葉に秘められる機微というのは分かりません。向こうの人からしたら、テキトーでしょう。

 でも、テキトーは割と通じます。ただし、某TV番組の似たような企画は極端ですけどね。

 昔々広島大学で研究員していたときに、ある国際会議で発表したところ、ロシア科学アカデミーのおじさんにえらく気に入られて、「シベリアに来ないか(※研究所はシベリアにあるらしいです)」と熱心に誘われました。でも、「いや、シベリアはちょっと・・・」と思い断りました。ロシア美人よりも、「はいからさんが通る」のハッピーエンドよりも、「抑留」のイメージが強くて・・・。。

 またその後東北大学@仙台にいたときに、英語である論文を出したところ、誰もが知るアメリカの大企業の多分すごくえらい人から「一緒に研究しよう」というラブコールが来ました。でも、「私、ただの研究員なんで・・・」ということで断りました。お金もなかったし、仙台は大好きな街だったので(有明は仙台を超えられるだろうか?)。

 同じく仙台にいたときに、英語圏の人に装置説明をしたところ、テキトーにしゃべったのに「Good English!!」と言われました。いや、そうなんかな・・・。

 またまた同じくチェコ人の留学生からは、「日本人は6年以上も英語を勉強しているのに、なんで英語を話せないんだ?」的なことを英語で聞かれました。ちなみにチェコの母国語はチェコ語で、英語とは離れた言語です。

 英語は授業の一つですが、電気磁気学などと同じ「授業科目」として位置づけられてしまうと、どうしても皆さんは「完璧」を目指してテスト勉強に励みます。

 でも、テキトーでも割と通じます。

 でもでもやっぱり少しは上達しようと、「刑事コロンボ」のBDを大人買いで揃えて、日本語音声 & 英語字幕で勉強しているところです。

 「Excuse me, Ma’am. Just one more time…」

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