Author Archives: 鷹林 将

応用物理学会 九州支部学術講演会 at 大分 (2/3)

 さて11/26(土)、いよいよ始まりました。今回私は引率のみで登壇はナシです。登壇は、5Eの塚嵜君にお願いしました。

着きました。しかし早く来すぎて、受付は準備中でした。
発表開始前の5E 塚嵜君です。緊張の面持ちです。

 発表は無事終わりました。並み居る先生方や大学院生の前で堂々発表しました。高専生は誰よりも若いのでしんどかったと思いますが、今後の大成への大きなステップとなることでしょう。

 私はその後、座長の業務をこなしました。しかし見るだけというのは、退屈なものです。

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応用物理学会 九州支部学術講演会 at 大分 (1/3)

 11/25(金)、日中の校務を終えて、翌日からの応用物理学会 応用物理学会九州支部学術講演会@大分大学に参加のため、大分へ向かいました。大分へは、久留米へ出てそこから特急ゆふ号に乗り換えて向かいました。広島県育ちで生まれたときには既に新幹線がありましたので、親戚宅などへの長距離旅行には新幹線ばかりでした。なので、在来線特急に乗れることに今でもとてもトキメキを感じます。

久留米駅にて。特急ゆふ号が入線してきました。

 夕食は車内でとりました。ここは、大牟田名物タル弁です。

やっぱりお弁当と言えば、タル弁ですね。タルの量は普通にしました。
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スピン角運動量 in コロナワクチン

 昨日11/22(火)にコロナワクチンの4回目を接種しました。翌日の本日は祝日なので、昨日接種した方が業務に支障は無いかなと判断しました。一日経ちましたが、さほど変わりなくです。

 先日ふと、スピン(スピン角運動量)に関するブルーバックスが目に留まり、ただいま読んでいます。と言いますのも、授業でGMR (Giant Magneto Resistive effect、巨大磁気抵抗効果)、TMR (Tunnel Magneto Resistance Effect、トンネル磁気抵抗効果)やスピントランジスタなどのスピントロニクスの概略を教えておりまして、そこではスピンの説明が必要です。スピントロニクスは、現代の電子工学では無視できないんですよね。

 でも授業は前期でそれとなく済ませたはものの、スピンってどうやったら分かりやすく教えられるのだろうかと、後期の今でも少々悩んでおります。現本科教育課程では量子力学をやっていないし、かといって量子力学を行ったとしても、少々深い話になってくるし。う~ん・・・。

 ランダウさんによると、軌道角運動量を公転、スピンを自転に例えるのは宜しくないらしく。

 う~ん。ワクチン打ったばかりですが、何となく頭から離れず。

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都度都度、しあわせ

 これまでの人生を振り返ってみると、都度都度イジワルをされてきました。こちらは何もしていないのに、何故かされる。

 こちらは普通に話しているのに、いきなり発狂して怒鳴り散らすという人にも複数出会いました。目が点になるとは、正にこのことでした。後でどこをどう振り返っても、発狂される理由が分かりません。そんな経験をしたので、持論を振りかざすのではなく、まずは相手の話をよく聞くように努めています。人それぞれに考えがあり、そこから新たに学び得ることもあります。

 学歴のやっかみというのも割とありました。私はそこそこ学歴が良い方のようです。「~ようです」というのは、周囲に同じような人達がたくさんいる環境で育ってきましたので、特に何も感じていませんでした。私にとって学歴とは、人生を豊かにするための手段の一つであり、若い頃の通過点の一つでしかありません。敢えて誇りを持つならば、博士号を持っていることであり、それ以外は「○△の生まれと育ちです」的なふるさと紹介のレベルでしかありません。現在そして未来において成果を出せるか、世の中に価値を提供できるか否かが大事なのです。

 しかし、一般世間ではそうではありませんでした。出身大学/高専を命の次に大切にしている人も世の中にいるのだということを学びました。私にとってはどうでもいいことであっても、そうでない人もいるようです。

 そんなイジワルをされて人生とても困ったことは、一度や二度ではありません。けれども、その都度誰かが助けてくれました。おかげさまで、履歴書は表面的に問題なく彩られています。

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講演してきました

 11/16(水)、「表面技術協会 高機能トライボ表面プロセス部会」と「日本トライボロジー学会 機能性コーティングの最適設計技術研究会」が共催する表面技術協会 高機能トライボ表面プロセス部会 第19回例会という講演会でお話するために、名古屋大学へ行ってきました。

 来週から後期中間試験のため宿泊する時間的余裕がなく、4時起き朝イチでに日帰りしてきました。毎朝5時30分の目覚ましを早めにしました。といっても歳のせいか、いつも大体これくらいに目が覚めるんですけどね。

 新大牟田駅から新幹線つばめ号に乗り、博多でのぞみ号に乗り換えて名古屋へGoでした。博多でのこのパターンの乗り換えは、スムーズになるように設定されています。

早朝の新大牟田駅です。
名古屋に着きました。

 名古屋駅からは地下鉄に乗り換えて、名古屋大学に着きました。名古屋大学へ来たのは十数年ぶりかと思います。名古屋大学では学部時代の恩師にご挨拶して、会場へと向かいました。

会場で出番を待ちます。
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正しい理屈と正しい結果

 正しい理屈と正しい結果を考えてみます。アインシュタインは、「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」と述べました。しかしここでは理科的なことではなく、人について考えてみます。

 教育の最終目標は言うまでもなく、人を育み活かすことです。時に厳しく、特に優しく。机上で決めた決まり事で万事うまく行くとは限りません。

 成績の善し悪しだけで人の成長を評価することはできません。一方、成績評価がなくては、大きなチームほどまとまりません。皮肉なものです。人がチームを作れば、1番から最下位までランキングされます。成績至上主義では、最下位はすべての権利を奪われます。そして自ずとチームは崩れていきます。競争原理ですべてがまとまるならば、世の中は平和です。

 正しい理屈は、いくらでも簡単に創ることができます。単純な論理を単純に積み重ねるだけで良いからです。ただし、それが正しい結果を生むとは限りません。その正しい理屈を考え出した人ならともかく、表層的な理解が正しい結果を導く可能性は低くなります。正しさは、時と共に蝕まれていきます。

 無論、評価は厳正に行わなければなりません。物事の核を疎かにしては、基本を疎かにしては、そもそも物事自体が成立しません。しかしながらそれ以後の運用は、その人達の輪の中に入り、交わっていく中で判断し、舵を切ります。

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SPring-8終わりました

 週末のSPring-8実験は無事終わりました。当初の目的の他に面白い成果が得られて、今後の研究展開がとても楽しみとなりました。

 最後に使用システムの展示品を見学しました。実際に実験した後だと、実感がこもっていてよく分かります。

アンジュレータの実物模型を体験しています。アンジュレータは、磁場(磁界)で周回している電子の動きをクネクネさせることにより、より強力な電磁波(放射光)を発生させます。学んだ電気磁気学の知識が遺憾なく発揮されます。
アンジュレータの説明文です。
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SPring-8で実験中

 今週末はSPring-8で実験中です。SPring-8は24時間稼働の実験施設です。頑張っています。

研究室の5E学生さん達が頑張っています。
装置です。大きいので、全体を撮ることができませんでした。
実験を一段落終えて、共同研究者の高桑雄二先生 & 小川修一先生 (東北大学)と昼食に施設外のレストランへ。昼食に喜び勇んでいます。実験施設は円状で一周1.5 kmにも及びますので、良い運動になります。
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SPring-8に来ました

 本年度から国際的な共同研究を行っており、その一環で兵庫県にあるSPring-8に来ました。SPring-8は日本最大の第三世代放射光実験施設です。この手の施設を利用した放射光分光実験は、広島大学のHiSORや佐賀県のSAGA-LSで行ってきましたが、SPring-8は初めてです。縁がなかったというのもありますし、HiSORやSAGA-LSのレベル(第二世代)で十分事足りたということもあります。

 本日は1~4限まで実験・実験・講義・実習とフルでこなし、夕方から新幹線に飛び乗りやってきました。よく働きます、はい。

 新幹線で岡山の一つ隣の相生まで来て、そこからバスで暗闇の道を進みました。

新幹線で相生に着きました。
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十で神童、十五で才子・・・

 有名なことわざに、「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば只の人」というものがあります。この意味を、高専教育という観点から考えてみます。

 高専での卒業研究は大学と違って、授業科目の一つとされています。つまり、時間制限があります。高専の教務管理システムは出欠に厳しいので、大学のような研究室での自由な研究スタイルは馴染みにくいこともあるでしょう。しかしながら研究というものは当然のことながら、時間制限下で行われるものではないので、科目の一つという捉え方は必然的に無理を生じます。

 高専の当初の設立理念である「高度成長期の中級技術者の育成」という観点に立ってみれば、卒業研究を授業の一つとする方針は理に叶っていると思います。研究を深く追求するわけではないけれど、かといってしないわけでもない。研究とはどういうものかを体験するだけだったら、目的は達せられると思います。大学では、学士号を参加賞、修士号を努力賞、そして博士号で一人前という考えがあります。本科卒となる学士(専攻科卒)以前の准学士だったら、体験賞になってしまうのでしょうか。

 けれども現在においては、高専への社会的要望はより高度化しています。そもそも高度成長なるものはとうの昔に終焉しましたから、今はより深い専門性と広範な知識、そして創造性が高専にも求められています。加えて保護者・学生側としても進学熱が高くなっていることから、もはや大学との差別化、棲み分けが曖昧になっています。

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科学的お料理

 和食というものは、素材本来の味を重視して、あまり手を加えないものです。西洋はその対極にあり、スパイスやソースを多く使います。どちらが良いかをここでは議論しませんが、まあ、美味しいものは美味しいです。

 さて我が家では以前から、ガスバーナーを使った魚調理をしています。この有明海地域は物価が安く、特に魚が安いです。600円ほどで魚一匹を捌いてもらえます。三枚に下ろしたお魚はそのまま刺身にしても良いのですが、一手間炙りを加えます。といっても、家で藁に火を付けて直火で炙るわけにはいきません。火災報知器が鳴って、消防車出動になってしまいます。というわけで、ハンディタイプのガスバーナーで炙っています。ホームセンターに売っている物です。

 和食の調理法としては、ちょっと浮くかなと思います。最近は伝統的な和食のお店でも行われつつありますが、まだ一般的ではないかと思います。

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