これまでの研究人生、「電気化学」とか「プラズマ」とか、学際的な分野を渡り歩いてきました。いずれも従来からの伝統的な自然科学分野の縦割りでは、分けにくい分野です。そしてこれら分野に共通するのは、「人気がない」ということです。
偏屈な人でない限り、化学科の人は化学、物理科の人は物理、電気科の人は電気、というように、各科分類が容易にイメージできる研究分野が人気です。
高等教育は、研究室に入ってからの生活が本番です。クラス単位の座学は序章でしかありません。ただし研究分野の選択は、その序章の段階で行われます。ですから研究分野によっては、それまで学んだことのないようなことがたくさん出てきます。
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