フィリピンへの旅 (2/4) ~ セブ島 ~

 3/11(火)の2日目は、Joyful Education Centerという英語専門学校を見学しました。といっても、宿泊したT-shineというホテルと一体化しています。日本人の多くがフィリピンに対して治安の懸念を持っていると思いますが、ここはホテルと一体化することで安全面を確保しています。

ホテルは上質でした。
ホテル隣のJOYFUL EDUCATION校舎です。
Continue reading

Views: 39

フィリピンへの旅 (1/4) ~ 事前研修からスタート ~

 ちょっと時間を遡りますが、卒業式直前の3/10(月)~13(木)の間、フィリピン共和国へ行ってきました。フィリピン政府観光省主催による公的な現地語学研修施設の視察です。西日本の各高専や九州の高校で国際交流を担当している先生方と一緒に行きました。石川、徳山、宇部、新居浜、神山まるごと、北九州、熊本、佐世保、そして有明の高専の他に、福岡県の東福岡高校と熊本県の慶誠高校からという大集団でした。

 フィリピンの国語はタガログ語(※正しくはフィリピン語ですがほぼ同じらしい)ですが、英語も公用語として広く用いられています。特に韓国から最も近い英語公用語の国とあって、同国が国策レベルでフィリピンに英語学校の建設を進めてきました。一方で日本の国立高専も国際化に力を入れていまして、学生達に海外留学を薦めています。我が有明高専もGlobal Education Center (GEC)を組織して国際展開を行っています。今回新たにフィリピンへの道を開拓することになり、室員の一人である私と事務方1名の計2名が代表として派遣されることになったわけです。

 まずは全員福岡空港に集合して、ブリーフィングを行いました。ただし、ちょうどお息子さんの風邪攻撃の第2波をくらっている最中だったので、事前に処方された薬を飲みまくって臨みました。

福岡空港でブリーフィングです。向かって右端前列にいます。風邪でマスクでした。
Continue reading

Views: 58

第1種放射線取扱主任者講習

 SAGA-LSを終えて3月最後の一週間は、東京で第1種放射線取扱主任者講習です。

 夏に受けた試験合格したやつです。合格率は32.3%だったそうです。ただし、試験合格だけでは第1種放射線取扱主任者にはなれなくて、続くこの法定の資格講習を受けて修了する必要があります。第1種のは以前受けた第3種と違って5日間の長丁場となりますので、なかなか校務との都合が合わず、年度末の東京となりました。

 スケジュールは5日間、座学に実習とびっしり詰まっています。普段の学生さん達の生活と同じです。歳と経験値のせいか慣れた感もありますけど・・・、うーん、さすがに毎日はしんどいかな。

会場の日本アイソトープ協会です。旧理化学研究所の建物で趣があります。
Continue reading

Views: 46

なごり雪とSAGA-LS

 先週の卒業式では無事卒業生を送り出しました。

 一抹の寂しさの感傷に浸る時間もなく、週が変わって早速新シーズンのスタートです。

 一発目の今週はSAGA-LSで実験です。前回来、佐賀大学のビームライン(BL13)を使用させていただいています。ここ半年間は装置のupgradeのために使用できませんでしたが、それも完了して、そのこけら落としのユーザーとして使用することになりました。来月からは新年度で開講です。我々高専の者達にとってまとまった時間が取れるこの春休みは、実験の稼ぎ時です。開講してしまえば、時間が取れません。

 ただし、目下九州は寒波が来ており、外はなごり雪です。暖かさのとのせめぎ合いで、空からはみぞれです。

なごり雪です。

 ところで、佐賀県はいつもながら攻めていますね。

佐賀は佐賀は~♪
Continue reading

Views: 74

2024年度卒業式

 3/14(金)は2024年度の卒業式でした。今年度はいつもの校内体育館開催とは異なって、大牟田文化会館で挙行されました。郊外の有明高専と違って、大牟田駅のすぐ近くで交通至便です。大牟田市の市街デザインはちょっと変わっていて、駅目前にメイン国道208号が通っていて、これに沿って市役所、銀行、そしてこの文化会館など主要施設が並んでいます。繁華街(大正町など)は、逆側のJR&西鉄の複々線を越えた西側にあります。街の真ん中を複々線が貫いているんですよね。踏切事故がよく話題となる広島県の者としては不思議でならないところです。

 さて、式は午後からでした。午前中は研究室のエアコン工事で養生と足場構築を監督するために、校内にいました。失礼ながら、業者さんはさすがプロですね。この狭い研究室によく足場を構築されました。

さすがプロの仕事の足場です。

 監督終了後、急いで文化会館へと向かいました。これまでの体育館開催では教職員が総出で準備していたのですが、今回は先方の方達が準備してくださるので、特に事前用務はありませんでした。

メカニクスコースの卒業証書です。
Continue reading

Views: 75

三池初市

 3/1(土)の夜は、大牟田市内三池地区の三池初市に行ってきました。現在の大牟田市を中心とする筑後国三池郡の一部は江戸時代、三池藩の領地でした。三池藩は、筑後国柳河藩立花家の一族によるものです。立花家の藩祖はかの有名な立花宗茂ですね。大河ドラマの主人公にと名前がよく挙がる人です。

 三池藩の政庁つまり陣屋跡は、大牟田市立三池小学校となっています。その西側に開けた旧三池街道の一部である初市街道と呼ばれる道路を400 mほど歩行者天国にして開催されています。

 こちらにきて5年目が終わりつつありますが、今回初めての参加でした。ちょっと自宅からは遠いですし。今回は、大牟田地区の小中学校の先生方との合同見回りのお役目があって参加することになりました。そう、こんな仕事もやっておりますです。

 大牟田市の海側地域は三池炭鉱により近代以降発展してきたのに対して、三池地区などの山寄り地域は歴史が古く、難しい地名が残っています。今回は人通りが多いのと、毎度のお息子さん発の風邪(※本人は周囲にうつして至って元気)により体調が芳しくなかったので、西鉄バスで行きました。バス停は難しい読みのところがありました。御幸返橋(おこがえりばし)なんて、絶対読めませんです。

途中の御幸返橋(おこがえりばし)バス停です。読めるかい!!
Continue reading

Views: 5116

成績と責任

 年度末です。年間成績も出ました。喜ぶも学生さんもいれば、悲しむ学生さんもいます。高専は大学と同様に留年制度があります。基準の成績を取って所定の単位を修めていないと、留年して来年度同じ学年でやり直しです。

 私も成績評価する教員の一人です。大きな権限です。これを行使するに当たって、下記のことを定めています。

・信賞必罰
・成績基準を明確にする
・公明正大に行う
・基礎基本を重視する
・奇をてらわない

です。

 根本は信賞必罰です。下手な情けは却って害だと思っています。自分の客観的評価を受け入れられてこそ、道は拓けるものだと思っています。

Continue reading

Views: 217

冬の有明・久留米・北九州高専弓道交流戦

 2/23(日)は、弓道部の有明・久留米・北九州高専交流戦に久留米アリーナへ行ってきました。主管校は本校ですが、開催は便利の良い久留米アリーナでした。6月に行った夏の交流戦に続いて2回目の訪問です。しかしながら、北九州高専は都合により欠席となりましたので、今回は久留米高専との2校戦となりました。

 天皇誕生日を含む三連休の中日だったため、久留米アリーナとその周辺は各種スポーツで大変賑わっていました。

 久留米アリーナは屋内体育館で、弓道場もその内部にあります。ただし、弓道場の矢道だけは開放されています。そのため寒風がもろに入ってきて超寒かったです。日本列島大寒波中ですから。屋内施設なのに・・・。

矢道からの寒風が寒いのなんのです。
Continue reading

Views: 67

株式会社旭製作所本社工場見学

 2/20(木)は株式会社旭製作所(AG!)の本社工場を見学に行ってきました。旭製作所はガラス製理化学機器のメーカーです。化学で使用するフラスコや蒸留器などが身近な例です。熊本県荒尾市に本社があり有明高専から遠くない立地ですが、同分野では世界的シェアを有する企業です。

 上記の機器を製作するためのガラス加工は正に職人技で、化学を専攻している学生さん達の中にはその魅力にハマってしまう人も少なくありません。応用化学出身の私には非常に身近な存在であり、学生時代は研究室で必要なガラス加工をしたものです。ま、下手でしたけど。一方で、電気電子工学を学んでいる研究室学生さん達にとっては珍しい存在と思います。

Continue reading

Views: 86

∩(´∀`∩) 7E 福田 旺土君、有明高専特別賞受賞!! (∩´∀`)∩

 本日2/19(水)は終業式でした。全クラスオンラインで繋いでの全校集会にて、7E 福田 旺土君が有明高専の特別賞を他コース3名と共に受賞したことが公表されました。3年間の研究室生活における学会受賞3回(これこれこれ)の実績が高く評価されましたっ!!

\(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/

 正に不断の努力の賜物です。

我が有明高専の誇りです。
校長先生を交えて研究室全メンバーで記念写真です。
誇らしげです。

Views: 79

一匹狼

 どうも校内では私は「一匹狼」だと思われているようです。学生さん達がそう教えてくれました。そうなんかなー。

 ま確かに、群れることは好きではありません。宴会も苦手な方です。皆で大騒ぎするよりも、気の置けない少数の人達と一つの小さなテーブルを囲う方が好きです。

 歳を経てキャリアも積んできました。今や研究室の主催者、つまり一国一城の主となりましたから、無理して他と合わせる気はありません。その人が責任取ってくれるのなら別ですけど。

 協調性を声高に叫ぶ人ほど、無責任なものです。合わせて都合が悪い状況になったら、逃げられた、てね。要求してくるくせに、その責任は自分でという人もいます。その人の思考回路と神経がとても理解できないところです。いや、心理学的な研究対象とすれば、一つ賢くなれるのかな。

Continue reading

Views: 113

卒業研究と絆

 週明けで後期は終了し、春休みとなります。2024(R6)年度が終わります。目下卒業研究はまとめの時期です。

 この週末まで、7Eは専攻科研究のまとめ、6Eはその中間報告、5Eは卒業研究のまとめ、4Eはそのレポートと各学年大忙しでした。今期の鷹林研究室は全ての学年が揃っているため、日夜大忙しでした。今週末で全ての書類を済ませることがてきまして、ほっと一息のところです。

 高専は大学と違って、通常授業日程と併行して研究活動が進んでいきます。高校&大学で7年間かけて学ぶところを、5年で済ませようとしますからね。仕方がありません。7Eくらいになって、ようやく研究に専念できる時間的余裕ができます。ですから、研究室に皆で集うのは容易ではありません。同じ研究室に所属しておきながら、違う学年、つまり先輩・後輩を知らないというケースも出てきます。

Continue reading

Views: 81