原著論文を投稿しました。「原著」って言うのはオリジナルな論文のことで、まとめ(review)論文でないものです。苦節4年、高専へ来てからやっと投稿できました。原著論文が出ないっていうのは研究者として致命的であり、研究者の仲間内からも、「鷹林は仕事してんのか!?」、「鷹林は准教授になってダメになったな」という具合に叱られる始末でした(ノД`)
特に5年担任の今年度は、日々の「もう無理・・・」との戦いでした。そう、高専での一本の論文は、大学のそれの何倍もの価値があります。何かと言い訳をつけて、書かない(書けない?)人には分かりませんけどね。
といっても、まだ投稿しただけで、これから査読プロセスが始まります。論文投稿した人なら誰しも、「この論文はバッチリ通る(受理される)」と思うものです。まあ、世の中そう甘くはないのですけど。でも、ちょっと胸のつかえは取れてホッとしています。
久しぶり(ダメなんですけどね)の投稿で感じたことは、研究倫理に関する証明要求が厳しくなっていることでした。手続きの手間が増えたなあと。教育へフィードバックすると、学生さん達皆が皆将来研究関係に携わることはないとはいえ(特許活動はあるでしょう)、世間常識として学んでもらっておくべきことかと思います。
さて、肝心の論文中身ですけど、こちらへ来て新たに展開できたものです。学生さん達がよく頑張ってくれました。私一人では到底展開できませんでした。研究室の新たな礎として育ち、続く学生さん達の将来を切り拓く扉の一つになってほしいものです。
今回は初めて、第一著者ではなく最終著者として執筆しました。論文の最優先権は、第一著者にあります。ドラマでいうと、主役であり、エースです。こちらはもちろん当該学生さん。最終著者は所謂「トメ」で、脇役の大物俳優や監督です。今や准教授という高位職となり、研究室主催者(Principal Investigator, PI)となりましたので、第一著者のポジションはもう卒業と思いまして。
とにかく気が楽になったので、これからどんどん執筆していきます!!
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