導波管(その2)

 前回上げた導波管の話の続きです。当該の6E授業で導波管の実習を行いました。測定は自作(卒研生と技術職員さん作の2つ)の可変ダミーロードを使って、長さを変えたときのLogMagの変化を見てもらいました。長さを得るために、同様に自作のストレート管を付け替えました。同軸変換器(下写真の灰色の信号入力部)は既製品です。測定はNanoVNAを用いてです。

 導波管理論は成熟したものですが、だからといって簡単に学べるものではありません。現在でも大電力通信には欠かせないものです。

導波管と実習セットです。右隅にNanoVNAが写っていまして、ノートPCで制御しています。
ストレート導波管を付け替えして、方形導波管の全長を変えています。
基本となるTE10モードの説明です。電磁波は空間が規制される導波管内において、斜め方向に反射しながら進んでいきます。
上図の続きです。電磁波の進む方向(波数ベクトル k)と軸がずれているため、電磁波は軸に対して斜めに進み、磁束ベクトル Bが成分分割されます。

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