Author Archives: 鷹林 将

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 先日、ある女性の中央官僚さんとお話をする機会を得ました。その中で、「霞ヶ関での周りはみんな東大などの高学歴ばかり。でも、3割は非常に優秀だけど、7割は使えない」と仰せでした。人物評価というものは女性の方が客観的だと思いますので、正鵠を得ているのかと。男性は嫉妬に狂うからなぁ。これを聞いて「その7割は受験マニアの人達だな」と思い、質問しました。同じご意見でした。

 日本は島国で人の移動も少なく、歴史的に平和が長く続いたため、平等主義が発達しました。一見、良いことです。しかしその反面、手段と目的を反対に扱うようになりました。

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Loving Live

 昨年来のご時世、オンライン授業が流行っています。時世とはいえ、私はオンライン授業が好きではありません。学生皆さんの面前での通常のスタイル、つまりライブが好きです。

 そりゃオンラインの方が理論上、対象人数は∞で不特定の人々に一度に配信できます。一回切りの仕事であり、録画しようものならずっと使えます。

 しかしそんな経済効率だけで良いのでしょうか? まあ、過去似たような話をしましたが、もう一度。徒然なるままに。いや、徒然ではないけど。そこはかとなく。

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人もコンクリートも

 嗚呼、GWが明けてしまいます。結局何かしら業務に追われて、完全OFFとは程遠いvacationでした。教員やっている人は教員の仕事が好きでやっているものなのですが、それでもね~。

 なぜこんなに忙しいのでしょうか? 考えてみます。う゛~ん。

 理由は、「人手が足りない」ということに尽きると思います。「効率化」すべきところはあるでしょう。しかしこの言葉は本義的に、抜本的な改善を意味するものではないと思います。

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ピアスと電気的身体安全

 有明高専ではピアスは校則違反で禁止です。ダメですよ。

 でもこちらに来るまでは、ピアスは特に気にしたことなかったです。九州では流行ってるんですか~? まあ、日本は広いからなあ。

 私はピアスの人が近くにいると、「電気的に」安心します。誤解を招かないように説明しましょう。そう、説明しよう!!

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散髪とヘアスタイル

 月イチのペースで散髪に行きます。しかし多忙な今月は行きそびれてそのペースが崩れてしまい、ようやく先週末日曜日に行くことができました。

 散髪は流行の店やチェーン店ではなく、近くの昔ながらの個人店に行きます。一度見つけるとずっと通います。これまでの人生、全国津々浦々で過ごしてきましたが、通った散髪屋さんの数は、一見さんを入れても一桁です。かつて大学進学のために郷里広島呉市を離れ、11年後に広島大学@東広島市の研究員として戻ってきたときは、高校時代に通っていた散髪屋さんにまた落ち着きました。もちろん東広島市にも散髪屋さんはあったのですが、月イチ実家に帰るついでに髪を切ってもらっていました。

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学会リハビリ無事終了とTime is Money

 プラズマ材料科学第153委員会に出ました。リハビリ無事終了しました。「なんで私がここにいるんだろう?」と思いつつ、著名な先生方にご挨拶できたので、OKな一日でした。先生方のご講演を聴いては、「勉強しなきゃ」と刺激を受けました。高専内だけに留まっていると、自分を勘違いしがちです。学会への参加は、自分が全然大したことないことを改めて認識し、明日からの目標を確認する良い機会です。

右が会場のパナソニックセンターで、左奥が東京ビックサイト。とかく田舎者には大都会は迷路です。
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受験勉強ってどうよ?

  新年度が始まりました。始まりの4月、何かと多忙です。ホンマに。ホントに。

 周知の通り、高専は大学と同じ高等教育機関に分類されます。中学や高校は中等教育機関(それぞれ前期と後期)です。注意して下さいね。高専は「1年生から」高等教育機関です。というわけで高専は、1年生から徐々に高等専門教育が始まっていきます。3年生の後半になると、大学レベルの専門教育に入っていきます。中等教育の学習指導要領には縛られません。

 高専は4年次から編入学生を受け入れています。主に工業高校から編入してきます。高校は卒業するまで後期中等教育機関、高専は1年生から高等教育機関です。当然、学習進度には差があります。でも機会は平等に与えられるべきと思うので、ただいま編入生諸君対象に補講をしているところです。

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研究資金と神様の思し召し

 さあ、2年目のシーズンが始まりました。「2年目のジンクス」とならないように、気を引き締めて頑張ります。

 ・・・と言いたいところですが、いきなり研究資金難です。研究費の申請、3戦全敗しちゃいました。

工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

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教えられなかった不幸と叩き込まれた幸福

 担当授業で受講学生さん達からアンケート評価(匿名)を受けるというシステムがあります。先日結果が出ました。反省する点もあれば、う゛~んと思う点もありました。

 担当している電気磁気学(電磁気学)のような基礎理論は、忌避されるものです。今も昔も。電磁気学を大好きという人はあまりいないと思います。

 しかし、化学を専攻してきたものの立場から見れば、電磁気学ができる電気の人は尊敬に値します。回路理論は何とかなるかと思えますが、電磁気学は一朝一夕にとはいきません。

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