Author Archives: 鷹林 将

GWですけどね

 今年のGWは2と6日が平日です。授業があります。

 昨日、コロナワクチン3回目を打ちました。しんどいですねぇ。

 しかし、明日の授業3コマ分の準備してます。

 授業資料はPowePointで作っています。学生時代から、かれこれ20年ほどPowePointを扱ってきました。有明にやって来て、授業を次々にこなしているうちに、ようやく自分のフォーマットが身についてきました。

 とりあえず、できました。

 若い頃はただがむしゃらでしたけど、今その乱雑なその積み重ねが花開いているのかなあと。

 我ながら、よく働いていると思います。はい。

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恩師の近況

 学部4年&大学院博士前期課程(修士)時代の研究室の恩師が工学部長&工学研究科長になられた、という報告が同窓会より入ってきました。

 う~ん、尊敬する方ではありますが、こういう重役に就かれるとは考えてもみませんでした。

 私が居た頃は、人も少ない小さな研究室で、表に出せないトークもたくさんしていました。

 月日は経つものですね。

 私もこの先どうなるんでしょうか。ぬくぬく講座制の下ではなく、個人研究室を主催することになったこと事態があり得ないことなんですけど。

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艱難辛苦に見出す幸い

 資金人材を得て、研究方面は現在ノリノリです。ただし、「好事魔多し」とは言われますから、締めるところは締めないとは思います。

 これまでの人生、人並みの艱難辛苦は経てきましたので、現在をとても、人一倍、有り難く思います。若い時分、様々な艱難辛苦を受けている最中は、「俺は世界で一番不幸な人間か!!」とはよく思ったものです。しかし、その長い長いトンネルはある日突然抜けてしまい、気がつくと、自分は色んなことができるようになっていました。何事も耐えられ、切り抜けることができるようになっていました。

 艱難辛苦を受けることは、遠回りの人生となります。誰しも、順風満帆な人生を歩みたいものです。しかしそんな境遇から学ぶことは、多々あります。

 大切なことは、その目下の不幸を嘆くことではなく、そこに隠されている将来の成功のチャンスを見出すことです。そうすれば、どんな不幸も彩りを変えられます。

 順風満帆な人生は、皮肉にも、その人を貶めます。歳を経て、若人の艱難辛苦を理解できない、上から目線onlyの困ったお年寄りになってしまいうという、人生最大の不幸とは私は無縁かと思います。

 若いときは誰しも、早く花を咲かせたいと思うものです。他人と比較し、咲かせられないことを嘆き悲しみます。しかし、時間をかけてから咲いた花は、何よりも美しいものだと思います。

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いつの間にやら、城主です

 ただいま、怒濤の研究室整備に追われています。

 ふと気がつくと、私は研究室主催者となっています。一国一城の主です。いつの間にやら。

 学生時代の研究室は、旧帝大の伝統に従う講座制でした。つまり、教授の筆頭に、助教授・助手・秘書という複数の教職員が一つの研究室を構成していました。

 一方、他の大学は、教員一人で研究室を主催するスタイルが普通です。海外なんかもそうですね。

 「一人で研究室を主催するなんて、ムリムリムリムリ~」と、学生時代から思っていました。大教授の下でぬくぬくと生きていくのが理想でした。純粋に自分の研究だけを考えて。

 でも我が人生、そう自己中的に思ったことは、必ず逆の事実が降ってきます。そう、一人で研究室を運営することです。

 研究方針だけでなく、学生さん達への研究テーマ割り振りに教育指導、予算の獲得などなど、研究室運営は様々な仕事があります。日々暗中模索です。

 そんな理想とは真逆の現実の困難に悪戦苦闘しながら、何とか一期生を送り出しました。

 共同研究者に恵まれ、装置も揃い、予算も獲得しました。

 あれ? いつの間にやら城主です。

 人生、何とかなるものですね。

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担任始めました

 今年度から、4年生エネルギーコース(4E)の担任となりました。

 目下、たまらなく忙しいです。「忙しい」ということを他人に言うのは好きではないのですが、まぁ忙しいです、ホントに。

 併行して、研究室の整備もしていかなければなりません。装置も移設でき、実験の立ち上げへ向けて、諸々の準備に追われています。

 帰宅したら即爆睡し、夜明け前に目が覚めて仕事始めます。電灯のない、平安時代の勤務体系かな。

 一般的には寝ている時間から、諸事連絡を飛ばします。悩んで眠れていないのではなく、早く寝るので、早く目が覚めるだけです。

 5月になったら、少しは落ち着くかなぁ・・・。

 幸いなのは、学生の皆さんが揃って優秀であることです。助かります。一人だったら確実に潰れています。

 研究室と4Eの学生さん達を、相応の実力を付けさせて世に出すことが使命です。

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2020年度SAGA-LS利用報告書

 だいぶ時間が経ちましたが、2021年11月8日付けで、佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター(SAGA-LS)での2020年度利用報告書が公開されております。

課題番号: 2012128F 機械工学応用を志向したダイヤモンドライクカーボン膜の化学構造解析

です。

 こんな風にやってました。

 そんな感じで仕事しています。

よろしくです。

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CVD装置到着!!

 有明帰郷後、中一日空けて、仙台からのトラックを待ちました。実験室にスペースを用意しましたが、果たして入るかどうか・・・。

移設先の実験室です。何もありませんけど、入るかな・・・。
トラックが到着しました。運転は丸2日がかりです。ご苦労様です。
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CVD装置移設への旅(その1)

 東北大学からCVD装置を移設する最終作業のために、またまた仙台を訪れました。

 西鉄大牟田駅を発ち、福岡空港から仙台空港へ飛行機に乗り、空港からは鉄道を使って仙台駅に着きました。

 まずは腹ごしらえです。

仙台で定食と言えば、「半田屋」さんですね。これでごはんのサイズは「小」です。

 作業の前に、震災遺構を見学しました。仙台東部道路を抜けて、太平洋に面した荒浜地区の旧荒浜小学校に着きました。

同行した研究室学生さん達です。
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そうだ、有田へ行こう!!

 先の休日、ふと思い立って、佐賀県の有田町に行きました。そう、有田焼の有田です。

 Google Mapさんで調べてみると、有明沿岸道路のおかげで、有料高速道路を使わずとも、2時間かからずに行けることが分かりました。

 出発して、有明沿岸道路を快調に進みました。一本道の有明沿岸道路は、自動運転には最適です。大牟田沿岸の工場地帯を過ぎると、眼下には広大な有明海干拓地が見えました。現在終点の大野島ICで下りて、佐賀平野を進みました。広大な平野は、山がちな郷里広島では見られない風景です。こんな広大な平野、はたまた逆に、山形のような四方を高峰に囲まれた盆地を通る度に、そこに住むとどんな気分になるんだろうかと思います。

 国道から脇道に入って着いた有田は、小さな町でした。各店に所狭しと焼き物が並んでしましたが、我が王子が不満を体現するので、ゆっくりとは見られませんでした。一枚、いや十枚足りなくなったら困りますので。

 まだ早かったですね。

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研究室改造工事

 プラズマCVD装置搬入を前にして、実験室の改造工事を行いました。200 V三相電源と真空ポンプ排気用ファンの取り付けを行いました。

 Eの教員とはいえ、そんな工事の才能はございませんので、E科OBの(株)森田電工様に工事をお願いしました。私と研究室学生は、向学のため見学です。

天井裏に配線を通します。
テキパキ進められます。
新しい200 V三相の分電盤です。

 今は教える学生でも、年月が経てば攻守逆転です。仲良くしておきましょう。

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卒業式 ~ 教うるは学ぶの半ば ~

 週末は卒業式でした。

 こちらに来てから、初めて授業を持った学年でありました。着任早々コロナで、顔も何も知らないまま遠隔授業から始まりました。

 高専というものをよく知りませんでしたので、試行錯誤の日々が彼らに迷惑をかけたと思います。

 全体の式の後は、コース別の式でした。私は通路の傍らに座るただの列席者であり傍観者の一人でしたが、一人の学生が私の前を通って、深々と礼をしてくれました。ま、私にはそれで十分かなと。

 大切なことは、知識や経験を笠に着て、上から目線で学生の人生を決めつけることではありません。例えそれが正しかったとしても。そうではなくて、同じ目線で対等に付き合うことだと思います。言いたいことを言うと同時に、言いたいことを言わせる。

 間違えることは、予防接種みたいなものです。正しさだけを一方的に植え付けても、育ちはしません。角を矯めて牛を殺すだけです。答えは自分で見つけるもの。

 しかし、そんなことも何歳までできるかなーと思いつつ。歳を経て立場が重くなっていけば、そうも言ってられません。

 最近流行の言葉で言い換えると「寄り添う」なんでしょうが、この言葉も上から目線の印象を拭えませんね。

 「教うるは学ぶの半ば」です。

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