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高桑先生ご来校 (1/3) ~ 真空ベーキング ~

 3/22(水)~25(土)の間、東北大学 高桑雄二先生のご来校いただきました。今回は、真空ベーキングの実地教育のためにお越し頂きました。以前にも同様の件でお越し頂きましたが、前回はかもめ号だったので、今回はみずほ号を行いました。月日を経て装置も安定稼働でき、学生さん達も使い慣れてきましたので、再度の教育でマスターするための機会としました。

 卒業式は経ましたが、5E・4E有志一同で行いました。

 3/22当日午前はWBCの決勝だったので、まずはそれが終わってからということにしました。校内事務方でも盛り上がっていました。

なんやかんや言っても、日本は野球の国です。
作業開始です。
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応用物理学会(8年振りX回目)

 第70回応用物理学会春季学術講演会に行ってきました。春の応物ですね。私のメイン学会の一つです。企業生活や高専に来てからのコロナ対応と研究室立ち上げ作業もありましたので、実に8年振りの参加、8年振りの全国大会となりました。

会場の上智大学 四谷キャンパスです。帝都東京のど真ん中です。
会場のメイン看板です。8年振りですよ、8年振り。長かった・・・(ノД`)

 この間、発表がハイブリッド形式に変更されてたりと、いやもう、過去の浦島太郎ですよ(※ハイブリッド形式の準備があり、タイトルページの写真は撮れませんでした)。なお、学生さん達は卒業式がありますので、私だけの参加となりました。

 田舎の高専からやって来たので、そこそこ話を聞いてもらえれば良いかと思っていました。秋は熊本で行われまして、学生さん達に頑張って欲しいと思っていますので、その事前調査ということでやって参りました。このコロナで学術の進捗も停滞していたことが、せめてもの救いかと。

 下記、共同研究2件を加えて計5件発表しました。最初の2件は、共同研究先の岡山理科大 中谷 達行先生の博士課程学生の福江さんです。直接お目にかかるのは初めてでしたが、非常に優秀な方でした。本来ならば私が露払いをするところですが、プログラムでは逆に編成されていました。

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雑誌コーナー

 ポスターコーナーに続いて、研究室に雑誌コーナーを作りました。狭い研究室はありますが、整備しております。

 私が所属している学会の学会誌を揃えています。学生さん達に手を取って覗いてみてもらえばなと。世の中の広さと、学ぶべきかつ目指すべき道の標になれば良いかなと。研究室所属したら、もうテストの点数を競う時期でも年齢でもありませんよ。

 と言いつつも、私はこの手の雑誌をあんまり読まない人なので、学生さん達には何か面白い記事があったら教えてもらえればなと。

 と言うのも、学生時代に恩師から、「論文雑誌を読むよりも、教科書を読みなさい」と教えられことを何となく律儀に守っておりまして。論文雑誌は最先端のことではありますが、最先端はグレーゾーンです。ホントかもしれないしウソかもしれない。まあそれが面白いことではありますが。一方で教科書は最先端のことではないですが、まず間違いはない。先でバタつくよりも、しっかりと基礎を固めなさいということで。

 いやいや、話が変な方向に行きました。雑誌コーナーは、元に立ち戻って、道しるべとしてですね。

それなりに映えるかと。
地震対策もしています。

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KRIS2023の旅 (2/2)

 翌日3/2は学生さん達(5E 古賀君と福田君)のポスター発表でした。前日の私の発表ではいつもの如く、学生さん達の前振りをしたので、お客さん来るかな~と期待していました。

5E 古賀君です。
5E 福田君です。古賀君の2つ右隣です。

 多くの来客があり、両名とても頑張っていました。結局、古賀君と福田君はこの1年、計3回ポスター発表することになりました(これこれこれ)。スケジュールの都合上、全て国際会議となってしまい、全て英語で対応して頂きました。本当にご苦労様でした。

 この会議を通じて、他高専の先生方とも知り合えることになり、また貴重な意見交換もできて、とても有意義な日々となりました。また、他高専の学生さん達の中には非常に素晴らしい発表をされる方々もいて、本校はもっと頑張らなければならないよな~と、一同気を新たにしました。

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KRIS2023の旅 (1/2)

 3/1(水)~2(木)、東京の一橋講堂で開催されKRIS2023 (The 1st KOSEN Research International Symposium)に参加してきました。5E学生2名と私の計3人で発表してきました。

 3月は卒業シーズンで何かと多忙のため、当日早朝の移動としました。

早朝の西鉄大牟田駅です。
大牟田駅の全景です。西鉄ホームからJRホームを。

 早朝の西鉄大牟田駅でしたが、通勤の人達で電車は割と混んでいました。

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研究引き継ぎ中

 来月は卒業式です。5年生は巣立っていきます。1年半の研究室生活は、長いようで短いものです。

 有明高専では4年次後期から研究室配属となりますので、半年間学年が重なります。というわけでこの春休みは、5年生から4年生へ技術の伝授を行ってもらっています。

 今年の5年生には、装置の移設から、トラブル対応立ち上げと大変お世話になりました。おかげさまで、1年を経ずに実験環境が整いました。一人では到底なし得なかったことです。

 続く4年生は、優秀な学生さん達が揃いました。

 さーて、これらの才能を世に出すためにも、研究資金をどうするかな・・・(ノД`)。

5E 福田君(右)から4E 内藤君(左)への技術継承です。

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アンカーボルトと装置移動

 春休みになって少し余裕ができたので、研究室の整備を行うことにしました。まずはPA-PECVD装置用のガスボンベ立ての地震対策として、アンカーボルトで固定しました。技術職員の吉冨先生にお手本を見せていただいた後、学生さん達が行っていきました。

まずは吉冨先生のお手本。さすがです。
続いて学生さんです。4Eの内藤君がチャレンジです。
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古文漢文ルーティーン

 この学年末の時期は、学生さん達の卒業研究関係の論文やレポートを読みます。若い学生さん達は、少なくとも高専生活では、自分でまとまった論理的文章を書く機会があまりないので、読んでいて日本語としては引っかかる表現が目に留まります。文法的におかしいわけではないですけど、読んでいてしっくり来ないです。論文は論理性を重視しますから、ココは何か論理がずれているなーと感じるところもあります。

 かくいう私も、現役で論理的文章を書く人です。昔、広島大学で研究員をしていたときに、ボスだった高萩 隆行先生から、「文章は読んでいてツルツル入ってくるものでなければならない」などと言われました。当時は博士として駆け出しだったので、研究者として生き残るために、必死に研究して論文を書いていました。論文を世の中に認めてもらうには、研究内容もさることながら、きちんとした文章が書けることも大切です。

 そんな文章を書いていては、時折ふと立ち止まって、有名な古典の一節を暗唱します。中学か高校時代に暗記したものです。確か授業で暗記を求められたような記憶がありますが、よく覚えていません。暗記しているものとしては、

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阿加先生

 ちょっと日付を遡りますが、1/16(月)に有明高専のグローバルエンジニア(Global Engineer)育成事業の一環として、東北大学大学院 工学研究科の阿加 賽見(あか さいけん)先生にご講演いただきました。本年度は国際交流室のメンバーとして、このGE講演の企画運営に携わっています。

 阿加先生は、私の東北大学時代(前の前の職場)の共同研究先の大学院生でして、現在は別研究室の助教をされています。今回そのご縁で、遠く有明高専までお越しいただきました。講演内容については、有明高専の公式HPにて報告しています。司会はもちろん、私ですね。

準備中です。右の私は学生の出欠を取っています。
スタートです。

 ご講演後は、近年の研究についてのDiscussionの他、校内をご案内しました。

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Nice 真空!!

 本日1/24(火)は寒波です。九州ですが、寒波です。

 寒い環境ではありますが、真空にとっては良い環境でもあります。それは、乾燥して湿度も低いので、真空チャンバー内に残存しているガス分子が大人しくしていてくれるからです。ガス分子の運動は真空を悪くし、実験に悪影響を与えます。

 イオンゲージ(真空計)の値が約6×10-6 Paを示しています。市販品ではここまで下がらないですよね!? Niceな実験日和です。

「追い込み実験して下さい」と言わんばかりですね。

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